食養生72 「日本人がよく食べる麺」第1位とは? | ジュゲン 小森社長のブログ

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創業67年、神奈川県 戸塚にあります
健康食品会社 ジュゲン(株)代表取締役 小森拓也です。
【食養生】を月に1回、書いています。

食養生とは、医食同源
病気にならないための食生活
日本人の体質にあった食と健康の話です。

小森です。

 
「あなたはそば派?うどん派」

と聞かれた時、どっち派と答えますか?




 
私はどっちも好きなので、この質門悩ましいところなのですが
 
らーめん、うどん、そば、パスタ、そしてこれからの季節にはそうめんやひやむぎなど、

日本人は麺大好き国民ですよね❗️
 

インターネット調査によると
「日本人がよく食べる麺ランキング」は、
 
第3位が「そば」(8.9%) 
第2位は「らーめん」(35.6%)  


そして第1位は
「うどん」(42.3%)
 
 
だそうです。
 
ちなみに
第4位はパスタ(7.6%)
 
そうめんやひやむぎなどは、
 
第5位その他(5.6%)
のようです。
 
よく「東のそば、西のうどん」なんていわれますが、
うどん派が圧倒的なんですね。


 
たしかにさぬきうどんをはじめ、この時期の冷やしぶっかけうどんも美味しいですよね。




私もコシがあるうどん、大好きです。


 
でも健康面でいえば、小麦粉で出来ているうどんやそうめんよりも、そばのほうが健康効果が高い栄養が多いですよね。

ポリフェノールの一種であるルチンは血液をサラサラに、ビタミンB群は疲労回復に効果的といわれています。


茹でたあとのそば湯も水溶性のビタミンなどの栄養が溶け出ていて摂ることができますよね。
 
それでもうどん人気が圧倒的なのは、なぜなんでしょうね?

しこしこした食感やトッピングの豊富なバリエーションなどもあると思いますが、

うどんのほうが歴史が長く、全国により広く分布していたからかもしれません。
 

うどんは奈良時代に中国から小麦粉で出来たお菓子が伝わってきてそうめんが生まれ、それから派生して今の形になったそうです。


ですから日本最古の麺はそうめんなんですね。

日本の麺文化は、そうめんからひやむぎ、にゅうめん、うどんと工夫されていき、きしめんや稲庭うどんなど各地のご当地麺に派生していったようです。

 
そうめんとひやむぎなど区別がつきにくいものもありますが、ちなみにそうめんとひやむぎの違いは、麺の太さだそうです。

 
直径1,3mm未満ならそうめん、
直径1,3mm以上、1,7mm未満ならひやむぎ、
そして、
直径1,7mm以上ならうどんと
JAS(日本農林規格)で定義づけられています。
 
そばはそれからずっと遅れて、江戸時代に普及・定着したようです。

ダイエットにもうどんなどの小麦粉の麺よりも、
つなぎの小麦粉の割合が少ないそばの方が適しているでしょう。
 
でも日本国民人気ナンバーワンは「うどん」なんですね。
 
 
真弓定夫医師が仰られていたのを思い出しましたが、
 
同じ小麦でも、日本の小麦は水分が多いそうです。

それに比べ、欧州の小麦は乾燥して水分が少ないため

パスタはオリーブオイルを絡ませたり、パンにはバターをつける食文化が生まれたんですね。




 
だから日本の小麦粉にはコシがあるうどんがあっていて、いつまでも人気があるんでしょうね。
 

同じ小麦粉でも気候や風土によって、食文化がいろいろあって面白いです。


うどんを筆頭にした日本の麺文化は、世界に誇る伝統食文化。
 
これからの暑い夏も、冷やしうどんや冷たいそうめんで美味しく楽しんで涼みましょう!







次回の食養生は7月1日にUPしますパー

それでは、また。