国民共済か県民共済か?
保険を見直す訳
※ここには健康な方に向けて、保険を見直して変更する内容がが書かれています。
保険を変更するには、改めて現在の健康状態の申告が必要になります。
申告する上で健康上問題のある方は、特に慎重にお考えの上、参考程度にお読み下さい。
今来るべき老後に向けて、少しでもお金を貯めておこうと無駄を省いている。
そのうちの一つが保険の見直しだった。
今まではなんとなく適当に入っていた保険だが、今回は自分なりにコスパを厳しく判断して行きたいと思う。
現在の保険は国民共済の総合+医療安心で月々4100円になる。
死亡、後遺障害、入院、先進医療と、結構まんべんなく保証されている。
これはこれで問題ない。
でももう少し月々の出費を抑えられないだろうか?
見直したポイント
以前ネットで見つけた無料で保険の相談ができる所に電話をかけた時、いろんなパンフレットを送ってきてくれたが、答えは見つからなかった。
まあ無料だから・・。
自分だけで保険を決めるのはとても難しい。
近くに詳しい方がいると本当にうれしいのだが、いないから仕方がない。
素人なりに自分で考える他ない。
ネットを使って。
その結果を以下に記す。
- 交通事故に関してはこちらが事故を起こした場合、自分の自動車保険で、起こされた場合は相手の自動車保険でカバーできる事にして、それ程重視しない方向でいこう。
- あまり先の保証まで考えても仕方がないと思うが、安く長く続けられる保険があるならあるに越したことはない。
- 死亡保証より、私が生きてる間の保証を優先してみる。なるべく医療関係の保証は充実させたい。ポイントは入院、手術、先進医療といったところか。女性であれば女性特有の病気を保証するプランが国民共済にはあるので、それもいいかもしれない。
- 3に関連してガンを含む三大疾病と先進医療にどこまでこだわるか。
- そして、完全な安心を保険に求めても仕方がない。キーワードは「落とし所」。
・・といったところか。
国民共済
もし死亡保障を重視して、コストを抑えた保険なら国民共済の総合タイプだろう。
死亡、重度の障害に1200万、入院日額は5000円で月々1800円なのだから素晴らしい。
ファイナンシャルプランナーの方によれば、入院日額保証はとりあえず、5000円キープできれば良しとのこと。
実際は一万円ぐらい見ておくと安心らしい。
他に、総合2倍タイプというプランがある。
普通の総合の2倍、死亡重度障害に2400万、入院日額10000円で月々3600円。
これなら病気保証にも文句ない。
欲を言えば、先進医療の保証が欲しい所か。
これにするか・・。
いや、だめだ!
残念ながら、総合2倍タイプは44歳までという年齢制限付なのだ!
国民共済にはいくつかのコースで年齢制限があり、他には私の候補だった「総合+医療安心H」、「総合+ガン保証プラス」などもそれぞれ特約部分が44歳以下が加入条件になっていたので諦めざるをえなかった。
ならば思いっきりスリムにしてみようか。
59歳までは動かせるし・・。
医療安心タイプだけでいいのではなかろうか?
医療安心タイプというのは、月々2300円で、入院日額6000円、手術6万円、先進医療も600万までというコスパの高い保証内容。その分死亡保障は薄くなるがしかたない。
保険選びはどこで妥協するかが鍵になるんじゃないかと思う。
但し、医療安心タイプの弱点は、70歳で継続がなくなる、と言うことだろう。
あるにはあるが、高額の別コースになるから、この価格帯の選択肢にははいってこない。
国民共済総合なら85歳まで継続できる。
保証内容は変わるが、継続する選択肢はあるということだ。
ただ、総合なので医療の保証を重視したい私としては躊躇せざるを得ない。
都道府県民共済
そこで県民共済である。
各都道府県で月額、条件が異なってくるので注意したい。
私の場合は千葉県民共済だ。
千葉県民共済、入院保障2型。
私はとりあえずこれに決めた。
月々2000円、60歳までの入院保障は一日1万円。手術10万円まで、先進医療150万円まで。
さらに条件は変わるが、月々2000円で、85歳まで保障を受けられる。
何より県民共済がすごいと思ったのはその疾病特約だ。
三大疾病特約は月々1200円、新ガン1型特約を月々1000円というお手頃価格で追加できる。
しかも健康なら64歳まで申し込めると!
年齢で諦めていた方には朗報だろう。
ただ、県民共済入院保障2型の85歳での保証内容は、ほぼ入院日額2000円のみ。
終身保険に入っていない場合にはないよりマシかな・・。
他には、県民共済はネットでコース変更が申し込めるのもいい。
国民共済はネットで確認はできるが、保証内容の変更などは今の所書面のみになるようだ。
また、県民共済というからには他県に引っ越したらどうなるのか?という心配もあったが、その点は大丈夫だった。継続して千葉県民共済を続ける事もできるし、移動先の都道府県の共済に引き継ぐこともできるそうだ。
そして何より、千葉県民共済は支払いが早い。
以前私の知り合いがバイクで事故を起こした時、任意保険は対人、対物だけだったので自分の怪我は自費で払うことになった。
たまたま県民共済に入っていた彼は掛かった治療費を請求した所、数日で全額振り込んでもらえたそうだ。
病気の場合判定が難しい事もあり、そこまで円滑に事が運ぶとは限らないかもしれない。
ただ、保険金の請求には何かとトラブルがつきものである。
ただでさえ事故や病気で辛いところに、その手の事務的な手続きや面倒なゴタゴタに関わるのはできれば遠慮したい所だ。
その点、共済のブランドは信用できるのではないだろうか?
先進医療
先進医療に関して詳しくはググって頂きたいのだが、実際金額のかかる重粒子線などで300万くらい、その他白内障などであれば50万ぐらいだと言われているらしい。
さらにガンになってしまった方が重粒子線治療を実際に受ける確率は数%だと聞いた。
だからといって、高額療養費では先進医療は補填されないので、ある程度は確保したい所。
ただ、本気で先進医療の保証まで考えるなら、共済なら国民共済の医療安心タイプになるだろう。
この辺が非常に迷うところではあった。
ひとつ気をつけたいのは、県民共済のガンや三大疾病特約についている先進医療保証は、その病気にのみ使えるということだ。
例えば、ガン、三大疾病特約の先進医療保証では白内障の先進医療は受けられない。
その場合、総合、入院保障や医療1型でのカバーが必要になるということだ。
まとめ
千葉県民共済の医療保障2型を選ぶことで、これまで月々4100円だった保険料が2000円に、三大疾病特約をつけても3200円。ただし先進医療の保障は150万まで、死亡保証はほぼなし、となった。
他都道府県にも同じ様なプランが有るのではないかと思う。
ご興味のある方は是非調べてみて下さい。
私が国民共済に加入したのは20年以上も前の話。
ただ払い続けるばかりで、一度もお世話になったことはなかった。
それはとても幸せなことだと思う。
保険とはそういう物だろう。
今回の選択がどうなるかは神のみぞ知るだが、今まで好きなことをして、いい加減に生きてきた私が、ここに来てガチガチの保証を誰かに求めるという考え方も、都合が良すぎる様な気がする・・。
今日は曇りだ。
少し涼しいな。
ここまでお読みいただいた方へ
ありがとうございました。
猛暑の候、ご自愛の程。