本日のNHKニュースで、「痴漢を疑われ、その場から逃走するケースが相次ぐ中、痴漢を指摘されたらすぐに弁護士と連絡をとり相談できる保険サービスに加入する人が増えている。」と報道がありました。
どんな保険かと言うと…。
ジャパン少額短期保険の「男を守る弁護士保険 女を守る弁護士保険」と言う保険で、ポイントは以下のような感じです。
○補償される保険金
1.自分が被害者になった時
(1)弁護士費用等保険金
…その被害に関する損害賠償請求を弁護士に委任し、弁護士費用等を負担したことによって被った損害。
(2)法律相談費用保険金
…その被害について法律相談を行い、法律相談費用を負担したことによって被った損害。
2.自分が加害者になった時
(1)個人賠償責任保険金
…偶然な事故によって、他人の身体の障害または財物に損害を与え、法律上の賠償責任を負った場合の損害。
○保険金
弁護士費用等保険金 最高300万円
法律相談費用保険金 最高10万円
個人賠償責任保険金 最高1,000万円
○保険期間
1年
○保険料
月額 590円
年額 6,400円
○特典
(1)痴漢冤罪ヘルプコール(1回・無料)
…痴漢と間違われたとき、すぐに弁護士にヘルプコールできる。保険契約者と弁護士が電話で会話し、弁護士が状況に応じたアドバイスを行うことを主に想定しているそうです。
(2)痴漢被害ヘルプコール(1回・無料)
…痴漢にあったとき、すぐに弁護士にヘルプコールできる。事件発生後48時間に発生した弁護士の相談料、接見費用(交通費などを含みます。)を保険会社が出してくれます。
(3)弁護士無料相談
…ケンカ、離婚、リストラなど様々な問題について、一定の範囲内で弁護士にメールで無料で法律相談できる。また、一定の条件を満たせば、着手金割引が受けられます。
これは特典を考えれば、保険料は安いかもですね。
NHKニュースによると、この保険サービスの加入者は本年4月は42件でしたが、線路内で逃走するケースが報じられたあとの先月は929件と20倍以上に急増しているということです。
また、加入者の9割が男性で、首都圏のほか、大阪や名古屋など大都市圏の居住者が多いそうで、最近は、「息子が痴漢のえん罪被害に遭ったら心配だ」などと母親からの申し込みも目立っているということです。
去年には、実際に痴漢の疑いをかけられ大宮駅にいた契約者から連絡を受け、弁護士が電話で対応した結果、逮捕されずに解放されたケースがあったそう。
今後、注目される保険になっていくのでしょうか。
詳しくは、こちらをご覧ください。