あなたの旅立ち、綴ります

 

【原題】THE LAST WORD/アメリカ(2016年)

【監督】マーク・ペリントン

【出演】シャーリー・マクレーン,アマンダ・セイフライド,アン・へッシュ,トーマスサドスキー,トム・エヴェレット・スコット,他

【ストーリー】何不自由ない生活の中で孤独と死に不安を抱くハリエット(シャーリー・マクレーン)は、生きているうちに自分の訃報記事を用意しようと考える。地元新聞社の訃報記事担当者のアン(アマンダ・セイフライド)に執筆を依頼するが、これまで自分中心だったハリエットをよく言う人はいなかった。理想とはほど遠い内容の原稿を読んだハリエットは、最高の訃報記事のため自分を変えようと行動を起こす。

(シネマトゥデイより引用)

 

生前葬っていうのは聞いたことありますが、生前に自分の訃報記事を依頼するっていうのはないかな(^-^; ネタバレあるといけないので、これから観る方はご注意を!

自分が亡くなってから、人にどんな評価をされるのか? もういないんだから何でもいいじゃないかと思ったりもするけど、自分の歩んできた道が正しかったかどうかを知りたくなったりするかもしれないですね。

広告業界で成功を納め、何でも完璧にやり遂げる81歳のハリエット。彼女の過去を知る人みんなが、口をそろえて嫌な思い出しかないといい…。

最低の老婦人ハリエットが、最高の訃報記事のために、若手訃報記者アンを巻き込み奔走します。そんな中で見えてくる、ハリエットの知られざる過去。

早くこの仕事を終わらせようとしていたアンですが、少しずつハリエットへの思いが変化していくのが分かりました。

最高の訃報記事のために必要な4つのこと。それを満たすために地域の施設で出会った少女ブレンダも引き連れて、人生を綴りなおす旅に出る3人! 

何となく終盤はロードムービー的なところもあって好き。いくつになっても人生は変えられる。若いアンだけでなく、半世紀を生きてる私でも、そんな勇気だけはもらえました(行動は伴わないと思うけど・汗)

周囲を巻き込んでのドタバタ劇を繰り広げるも、さりげなくアンの恋や仕事を応援し、ちゃっかり自分もやりたいことを見つけるハリエットがいい!

世代を超えた友情に心がほっこり温かくなる、そんなヒューマン・コメディでした。

 

(画像はすべてお借りしました)

 

この映画、今月観たい映画には挙げてなかったんですが、見落としてました(^^; 観れて良かった。

シャーリー・マクレーンは凛としてて憎らしいところもあるけど、弱さも見せる老婦人がぴったりでした。アンを演じるアマンダ・セイフライドは一時期よりも少し大人にはなったけど、やっぱりキュートで可愛らしかったな。そして、場の空気を和ませるおませな少女ブレンダも良かったです。 シャーリーとアマンダは製作にも携わっているみたいですね。

 

楽曲が素晴らしい映画が続いてますが、こちらも耳にしたことはないんですが、素敵な曲たちが作品を彩っています。ラジオDJのくだりは微笑ましかったな。

そして、先月観た『ロング、ロングバケーション』もそうですが、終活な映画を観る機会が増えてきました^^; 色々考えさせられます。