ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

ネジを外す

2015年07月27日 | ネジ

人気ブログランキングへ 人気ブログランキングに参加しています。応援クリックを宜しくお願いします。



スポーススターに取り付けられたドライブスプロケットですが、最大800Nmのインパクトレンチでも緩みませんでした。もちろんネジ山は逆ネジなので時計回りに回せば緩められます。ネジ山に白い粉末が付着しているのはロックタイトなどのネジロック剤を使用してあった証拠ですが、高強度のものを使ってあるとヒートガンやバーナーなどで200℃程度まで加熱しないと外れない場合が多いです。


スプロケットを外したのは折れた1/4インチのスクリューを外すためですが、一般的な方法としては”逆タップ”を使うことが考えられます。

しかしこのエンジンではカムカバーがあり、逆タップを使うために3mm程度のドリルで穴を開けなければなりません。ドリルチャックが干渉するカムカバーを外すのには多大な作業時間とガスケットなどの部品が必要となると、1本のネジを外すのに数万円の費用が掛かることになります。




TIG溶接機が一般的か分かりませんがショップには是非備えておきたい設備で、折れたネジの端を溶接で盛ってプライヤーで咥えれば簡単に外すことができます。

”アルミニウムのミッションケースが熱で溶けるのでは?”と言う心配もあるかもしれませんが、手順が適切なら作業は数十秒で済みますので熱伝導のよいアルミニウムは融点に達しません。


人気ブログランキングへ 人気ブログランキングに参加しています。応援クリックを宜しくお願いします


最新の画像もっと見る

コメントを投稿