180115-8180116-9長野県野沢温泉村で日本三大「火祭り」の一つに数えられる「道祖神祭」が今夜(15日)行われ、地元の人達や国内外からの観光客などが壮大な火祭りを楽しんだ。
火の粉が飛び散る迫力満点な火祭りは、国の重要無形民俗文化財に指定されている。
山から高さ20メートルもあるブナの木で作られた社殿(高さ10数メートル、幅8メートルあまりの巨大な社殿)に火をつけようとする者と、守ろうとする、厄年の青年との攻防戦が1時間ほど続いた後、社殿に火が入って燃え上がると祭りは最高潮となった。
祭りの主役は、42歳と25歳の本厄にあたる村の男衆で社殿の上に42歳の男衆が上がり、その下で25歳の厄男たちが立ちふさがって、火消し役として村人からの攻撃を阻止する、白熱した攻防戦が1時間半にも及び繰り広げられた。
道祖神は、集落の境や村の中心に祀られ、災厄や悪霊の侵入を防いで子どもの成長や子孫繁栄などをもたらす守り神とされ、村の平安や初子の祝い、良縁祈願や厄祓いなどの性格を持ち信仰されている。

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