・平沼氏が新党結成に言及 ~将来の政権政党として、自民批判票の受け皿として~ | アジアの真実

・平沼氏が新党結成に言及 ~将来の政権政党として、自民批判票の受け皿として~

衆院選前の新党結成「選択肢の一つ」と平沼・元経産相:読売
 郵政民営化に反対して自民党を離党した平沼赳夫・元経済産業相(無所属)は11日のフジテレビの番組で、次期衆院選前に新党を結成する可能性について「選択肢の一つだ」と語った。

 新党の理念について「ポピュリズム(大衆迎合主義)に陥らず、守るべきものは守る」としたうえで、「国民新党とは考え方が同じだ。そういう考えの人は自民党にも民主党にもいるので糾合できればいい」との考えを示した。

 また、平沼氏は、日中首脳会談について「(成果は)ないと思う」と批判。北京五輪開会式にも首相は出席すべきではないとの考えを示した。


 国民に支持される政策を何一つ取ることができず、中国に迎合する政策を取り続け、支持率を急落させる福田政権。その一方で政府を批判し、政権を取ることのみが目的の民主党。今衆院選挙が行われたらどうなるでしょうか。もし自民党が福田政権のような政策を取り続けるのであれば、私でさえ自民党に票を入れるのには躊躇してしまいます。一方で、民主党に入れるわけにもいかない。そう考える人も多いでしょう。

 私はかつて、自民党と民主党の中から、本当に日本のことを考えられる気骨ある保守系議員が集合し、新党を結成するのが最も今の日本にとってプラスになると言及したことがありましたが、平沼氏の提案はまさにその考え方です。

 もちろん、結成してすぐの選挙で政権を取れるような大政党に成長するのは難しいでしょう。しかしながら、次回の選挙で福田政権に愛想を尽くした国民の、自民党へ対する批判票としての、票の受け皿政党になる可能性はあります。世論調査などでも明らかになっていますが、決して国民は民主党を支持しているわけではないのです。先の選挙で民主党が大勝したのは、単に自民党へ対する批判票が民主に集まっただけです。しかしながら、この棚ぼた勝利も、次回の衆院選で再現されてしまえば、結果的に民主党が政権を取れてしまう。それだけは防がなければなりません。すぐに政権はとれなくても、自民への批判票の受け皿となれば相応の議席は取れるでしょうし、恐ろしい民主党政権の発足は阻止できます。その上で、自民と平沼新党とで連立政権という選択肢も悪くないでしょう。

 平沼氏の新党が実現するかどうか、また実現したとしてどれくらいの党に成長するのか未知数ではありますが、私は素直にこの動きに期待してみたいです。

 

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参考書籍
政治武士道
平沼 赳夫
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