鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

ゾクッと

2本立て



1本目



リボイスの話をしていて思い出しました昔のこと。


私はその昔、順捻りと逆捻りを間違えて覚えておりました。


当時の私の順と逆は「スリーでの言い方」だったそうで。


スリーとポケットでは、言い方が違うということですね。


ポケットでしたら、たとえばこの配置で





3番を右上のコーナーに入れるとしたら、右を捻るのが逆捻り、左を捻るのが順捻りっていうことになりますよね。



一方でスリーは、第一的球に対してどうこうじゃなくて、第1クッションに対してどう入るか。



この3番を右上コーナーに入れつつ右を捻るとして。




こういうラインで手球が進んだら、その右捻りは順捻り。





こういうラインで手球がクッションに入ったら、その右捻りは逆捻りっていうことに。




(と習ったんですが、合ってますよね?そして、クッションに対してピッタリ90度だったらどっちと表現するんだろう?)



私は長いことスリー的な表現をしていたので、球談義をしていてしばしば話が食い違うことが。


紛らわしいので、具体的な配置が示されている時は順や逆ではなく「右捻り」「左捻り」って言っていますね。


今はもうすっかりポケットでの言い方に慣れてしまっているので、何も考えずにポケット的な言い方で順・逆と書いてますけど、スリー的な見方をしている人もいるかも?


「逆を捻って伸ばしていく」なんていう紛らわしい出しはポケットでいくらでもあるわけですけども、そういう時にクッションへの捻りの入り方はなんと表せば良いのかと当時聞いてみましたら


「クッションに対して順」


と言えと。


「クッションに対して順で入るような逆捻り」


慣れてると何とも思いませんけど、改めて書いてみるとややこしい表現ですな。



そうそう。これは昨夜ツイートしてたことでもありますが「リボイス」ってのは「リバース」であるというのは良いと思うのですけども。


そのリバースがreverseなのかrebirthなのかっていう話を6年以上前にブログネタにしていて、結局曖昧なままになっていたようす。


英語の発音は全然違いますけど、日本語表記にしちゃったら一緒なもんだから分からん。


6年前のブログを読み返してみたら、それまで私はreverseだと思っていたけれど、rebirthであるとのご指摘をいただき、しかしその指摘してくださった方も一度そういう記事を読んだ覚えがあるという程度のうろ覚えとのことで、正確なところは分からんということに。


どっちなんでございましょ?




2本目




「とりあえず、球から離れる前のフォームに戻そう」としているのですが、いつまで経ってもシックリ来ず。


ボンヤリとした記憶を頼りに「こんな感じだったっけ?」とフォームの調整をしているのですが、直近の練習でちょっとだけフォームを思い出した感があり。


「そうそう。自分はスヌーカーに近いフォームなんだった」と思っておりました。


そこからの連想で1ネタ。



皆様、どの程度ご自身のヘッドアップを気にしておられますでしょうか。


私はA級になるまで、というか、A級になってしばらく経つまでヘッドアップのことを甘くみておりました。


ヘッドアップをしてしまっている自覚はあれど「別にヘッドアップしてたって球が入ればいいじゃん」と思っていたわけですね。


ところがまぁ、細かいキッカケは忘れてしまいましたが、ヘッドアップしないように意識し始めたら球が入る入る。


それまで「ヘッドアップしたって、球が入れば良い」と思っていたのは、大して入っていなかったのです。


「ヘッドアップしたって球が入れば良い」は正しいのでありますが、ヘッドアップしたら球は入らんのであります。


ヘッドアップしているけれど球はそこそこ入るってんなら、ヘッドアップしなければより一層入るに違いありません。


SA様を見ていてもプロを見ていても、プロの中でもトップ勢を見ていても。さらに言えば世界のトップを見ていてもヘッドアップしながら撞く人が散見されます。


なので、何か例外はあるのかもしれない。私には分かりません。


分かりませんが「トッププロでもヘッドアップする人はいるのだから」と言い訳をしながらヘッドアップしているより「ヘッドアップはすべきではない」として練習していた方が分かりやすいので、とにかくヘッドアップを抑えようとしております。


がっ、あんまり進展がありません。今でもヘッドアップはしまくりです。


ヘッドアップを意識するようになってからは、他プレイヤーの撞き姿を見ていてもヘッドアップを気にするようになりました。


「この人、ヘッドアップしないな」って感じるプレイヤーは、ほんと一握りですね。


自称「自分はヘッドアップしない」って人はいくらでもいますが、ヘッドアップしてるし。


「ヘッドアップしたって良いじゃん」と言われたら、上記した通り例外があるかもしれないので、上手く返せません。


しかし「私はヘッドアップしませんよ」って言っている人がヘッドアップしていたら、ツッコミを入れるのは簡単です。


口だけで言っても納得しないようであれば、動画に撮れば良いのです。ヘッドアップしてます。


(文字通りの「頭が上がる」ということだけでなく、キューを持つ腕以外の部分が動いてしまうことを「ヘッドアップ」としています)



撞き姿を見ていてゾクッとしたプレイヤーが、今までに2人います。


1人は3Cの界プロ。もう1人はアマチュアのTさん。


お二人とも頭の位置が高いフォーム。懐が広い。


そして、本当に全くヘッドアップをしない。右腕以外は微動だにしない。


合成みたいなんです。右腕以外が動かな過ぎて。静止画の右腕だけ動かしてみました、みたいな(笑)


右腕以外はマネキンチャレンジしてるんじゃないか、ってな。



全く微動だにしないプレイヤーは何もその2人だけでなくしばしば見かけますけども、頭の位置が低いフォームだと、ゾクッとはしないんですよね。


スヌーカーのように頭の位置が低いフォームってのは、ヘッドアップしづらいフォーム。だからヘッドアップしなくて当たり前っていう思いがあるのかもしれません。


(私は、そういうフォームだってのにヘッドアップするんだから、なおのこと情けない。。。)


スリーのような頭が高いフォームは、体が動いてしまいやすそう。そういう動きやすそうなフォームでいてなお動かないからゾクゾクっとするのかも。



って言っても、頭の位置が高いフォームなんてのはスリーでは一般的なわけでありまして、スリーの試合を見に行ったことも何度かありますから、トッププロを何人も見ているんですけどね。


特にゾクッとしたことは無いんだよな。


頭の位置が高いフォームっていう以外にも、何か条件があるのかな。良く分からん。