【偉人録】郷土の偉人

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會津八一記念博物館の常設展示がリニューアル(2016/09/16・早稲田大学)


會津八一記念博物館2階の常設展示室では、9月1日(木)〜10月15日(土)まで、秋季特集展示「門神と対聯」が開催されています。

特集展示だけでなく、常設展示室では定期的な展示替えを行っています。来館者に喜んでもらうためというのはもちろん、資料の保存上の配慮という目的もあります。

今回の特集展示ブースでは「門神と対聯―暮らしを彩る書画―」というテーマを企画しました。

展示されている「門神」は會津八一の高弟である安藤更生氏(美術史家、本学元教授)のコレクションです。
門神とは、建物の入口で門番の役割をする神のことで、中国では、春節の折に一対の門神像を門の左右に飾る風習があります。
対聯(ついれん)とは、中国の伝統的な書形式の一つで、細長い紙や板に対句を書き、左右対称にかけるものです。
結婚を祝う「喜聯」、長寿を祝う「寿聯」、弔辞に用いる「挽聯」などがあり、清時代には贈答品として盛んに用いられました。

また、常設展示室の入口そばのガラスケースもリニューアルしました。
これまでは、會津八一コレクションや、會津蒐集品の目録である「古器物目録」を展示していましたが、現在は、館蔵品より多彩な陶磁器を選び、展示しております。
ケースの前半分は、富岡コレクション、小野コレクション、富田コレクションなどから、陶器、磁器、土器など多様なバリエーションをお楽しみいただけるやきものを選びました。
後ろ半分では、来年の干支である「酉」にちなみ、館蔵品から鳥モチーフがあしらわれている作品を並べてみました。様々な鳥の姿を見比べてみてください。

中国の文化に触れてみたい方には、特集展示「門神と対聯」を、會津八一記念博物館によくお立ち寄りになる方には、リニューアルされた常設展示室の作品を、それぞれお楽しみいただけますので、ぜひご来館ください。


秋艸道人會津八一 美の彷徨
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