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いい会社ってどんなだろう

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2014年11月25日
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 話が具体的になってスケジュールも決まって・・・という状態になると
どんどん契約に向かって物事は動き出していて

 株主の皆さんへの説明と 株式の売却を私に委任する
・・・という委任状を集め終わったのが 9月23日

 26日には 私が株式を売却することを承認していただく株主総会を開いて・・・
このときには 株主の皆さんは全員賛成・・・というカタチで

株主総会が終わって
株主総会が終わって posted by (C)acb

 その後後にはセレンディップさんと正式に調印・・・と
M&Aの実行が どんどん進んでいったんです。

契約しました
契約しました posted by (C)acb

 決めたら早い・・・っていう感じでしょうか



 もちろん この場面にもテレビカメラが入っていて・・・
今回のM&Aについては テレビにも説明していただこう・・・と
状況についてはフルオープンです。

契約時にもカメラが入ります
契約時にもカメラが入ります posted by (C)acb


 ・・・という意味で 今回のM&Aについて 再度になるかもしれませんが
とにかくまとめて説明しておきましょう

 まずは なぜM&Aなのか?・・・という理由からです
・・・といっても これこそが本丸ですから 頑張って理解してみてください。



 事業承継を取り巻く環境が難しくなっていることは
このブログでも何度も取り上げているのですが・・・

 事業承継には 当然のことながら後継社長を決めなくてはなりません

 実は この候補がなかなか見つからない・・・ということから
中堅企業のうち 66%は後継者が決まっていない・・・という危険な状態。

 しかも社長の平均年齢は 59歳ですから・・・
このまま進んで行っちゃうと 銀行からの融資も受けにくくなりますよね。
だって・・・廃業しちゃうかもしれない会社には 危なくてお金なんか貸せないでしょ。


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 後継者が決まらない 最大の理由は 経営者の子息が(いる場合でも)
例えば大企業に勤めちゃったりして 事業を承継したがらない・・・という現実なんです

 もちろん 経営力も求められる時代ですから・・・
経営者の子息なら 誰でもいいというわけにはいきません。

 なにしろ 出生率は1.4
ひとりの経営者に対して 子供さんは1.4人という確率で さらに・・・
その子が 経営力もあり意欲もある・・・って確率はどの程度でしょうか?



 その上につらいのが 相続税の存在です。
業績もよく 内部留保もしっかりした会社ほど 株式の相続税評価額は高く・・・
上場企業に例えたら・・・というカタチで 
いつでもキャッシュにできる株式と比較した評価額に基づいて 
相続税が計算されますから・・・

 例えば5億円という評価額がはじき出されれば・・・
相続税は 約半分の2.5億円
市場もなく売れない株式にこれだけキャッシュで払うっていうのは・・・無理に近いです。

 仮に銀行から借金して払ったとすると・・・(借りられるのがラッキーですが)
金利を無視しても 毎年2000万ずつ返済して12.5年間。

 

 それを社長の役員報酬から 払うとしたら・・・
所得税を取られて 残ったお金が2000万以上必要ですから 惨めな生活でさえ
4000万の役員報酬でやっと・・・ということになるんです。

 年収400万円に相当する生活ながら・・・社員の皆さんからしたら
ずいぶん高い給料だな・・・と思われちゃうでしょうね

 あなたは 社長の給料が4000万で少ないじゃないか・・・と思えますか?



 社員を社長に据えるケースでは 更に難しさが高まります。

 それは 経営権=株式の保有による議決権 だから 基本的には株式を取得することが
求められるのですが・・・
相続税とちがって全額ですから 更に取得費用が高くなっちゃうからです。

 仮に 引退する経営者が株式を保有したまま 経営だけを社員に任せる場合
選ばれた社員が抜きん出ていて 誰からも認められる能力や人格の持ち主でなかったら
社内はねたみに覆われちゃいますよね。



 そもそも 経営者の死後 相続人が 相続税を払いながらも
見返りを求めない・・・なんてありえませんから トラブルの元

 ・・・というわけで 社員が経営権を握る手法としては
ファンドを利用して 多くの方に資金的な支援を受けながら 株式取得する
やはりM&Aの一種 MBOという手段がとられるんですね。



 だったら上場すればいいじゃないか・・・ということになりますが
上場には それなりの審査基準にパスして 投資家からお金を集めても
責任が取れる状態にする・・・というハードルがあって

 毎期毎期の利益もそうですが 社内の管理体制の構築
さらには3ヶ月ごと(四半期ごと)に業績を報告しなければなりません。

 上場を維持するコストも年間5千万円以上掛かりますから・・・
利益が大きい会社ならまだしも コンパクトな会社にとっては負担ですよね。



 まあ・・・実際には 承継したいと思えない業績の会社のほうが多くて
日本の会社の70%は 赤字という有様ですから・・・
相続税の負担の問題よりも
怖くて 社長のなり手はいない・・・というのが問題なんですけどね

 だって・・・銀行の借金に対して 返せなかったら私が払います
・・・と個人補償をするわけですから 失敗=無一文
奥さんが嫌がるのは目に見えていますよね。



 当社の場合は 私の子供は4人とも女の子で
結婚している上二人の旦那さんはトヨタ系でバリバリ頑張っていて
中小企業の経営は “大変そう”・・・と考えているみたい

 さらに この10年間 内部留保もしてきて 財務内容は格段に良くなっていますから・・・
株式の評価額も ずいぶん高くなっちゃっていて・・・
普通に考えたら“できない”レベルになっちゃっていたんです。

 

 頑張って いい会社にしたら 事業承継の壁が高くなって
悩んでいるうちに 解散しか道が残っていない・・・なんて寂しすぎますが

 M&Aということになれば 経営意欲がある人が そしておそらく能力も
備えた方(もしくは会社)が 株式を買い取る・・・というカタチですから

 頑張ったことは報われて しかも事業が継続できる・・・というわけなんです。



 会社の存続が 事業を伸ばすとか 社員の生きがいを追及する
・・・といったレベルで語れなくなって 

 株式の承継 更にその費用に集中してしまうのは寂しい限りですが・・・
目の前の問題として 頭から離れないんですよね。

 
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最終更新日  2014年11月25日 18時10分24秒
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