真逆なギタリストとの2デイズ | 山岸笙子ジャズピアノ&ボサノバ弾き語り

山岸笙子ジャズピアノ&ボサノバ弾き語り

山岸笙子(しょうこ)、本業はジャズピアニスト。 たまにポルトガル語でボサノバ弾き語りも。
ライブ及びCD情報は
http://www.shokojazz.com

5月17日.18日は珍しくジャズギタリストとの共演が続きました。

しかしこの二人は真逆ですね。

17日、渋谷koーkoでのギターは土屋秀樹さん。ライブのリーダーはジャズボーカルの山岸隆志。私のピアノと三人でのライブでした。
土屋さんのギターは、共演したことはないのですが、ライブを見に行ったときに、歌の伴奏でとんでもなく自由な演奏をしていて、面白い!と思って今回頼んでみましたが、予想以上に変態でしたね、笑。

もう全くタイムのないフリージャズみたいになったり、キーやコードも自由になっちゃうし、子供がギターというおもちゃで遊んでるみたいで、楽しくて共演しながら笑っちゃいました。

歌のイントロでも1拍目から弾かなかったり、難しくて、こんなに緊張感あふれる歌ライブは初めてです。
けどすごく楽しかったので、ああ、ジャズってもっと自由に演奏していいんだなと思って、翌週の歌の伴奏など、この影響を受けてハジけてしまいましたよ。新しい世界を見せてくれてありがとうございました。

まあそれとは引き換えに、翌18日の銀座さくたみでのライブは、オーソドックスなギタリスト、ピーターモンゴメリーさんのリーダーライブ。
ピーターには他店で何回も仕事もらってますが、いつもベースがいたので、今回は初デュオということで楽しみにしていたら、当日お店に行ったら、なんとベーシストがいてビックリ。

ピーターにピアノとのデュオが未体験だから音源がたくさん欲しいと言われて、色々録音を送ったのに、結局デュオは難しいから断念したとのことでガックリ!

石橋をたたいて渡らないタイプなのね〜
いきなり現れたベーシストが若い!それなのに音はオトナでまた驚く。
聴けば中学からジャズアンサンブルやってたそうで、そんな時代なのかとビックリ。
小池勇輝さん、まだ学生らしい。
もちろんベースがいた方が演奏はやりやすいんだけど、お店が定員6人の狭さなので、今まで出たバンドは皆デュオで、バンド三人入るのは初とのことで、身動きが取れない感じ。

ピーターはノリノリでジョージベンソン風に歌いながら弾くスタイルでお客さんを楽しませていました。

銀座で高級日本料理を食べながらジャズを聴くのは素敵ですよね。予約制なので気をつけてください。優しいマスターです。

ところで、6月の私のリーダーライブは二本。

6月1日金曜、渋谷ko-koでピアノトリオをやります。ベース林正男さん、ドラムス田村陽介さん。

そして6月24日日曜には草加シュガーヒルで、アコースティックギターの山口友生さんとのデュオ。

どちらもとっても楽しみなライブです。
ぜひよろしくお願いします!