こんばんは、アイです。

森友学園問題の真相究明のために、佐川前国税庁長官の

国会証人喚問が行われようとしていますが、大丈夫ですかね。

 

また自殺者が出たりしないでしょうか。

他人の人生なんてアイは正直どうでもいいと考えてますけど、

予想できたのに何もしないなら、起きる悲劇は偶然ではなく必然です。

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』なんて、テンプレみたいなことを

言わせないで下さいよ?

 

 

ドラマ『アンナチュラル』が非常に面白かったです。

 

 

脚本家の方はよく勉強されたのでしょうね。

プロフェッショナルな作品を堪能させてもらいました。

 

この物語はフィクションですが、最終章に登場した連続殺人犯のように、

証拠と死因を隠蔽することで罪を免れることは現実的に可能です。

 

例えば、2016年に横浜市にある大口病院で起きた連続変死事件を

覚えているでしょうか。

 

入院した男性患者2人が中毒死し、それを不審に思った遺族が

調査を要求し、点滴に毒物が混入されていることがわかりました。

 

ここの4階病棟では、3ヶ月の間に約50人がたて続けに死亡するという

異常な事態が生じていました。死因は今となってはわかりません。

ろくに調べもされず、遺体は火葬され証拠は灰と化してしまったからです。

 

大口病院は終末期医療を担当する病院だったそうで、

患者が次々と亡くなるのはある意味当然です。

スタッフは『慣れ』という、プロが最も用心しなければならないセキュリティホールを

埋めることを怠っていたといえます。

 

犯人は誰なのか?知っても無駄です。

点滴に毒物を混入した証拠が無いので、起訴できないからです。

事実、容疑者はいても未だに逮捕されていません。

 

大口病院のスタッフは、揃いも揃って終わってる人ばかりだったのですかね。

医薬品の管理を怠り、自分の縄張りのリスクマネジメントもできないとは、プロ失格です。

少なくとも異常な事態が発覚したらすぐ動くべきでした。そうすれば被害を最小限に抑え、

犯人を現行犯逮捕することもできたかもしれないのに。

 

ドラマ『アンナチュラル』では、ふたりの医師がコインの裏表のように

理性と感情の狭間で揺れ動く様を描いています。

 

日本の医療は性善説のうえに成り立っています。

もし仮に狂人が混じっても、止めることはほぼ不可能です。

もういい加減に、システムを修正すべきだと思うのですけどね。

痛い目を見ないとわからないし、見たとしても変われないのでしょう。

ドラマが問題提起をしても、現実へ影響するとは限らないように。

 

 

順調に新築工事が進む土地を通り過ぎ、気合いを入れ直すアイ。

 

危険な塀を撤去するため、隣家との交渉を始めます。

 

小さなことだけど、自分の縄張りでは小さなことすらも見逃さない。

 

手を伸ばしてインターホンを押します。さあ、ディールの時間だ。