行動 | もうすこし、生きてみようじゃないか・・・

 湯船に浸かると、何気なくやってしまう行動がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思わずやってしまうのだ。

 

 


癖までとはいかないが、それに近いかもしれない。 では、なぜ手を湯船に

 

 


ちゃぽんとしてしまうのかというと、そのきっかけは小学生だった頃に遡る。

 

 


 小学生の低学年だったと思うが、宮田君という仲の良いクラスメイトがい

 

 


た。

 

 

 ある日、その宮田君と一緒に下校していたのだが、宮田君が唐突に湯船

 

 

 

で、上記イラストのようにすると、すごい渦巻きができると言い出した。

 

 

 

 

 


 その頃、僕は自宅の狭い風呂で毎晩のようにシュノーケリングをし、母親

 

 


から、風呂で水中メガネをかけて何を見ているのか、などと呆れられるほど

 

 


風呂を満喫していたので、湯船に渦巻きができるというこの情報は凄まじい

 

 


インパクトで、僕は簡単に興奮した。

 

 


 そんな僕を見て自身も興奮したのか、宮田君はさらに、飼っている犬と一

 

 


緒に風呂に入り、そこで手をちゃぽんとすると、発生した渦巻きに犬が巻き

 

 


込まれクルクル回りだすと言った。

 

 

 

 

 


もはや渦潮。 僕は興奮を通り越して逆上した。 

 

 


 その夜、僕はさっそく渦巻きを発生させるべく、教えてもらった通り湯船に

 

 


浸かり、手をちゃぽんとしてみた。 ところが渦潮どころか渦巻きも発生しな

 

 


い。 おかしいなと思いつつ、何度もチャレンジしてみるが、風呂場に虚しく

 

 


水の音が響くだけであった。

 

 


 あくる日、宮田君に昨晩のことを報告したところ、宮田君は、手の平の角

 

 


度が悪いんじゃないかと言う。 それだ! と、僕はその日の晩もチャレンジ

 

 


するが、結果は同じであった。 次の日も、僕は宮田君に訪ねた。 すると今

 

 


度は、手を引くときの勢いに問題があるという。 なるほど! と、その夜チャ

 

 


レンジするも渦巻きは発生せず。 それから数日間、薄々怪しいなとは思い

 

 


つつも、宮田君の適当な助言を守り続けたが、思うような結果には至らなかっ

 


た。

 


 そうして、最終的にはどうなったのか記憶はおぼろげだが、宮田君が、僕に

 

 


向かって、

 

 

 

 

 


 と、言った場面は、膨大にある 「亀久名場面集」 の中の1枚として明確に記

 

 


憶している。 おそらく言い合いになって喧嘩でもしたのだろう。

 

 


 あれ以来、この年になっても湯船に浸かると、何気なくちゃぽんとしてしまう

 

 


のである。

 

 


 まあ、宮田君もはじめは軽い冗談のつもりだったのだろうが、僕の想像以上

 

 


の反応に追い詰められたのだろう。

 

 


 嘘と馬鹿の攻防・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

亀久

 

 

 

 

 

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     最近、やたらと昔のことを思い出します。