生理痛に効果的な精油ランキング
１位 バジル
２位 タラゴン
３位 フェンネル
４位 アニス
５位 プチグレン
生理痛は、月経に伴う腹部や腰部の痛みを言います。中には、日常生活にも支障を来たすような激しい痛みに悪心、嘔吐、下痢、脱力感、イライラなど、様々な症状を伴う場合に月経困難症という。
ストレスの影響を受けやすいと言われる生理痛。女性の社会進出により、女性はよりストレスを受けやすい環境となり、QOL(生活の質）が低下し、少子化をもたらす陰の要因とも言われています。
そんな生理痛の原因は様々です。
●器質的要因
子宮頸管が狭い、子宮の発育不足・位置異常で、経血の排出や供給不足、酸素不足による生理痛。
●精神的要因
精神的ストレスや緊張などで交感神経が異常に優位に働き、血管や子宮の平滑筋の過度な収縮が起こり、子宮への血液の供給不足や酸素不足をもたらす、もしくは痛みに過剰反応する生理痛。
●生活習慣や食習慣
・冷たいものを飲食する事によって内臓の冷えが起こり、筋肉の収縮が強く、経血の流れが不良となることによる生理痛。
・月経期間に激しく運動したあと、体を冷やしてしまい、子宮への血液・酸素不足による生理痛。
・不規則な生活や過度なダイエットによる生理痛。
●ホルモン分泌のアンバランス
プロスタグランジンの異常分泌が子宮平滑筋を過敏に反応させ、収縮することによって起こる生理痛。
●臓器の病変
子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣嚢腫などの生殖器および周辺臓器に病変が起こることによる生理痛。
生理痛の原因は様々なのに生理痛の治療には対症療法的に非ステロイド系鎮痛薬が用いられる事が多いです。
医学が進む現代でも、女性を悩ませる生理痛の諸症状はほとんど改善されていません。厚生労働省の調べによると、生理痛について非常に苦痛と訴える女性は２２％、生理痛のない女性はわずか１１％です。
精神的なストレスが原因の生理痛に対して使われる精神安定剤なども、ストレスを一時的に和らげるための処置。対症療法として一時的な痛みを抑えるも、消化管からの出血を含め、強い副作用のあるものもあるので注意が必要です。
生理痛でもっとも重要なのは痛みと精神的ストレスのコントロール。
生理痛に対して一番効き目が弱い薬と言われているバファリンは１錠十数円で低コストですが、定期的に病院へ薬をもらいに行かなければならない経口避妊薬などは面倒&お金がかかります。例えば精油を使った生理痛用のブレンドオイル１０ml（２００滴分）を作るとします。1回に使う量は5滴前後。10mlのブレンドオイルの値段は3000円前後。1回使用するコストは100円以内。
テロイド系鎮痛剤、筋肉弛緩剤、精神安定剤、経口避妊薬を避け、副作用が低く、低コストで痛みと精神的ストレスを解消する手段は、社会的ニーズが高いと考えられます。
チャビコールメチルエーテルを主成分とするバジル精油は強い珍痙攣作用を持ち、生理痛には効果が期待できます。また治療特性としての自律神経調整作用が、バジルが痛みにも精神的にも効果を発揮し、生理痛に効果的な理由です。
タラゴン精油は自律神経系への働きは期待できないものの、バジル同様チャビコールメチルエーテルを含む精油として痙攣を伴う生理痛の痛みには効果が期待できます。
女性ホルモンのエストロゲンと分子構造が酷似しているtrans-アネトールを含むフェンネル精油は生理痛以外にも様々な月経障害や更年期障害などに効果が期待できます。
以上の３つの精油を含む生理痛ブレンドオイル
バジル １０滴
タラゴン １０滴
フェンネル １０滴
キャリアオイル １０ml
必要に応じて１日２～３回、４～５滴を腹部に振り込む。特に正午以降が効果的。更年期障害に対しても同様の使い方で効果が期待できるはずです。
（傾向的に１０分以内に痛みが治まるケースが多い）
女性が元気に活躍できる社会。生理痛と更年期障害が緩和されれば、アロマが大きく貢献するのではないでしょうか。
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