3本立て
1本目
私の身近に結構多くて困っているのが、こんなタイプの人です。
端的に言えば「自分の常識は世間の常識」と思い込んでいる人なわけですが、その症例の1つとして「自分が知らない人は有名ではない」といった発言をすることが挙げられます。
今をときめく俳優や歌手を指して「これ誰?」「知らない」「有名じゃないでしょう」とか言い出す人、きっと皆様の周りにもいるはず。あんたが知らんだけや。むしろあんたは誰を知ってるんじゃってな。
ランキングトップ5の選手くらいしか知らないのに、あたかも選手にやたらと詳しいかのような口ぶりで喋り「自分の知らない選手は有名ではない」「上手い選手ではない」みたいな事を言いだす人も多いし。
素人やん。その自信はどっからやってくるの。
近年、スポーツの世界ではゴルフの松山選手やテニスの錦織選手が素晴らしい成績を出していて、ゴルフやテニスのにわかファンも増えましたよね(私もだが)
この間、とあるゴルフ選手の名前を出したら「誰それ」「聞いたことないww」「有名じゃないでしょ」とか言われたんですが
世界ランクトップやで
お前さん、松山選手、石川選手、あとはウッズくらいしか知らんだろう。なんでそんな自信たっぷりなんだよ。
2本目
休み時間にはギャハハとデカい声で騒いでいるのに、授業で先生から指名されると急にボソボソ声になる、、、、なんてのが良くいる学生の特徴として挙げられることがあるわけですけども。
うちの親父様も全く同じタイプで、家庭内で身内と喋っている時は耳を塞ぎたくなるほどの無意味な大音声で喋るのに、外に出ると途端に何言ってんのか分からないくらいの小さな声になる。内弁慶にもほどがある。
球撞いていてもたまに会うんです。そういう人。
お喋り中はやたら声がデカイのに、対戦中のコールショットやプッシュアウトなどのやり取りをする際は全然聞こえないような小さな声っていう。
以前に一悶着起こっている場面を見かけました。
対戦中になるとやたらとボソボソ声になる人が何かコールをしていて、聞き取れないから対戦相手が聞き返したらまたボソボソ喋って。独り言かよ。
今までに積もり積もったものがあったんでしょう。「聞こえねーんだよ!」って相手が若干キレ気味になるっていう。
ボソボソ声の主は終了後に「あの人、なにキレてんのww」「こっちは真面目に撞いてるだけなのに」とかデカイ声で陰口を叩いていたんですが、いや、あんたも大概悪いで。
はっきり明瞭に喋りましょう。
3本目
「根拠のない自信」については、しばしば話題に挙げております。
本番であれば決めたショットは撞くしかないですから、根拠があろうとなかろうと自信を持って撞かなきゃならん。根拠のない自信に満ち溢れている人は実力以上の結果を出せることが多い。
一方で、練習中となると自分の長所短所をしっかりと見極めて練習していかなければならないわけでして、根拠のない自信を持っていると練習内容を見誤る。
そんな感じの話をしばしば。
今回話をしたいのは根拠のない不安についてであります。
ほとんど撞いたことが無く、自分が得意なのか不得意なのか、成功率はどれくらいなのか分からない球。
そんな球に対して苦手意識を抱えてしまうことってないですか?
良くも悪くも結果が分からないのに、悪い結果しか浮かんでこないってな。
成功を経験してはいないけれど、かといって失敗の経験もしていないのに、何故だか失敗するビジョンしか浮かんでこないという。
未知に対する恐怖であって、自分の実力への自信の無さが現れているんでしょうなぁ。
根拠のない苦手意識にとらわれて試合で失敗した球を、その後に練習で撞いてみたらいくらでも成功させられてから自信を持ち、試合でも失敗しなくなったってな経験がしばしばございます。
勝手に苦手だと思い込んでいる球。
馬鹿馬鹿しいんで、減らしたいですよね。