御朱印本チェック!「御朱印でめぐる東京の神社」 | 神様が見えない人でも、御利益をしっかり いただける方法

神様が見えない人でも、御利益をしっかり いただける方法

私たち「神様癒し隊」が八百万神の御用人としてやっていることや、ほんとのほんとの神様の本音、そしてみんなができることなどをお伝えしていきます。

御朱印本チェック第5弾^^♪

 ダイヤモンド社/ダイヤモンド・ビッグ社の
 地球の歩き方 御朱印シリーズ
 “集めるごとに運気アップ! 開運さんぽ”

「御朱印でめぐる××の神社」シリーズの
最新刊「東京の神社」です。

 


全国版、関東版と発行し好調に売れている
ようで、今回東京都内に限定した東京版が、
関東版の発行からわずか1年半、
2018年6月20日に初版発行されています。

 

裏表紙には、
『「御朱印と御利益が凄い!」と評判が高い
東京都内の神社を約2000社のなかから厳選
100社以上の神社とその御朱印を紹介して
います。』
とあります。
ちなみに関東版では、同じ内容で、
『関東エリアの神社を1万社以上のなかから
厳選』
でした。ということで、
タブって紹介されている神社も多くあります。

 


さて、その中身ですが、
立ち読み的な感じでパラパラっと見れば、
さすがにシリーズもので、情報量が多い
けども、うまくレイアウトされているので

見やすく、1,300円(税別)に対してお得感

満載という感じです。

ただ、
私たちも、著作だけでなく、編集協力や
監修をさせていただくこともありますが
その視点からの評価は、一言で言うと
中途半端

企画・編集会議で、誰をターゲット
しているのか? 通常は問われると思う
のですが、全国版、関東版が順調なので、
それほど議論せずに出版することに
なったのかなぁ。

もし私たちが編集会議に参加していたら
「これまでの読者は対象とするのか」
まずこれをはっきり決めておくでしょう。
そうでないと、編集方針が決まらないと
思うのですが。

これは、実際、関東版と東京版の両方を
手にされた皆さんはお感じになると思い
ますが、全く同じ内容のページも多い。。

 


一部は、細かく見ると、同じように見え
ても、少し手がいれてあったり

神社・御朱印の紹介ページで、同じ神社
同じ写真のままのページでも、その説明
が少しずつ変更してあったりして、
全体的に見直しはされたんだろうなぁと
思います。
たとえば、以前は「拝観」とあったのが、
今回は「参拝」に変えてあって、これは
正しい変更ですね。

だったらまずは、
全ページちゃんと手を入れれば
関東版を持っている人でも、東京版も
買ってくれる可能性は高まるのに、
パッとみたら、「同じかぁ、じゃぁいら
ない」
となってしまいそうです。

 


そして、手を入れて情報を加えたり、
変更した部分
について、よく見ると
「え?」と思うことが多いことが、
残念です。

やっつけで、詳しくない人が、誰かに
ちょっと聞いた情報を載せていたり、
自分の考えを定説のように書いたり、
そんな感じもします。

逆に、全国版や関東版で、私たちが
指摘した点は、修正されておらず
。。

 

御朱印本チェック!「御朱印でめぐる全国の神社」

https://ameblo.jp/kamisama-iyashitai/entry-12387213348.html

御朱印本チェック!「御朱印でめぐる関東の神社」

https://ameblo.jp/kamisama-iyashitai/entry-12387218750.html

 

こんなところにこんな神社があるんだ、
とか、こんな御朱印がもらえるんだぁ、
ここに行ってみよう、という感じで、
タイトルどおり
「御朱印でめぐる××の神社」という
感じで読むなら、よい本だと思います。
あくまでも、御朱印いただきに行く
いう感じですね。

しかし、
こちらもタイトルであるように、
“集めるごとに運気アップ!
“週末開運さんぽ”ということで、
運気をあげたいとか、御利益をいただき
たい
と思って参拝しようと思う皆さんは、
情報量がいくら多くても、そのために
ならない情報だと本末転倒ですよね。

私たち神様いやし隊としては、
このブログのタイトルのとおり、
できるだけ多くの人に、御利益をいただいて
欲しい
と考えています。
それらを助ける書籍等が増えてくることも、
とても嬉しく、良いことだと考えています。

なので、
ちゃんと御利益をいただけるように
知識を身につけ、実践できるように
なるよう書いてあれば、推薦できる
のですが、御利益どころか、間違えた
知識を身につけ、穢れを持ち込むよう
になってしまっては、神様たちも
悲しまれます。

実際、今回のこの本も、「残念だわねぇ」
とおっしゃられています。

この書籍を見る前に、ちゃんとした知識
もっていて、それ違うよなぁと思いながら
読める皆さんは、それはそれで良いかも
しれませんが。

たとえば、『愛宕神社さん』
今回、追加された内容として、
以下が書かれています。
「6月のほおづき市のときには茅の輪が
設置され、これをくぐると災いが避け
られるといわれています。」

 


茅の輪は、最近多くの神社が設置される
ようになり、私たちのブログでも何度か
ご紹介していますので、ご存じの皆さん
も多いと思います。
「夏越の祓(なごしのはらい)」と呼ば
れる半年間の罪穢れの祓い清めです

よね。

他の神社での夏越の祓は、6月末日に
おこなわれますが、愛宕さんでは、
ほおづき市の2日目に行われるのが
慣例となっているようです。

 

 

そして、茅の輪くぐりをして、
ちゃんとお祓いをすれば、
延命長寿や無病息災にもつながる
ということで、結果的には、
その説明は間違ってないことになり
ますが、だから、本来の意味や
その背景をすっとばして、
茅の輪をくぐれば災いがなくなる
と言ってしまっては、
風が吹けば桶屋が・・みたいな、
意味のない説明となっていて、
少なくとも御利益や開運からは、
かけ離れてしまいます


同じように、
「ほかにも防火、防災の御利益も」
と書いてありますが、
いやいや、もともと火の神様ですから、
そちらが本当の御利益ですよね。

石段を馬で上がった人が、それを評価
されて、その後出世したということで、
出世の石段といわれているわけで、
もともとは御祭神の御利益とは関係ない。
神様たちは、その勇姿を評価して
出世の御利益を与えたかも知れませんが
だとすると、石段の男坂以外の、
裏から車でとか、エレベータでとかで
本殿まであがってきて、出世祈願しても、
違いますよね。

 


もちろん石段を上がればよいということ
ではなく、本殿前で、
「私も曲垣平九郎さんのように勇気をもち
これこれこういうことを、これだけ
頑張っていてこれこれを目指しています。
ぜひお力添えをお願いいたします。」

というようなことが言えれば、
御利益をさずかる可能性がグンと
あがりますよ


あと、御利益や開運をもとめて
ほおづき市の日を話題にするなら
1000日分の御利益の「千日詣り」
の話があってもよかったのになぁと
思います。

 


いやいや御朱印本だし、そこまでは
ということかも知れませんが、
でも、その日の御朱印は、特別な
ハンコ
を押してくださるのですよね。

私たちは、今年、ちょうどこの日、
神社参拝グループコンサル学習会
参拝し、御朱印をいただきました。

 



巻頭インタビューは、関東版と同じ
CHIEさんが登場されています。
今回は、お一人だけですが、
『CHIEさんの神社&御朱印
開運講座 Vol.1 東京編』とあり
『続きは今後発行予定の本に掲載!
お楽しみに!』
とあります。

 

 

今後、各地版を出版していく予定で
連載されていくのかな。
これも、これまでの読者をターゲットに
しているのか、そうでないのか、なんか
中途半端な気がするところです。

で、その中身についても、
『CHIEさんが伝授!初心者でもツウに
なれる参拝講座』
とあるのですが、
う~ん、これ本当にCHIEさんが
書いたの?という感じがします。
質問の答えと説明があってない。。

御朱印帳の裏面は?という質問に、
表裏に書いてもらってもよい。
でも私は片面だけにしています、と。
ツウになるにはどちらなの??

神社とお寺で分ける?も紙面を
割いて書いてある内容は、その質問の
答えではありません。

さらに、今回も、
『もっと知りたい御朱印Q&A』
というページがありますが、
そこにこれらと同じ内容があります。
そちらにあわせて、CHIEさんの
回答を作ったのかな?

 


ちなみに、
御朱印をいただく面に関しては、
私たち神様いやし隊のおススメは、
ズバリ「片面のみ」です。

理由はいろいろありますが、
その一つをわかりやすく言いますと、
両面書ける色紙があったとして、
好きな芸能人にサインをもらった色紙の
裏面に、別の芸能人に書いてもらおう
と思いますか?
ということです。

その二人が特別な関係のある人なら、
ありかも知れません。
たとえば、悪友的な存在で仲良しの
石原良純さんと長嶋一茂さんの二人なら、
あえて表裏に書いてもらって、どっちが
表なのかを言い争ってもらうと、楽しい
かも知れませんね。

神社でいうと、たとえば関係の深い、
内宮と外宮が裏表、ならありかも知れ
ません。でも、全ぺージそんな感じ
で裏表をあわせるなんて、それこそ
神業ですね。

あと今回、御岳山で編集部女子が
「初めての宿坊&滝行で生まれ変わる!」
という企画があります。
客観的には、面白い企画を入れてきたな
という感じがしましたが、中身を見ると、
何か、神聖な場所にふざけたお笑い芸人が
受けねらいで、けがしにいくような番組が
たまにありますが、まぁそこまでいかない
までも、でも何か同じにおいがしました。

そもそも、滝行などの修行って、お寺さん
ですよね。実際、内容のほとんどがお寺さん
モード
です。神社ならば穢れ祓い、禊です。
「自分の日常に喝!穢れ祓いへ」みたいな
タイトルだとまだよかったかもですが。
毎日に刺激が欲しくて、、、そして頑張った
からご褒美にワイン。
う~ん、生まれ変わってませんね。。

また、今回同じく新しく企画されたページ
として、「キーワードで知る神社」がある
のですが、そこでまず最初にあるのが、
「稲荷」。これの内容はアウトですね。

 

 

皆さんなぜアウトか、わかりますか?

 

多くの人がお稲荷さんはコワいと聞いた
ことがあると思います。
本当にそうであり、本当はそうではない
のがお稲荷さんです。
こんな紹介をしていては、バチがあたり
ますよ、と言ってあげたい。

まぁ多くの皆さんは、お稲荷さんのことを
ご存じだと思いますので、大丈夫だと思い
ますし、御朱印をいただきにだけなら、
問題はないでしょう。
でも、何かお願いや、御利益をいただきに
なら、そんな気軽に参拝を楽しみましょう
とは言えませんね。

なんかこんなところで、ちぐはぐな
中途半端感を感じるところなのですよねぇ。

もちろん、このシリーズの書籍を批判したい

のではなくて、影響力のある書籍なので、

ぜひちゃんとした内容にしてほしいという

願望と、本当の意味での日本のこころ

出版社も読者の皆さんも、神社を通じて

感じて欲しいというのが本心であり、

そのサポートは、私たち神様いやし隊の
任務でもあるのです。


冒頭にも書きましたように、
どこに神社があって、どんな御朱印が
いただけるということを知って、行って
みる用にということであれば、OKです。

書いてあることを、うのみにせず、
何かピンときたとか、気になったという
神社さんを、ちゃんと調べたり
実際訪れてみて、いろんなことを感じて
みること
は、とてもよいと思います。

 

いきなり、開運とか御利益とか言わずに

御朱印を切り口に、神社や神様、そして

日本のこころや神道というものに、

ふれるだけでも、日々の何かが変わって

くると思います。

 

とはいえ、くれぐれも穢れを持ち込んだり

他の参拝者に穢れを広めたりはしないで
くださいね。

 

 

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