シール | もうすこし、生きてみようじゃないか・・・


 先日、押し入れをゴソゴソしていると、ルービックキューブが出てきた。 

 

 

 

 

 


 懐かしい・・・。 このルービックキューブは私が・・・、いや、これは、私がすでにオ

 


ッサンになってから購入したものなので懐かしくはない。

 


 

 

 

 私が初めてルービックキューブを手にしたのは、小学4年生の頃だっただろうか。

 


クリスマスに母親から買ってもらった。 三つ離れた姉は、これも当時流行していた

 


ヘッドホンのような形をした耳あてを買ってもらっていた。

 


 私は買ってもらったルービックキューブで毎日遊んだ。 コタツで必死にルービック

 


キューブをカチャカチャとやっている私の傍らで、母はいつもレースを編んでいた。

 


 そんなある日、学校から帰ってくると、私のルービックキューブがいつもとは違う雰

 


囲気を醸し出していることに気づいた。 近づいてみると、

 

 

 

 

 


 なんと、ルービックキューブの6色のシールの上から、さらにシールが貼られている

 


のである。

 


 姉の仕業である。 姉は当時、明星というアイドル誌をむさぼるように読んでいたの

 


だが、その月に発行された号に、ルービックキューブ用のアイドルシールが付録で付

 


いていたのである。 それを見た私は、うっすらとイヤな予感はしたものの、まさか貼

 


らないだろうと思っていたのだが、貼りやがったのである。 しかも途中で飽きたのか、

 


半分以上がイヤな感じにズレて貼られている。 

 


 殴るしかない。 怒りが頂点に達した私は、姉に決闘を申し込もうとしたが、その怒

 


りはすぐに冷めた。 なぜなら当時の姉は、とても凶暴で、私の身分は弟というよりは

 


子分という感じで、とても太刀打ちできる相手ではなかったからだ。 しかしながら悔し

 


いので母親に密告するも、ふ~ん、と一蹴され、その後、私は歯痒い思いで偽物のよ

 


うになってしまったルービックキューブで遊び続けたのである。

 

 

 

 

 

 偶然、押し入れから出てきたルービックキューブで、思わず昔の悔しかった出来事を

 

 

思い出してしまったわげだが、今となってはいい思い・・・・・・、いや、なぜ子分の物とは

 

 

いえあのようなシールを貼りやがったのか。 宝物なのに。

 

 

 

 

 

 まあ、しかしあんなシールが付録で付いていたなら貼るか・・・・。 貼るな。

 


 ちなみに、私は未だに頑張っても2面ほどしか揃えられない。

 

 

 

 

 

亀久

 

 

 

 

 

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暖かくなってきて、サビがドリフトしながら走り回っております。