文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

野田佳彦と藤井裕久。今年になって、藤井裕久が面白いことを言っている。「三党合意は生きている」「消費税増税先送りは論外だ」と。野田グループだけが、「三党合意」、つまり「消費税増税」の公約を守ると言っている。馬鹿馬鹿しい。馬鹿正直ではなく、単純に馬鹿だろう。


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無論、藤井裕久は、野田や野田グループがバカだと言いたいわけではない。野田と野田グループが、まともだと賞讃しているのだ。見上げた度胸である。言い換えれば、政治家失格である。


ところで、藤井裕久には、『消費税増税の真実』という著書がある。その著書で、消費税増税延期をちらつかせる安倍首相を、批判している。「消費税増税を断行せよ!そうしなければ日本は潰れる!」(笑)というわけだろう。こういう奴が、民主党(民進党)の顧問だったというから呆れる。


藤井裕久こそ「民主党政権潰し」のための「トロイの木馬」だったのか?財務官僚や藤井裕久のロボット=野田佳彦は?藤井裕久野田佳彦も、財務官僚のイヌ、あるいは財務省の広告塔(?)に成り果てている としか言いようがない。


さて、野田佳彦の師匠=藤井裕久は、政権交代前は、「増税の必要性は全くない。予算を組み替えるだけで財源は十分に」捻出できる。自民党の国会議員は官僚に操られている」と言っていた人である。そうして鳩山内閣で、小沢一郎が反対したにもかかわらず、財務大臣のポストを獲得したわけだ。


しかし藤井裕久は、財務大臣に就任した途端に、「消費税増税」を言い始めた。財務官僚に洗脳され、財務官僚のイヌに成り果てたのである。小沢一郎が「藤井裕久財務大臣」に反対した理由は明らかだ。それが、民主党政権の「終わりの始まり」だったというわけである。


(続く)

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藤井裕久財務相:「3党合意は生きている」−民進党結党後も
高橋舞子、氏兼敬子
2016年3月29日 10:47 JST


3党合意を守るのは野田前首相らのグループ
17年4月の消費増税は絶対必要、軽減税率導入も「しょうがない」
民主党(現・民進党)、自民党公明党で10%への消費税率の引き上げを決めた3党合意の立役者の1人である藤井裕久財務相は、民主党と維新の党が合流して結成した民進党でも3党合意は維持されるとの見方を示した。合流前、両党間には消費税の扱いをめぐり隔たりがあった。
  28日、ブルームバーグのインタビューで語った。藤井氏は、新たに結党された民進党でも「3党合意は生きている。維持されないと駄目だ」と主張。今後3党合意を守っていくのは、藤井氏が財務相を務めていた時代に副大臣として同氏を支えた野田佳彦前首相、政務官だった古本伸一郎、大串博志衆院議員らのグループになるとの見方を示す。藤井氏は2012年に政界を引退している。
  民主党と維新の党は合流前、「軽減税率導入を前提とした消費税引き上げは認められない」とする統一見解で合意していた。維新の党は代表だった松野頼久氏が25日の会見で、「消費増税ができる経済状況ではない」として消費増税凍結を提案。これに対し、岡田克也氏は同日の民主党代表としての会見で、「無条件に消費税を上げることをやめるべきだとか、そういうことを言っているわけではない」と述べ、増税凍結には否定的な見解を示していた。


藤井裕久財務相「消費増税先送りは論外だ」(4月24日付朝刊 日曜に考える・政界面関連インタビュー2016/4/24 3:30日本経済新聞



 消費税が初めて政治の表舞台に登場したのは1970年6月、自民党の水田三喜男政調会長付加価値税(消費税)を導入した欧州を視察し「国民生活向上のための財源として付加価値税が最も妥当」と唱えたときだった。大蔵省(現財務省)の官僚出身で、蔵相などを歴任した当時の水田氏をよく知る藤井裕久財務相に振り返ってもらった。

■先見の明があった水田氏

 ――水田氏訪欧の意義をどう考えるか。

 「戦後の(日本のあるべき・・・

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