卵巣のう腫の手術を受ける方から、術後の痛み、ホルモンバランスが崩れる事によるメンタル面に効果が期待できるアロマは何かという質問を頂きました。

まず術後の痛みに対してのアロマレシピを考えてみました。

ヘリクリサム 40滴
ペパーミント 20滴
植物油 8ml


手術直後は30分おきぐらいに患部周辺に3~4滴塗布。2日以降は1日3回程、3~4滴を同じく患部周辺に塗布。

ヘリクリサムに含まれるエステル類には鎮痙攣作用、鎮静作用、鎮痛作用があることから術後の痛みに効果が期待できます。またヘリクリサム特有のβ-ジオンという芳香分子の薬理作用は血腫抑制作用と血液凝固阻止作用です。術後の血腫を抑制し、傷の回復を早めてくれることが期待できそうです。傷口を治す瘢痕形成作用も精油の中では優秀な効果が期待できます。

ペパーミントは痛みに対してはトップクラスの効果が期待できます。中枢神経鎮静作用、抗痙攣作用、筋肉弛緩作用に疼痛抑制作用、鎮痛作用、麻酔作用、抗神経痛作用などがあり、術後の筋肉の拘縮もおさえ筋肉を弛緩させリラックスさせる効果が期待できます。

ただし、精油2つとも神経毒性のあるケトン類を含む為、乳幼児、妊婦、授乳中の女性、てんかん患者、高血圧症や高齢者には使用を避けた方が良いです。またペパーミントには冷却作用があり、広範囲で塗布すると体温を下げてしまうので危険です。

ホルモンバランスの崩れによってのメンタルの崩れに効果的なアロマレシピ

クラリセージ 10滴
フェンネル 10滴
マジョラム 10滴
植物油 8ml


下腹部に10滴前後を塗布。1日1~3回、特に正午以降が効果的。

卵巣嚢腫の手術は、10代~20代の場合は、再発のリスクや悪性の可能性があっても卵巣を残すことを優先させるケースがあるようですが、閉経が近い場合などは、再発のリスクを残さないために嚢腫と一緒に卵巣を全摘出するケースが多いようです。しかし、卵巣を摘出すると女性ホルモンが一気に減るので、手術後に更年期症状が出る事があるようです。卵巣が片方残っていれば、ホルモンバランスが崩れる心配はないと言われていますが、卵巣を摘出しなくてもホルモンバランスを崩す人が多いわけですから、対策を講じても損は無いと思います。クラリセージ、フェンネルはエストロゲン様作用といって、女性ホルモンのエストロゲンと似たようのある精油で、急な女性ホルモンの減少を緩和してくれる事が期待できます。またテルピネン-4-olを含むマジョラムが、ホルモンバランスだけでなく自律神経のバランスを整えることでメンタル面でのサポートをしてくれる事が期待できます。

ただし、子宮筋腫や乳がんなどのエストロゲン依存型の疾患への使用は避けた方が無難です。

◆卵巣膿腫とは?
卵胞が長期間、排卵することなく卵巣に存在し続ける異常な状態です。卵巣に分泌物などの液状成分がたまって腫れる状態になります。10代から年配者まで注意が必要です。ただ、卵巣にのう腫が出来てもほとんど症状はなく、にぎりこぶし大になっても自覚症状がないのが一般的です。

卵巣にはほとんどが良性ですが多種多様の腫瘍が発生しやすい事で知られています。また、ホルモンの影響などによる非腫瘍性のものも、卵巣に液状成分がたまっている状態をひとくくりに『卵巣嚢腫』と呼ばれています。

「男がアロマで何が悪い!?」のアロマテラピーに興味のある方は来年度のセミナースケジュールUPしています
http://ameblo.jp/lealea/entry-11952481788.html

<<プロも知らないメディカルアロマセミナー@2015年>>
・日時:1月17日(土) 会場:神戸(三宮駅周辺予定) 
・日時:1月18日(日) 会場:広島 
・日時:1月24日(土) 会場:静岡 
・日時:1月25日(日) 会場:東京
日時:3月21日(土) 会場:北海道・釧路 
講師:軍場大輝
時間10:00~18:00 受講料:24,000円
>>お申し込みはコチラ<<
(クリックすると申込フォームにジャンプします。日時と開催地を選択下さい)
内容は3部構成
10:00~12:00 初めてのメディカルアロマ
13:30~15:30 間違いだらけのアロマテラピー
16:00~18:00 プロも知らないメディカルアロマ
(受講料:24,000円)

『2015年プロジェクト1 開催予定地・日程』
>>詳しくはコチラ<<

日時:2・7(土)-8(日)     場所:東京(パシフィックセンチュリープレイス8F)

日時:2/14(土)-15(日) 場所:沖縄(国際通り周辺)
日時:2/28(土)-3/1(日)場所:広島
講師:軍場大輝

時間10:00~18:00 受講料 90,000円 年会費12,000円

お申し込みはコチラ<<

(クリックすると申込フォームにジャンプします)

------------------------------------―――――――――――

【メディカルアロマをする前に】

このブログを読む前後に目を通してくださいm(__)m


『嗅覚』は、五感で一番強く本能や生体反応と結びついている器官で、嗅覚刺激反応により理性(大脳新皮質など)に邪魔されること無く、心身の状態を把握する鍵を握っています
記事の執筆者である 軍場大輝 がメディカルアロマ分野で10年間かけて行った臨床研究から開発した「サードメディスン・チェック」は、科学的に証明されている芳香分子による脳の反応(嗅覚刺激反応)を、たった8本のアロマオイルを嗅ぐことで分析することができます。(特許取得)

サードメディスン・チェックを活用することで、脳の反応から個々人の身体に合った最適な食事や運動、健康法を導き出すことができる【サードメディスン理論】を学びたい方はこちらの画像をクリックしてくださいね↓


一般社団法人サードメディスン・プロジェクト


【 メディカルアロマ 目次 】 ←初めての方は便利です

【ブログ内検索】 ←検索したいキーワードを入力するだけですぐに記事がみつかります


人気ブログランキングへ  ←1日、1クリックして頂けると嬉しいですv(^-^)v