鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

戻すだけ

3本立て




1本目




2年近く前に下書きしたネタなので、色々と古いです。



持永SAがシャフトに印をたくさん付けているというのは、生で見たことがある方も多いでしょうし、各所で話題にされているのでご存知の方は多いはず。真似してるって人もいるでしょう。


私も実は昔やっていたことがあって「真似された!」という気持ちになっていたりいなかったりww



いや、そもそも私が昔やっていたこと自体プロの真似でしたし、そのプロにしても誰かの真似だったらしいので、大元のアイデアは誰が出したのかなんぞ知ったこっちゃありません。


目印といえば、グリップに目印をつけている人もたまに見かけます。主にブレイクキューでしょうかね。毎回同じところを握るよう、何かしらの目印をしている。



私はと言えば、その昔マネっ子してシャフトに印をつけていた時は、一体何の目的でやっていたのか覚えていませんww


あまり「レストの長さ(ブリッジと手球の距離)を一定にしよう」とか「グリップ位置を一定にしよう」とか考えたことがないです。


いや、考えたことはあるんですけど、毎度おなじみ「面倒くさい」が先にたつわけで、、、


最近になってやっと真面目に考え始めています。




変わった装飾ってところからの連想で。


サブのブレイクキューのグリップを変えたんです。


(↑繰り返しになりますが、2年前の話です)


そのサブキューを4代目の使用者として譲ってもらった時には糸が巻いてありまして、私はそのまま使っておりました。


当初から「パワーはあるが、バランスや重さが自分には合わない」と感じていて、あまりブレイクキューとして使うことはありませんでした。


ラジアルピンなので合わせられるシャフトは多く、アウトレット品の314Zシャフトを格安で購入して合わせ、サブのプレイキューとして長らく使っておりました。





3年ほど前でしょうかね?(2年前の3年前のなので、今からすれば5年前)


糸巻がほつれてきてしまい、しばらくはセロハンテープでとめておくという応急処置をして使い続けていたのですが、なんせそのセロハンテープで留めているあたりを良く握るもんですから、気になって気になって。


巻き替えることを決め、「何に巻き替えようかなー?」と迷っている間に、「ほつれた糸巻を引っぺがしたい!」という某女史に糸巻を全て剥されて換えざるをえない状況になり。


しかしながら、諸般の事情により、そのキューを使うことがなくなり、グリップ交換をしないまま長らくお蔵入りしていたのであります。


で、肘が痛くてハードブレイクが出来ないだとか、ハードに撞いても配置が良くならないだとかで血迷っていた数か月前に「時代はコントロールブレイクだ!」と思いまして。


コントロールブレイクをするなら、重さやバランスはあまり気にならないし、パワーのあるキューの方が良いだろうと思い、お蔵入りしていたキューを引っ張り出してきて。


グリップがないわけですから、とりあえずはグリップ交換。


完全にその時の気分だったんですけど、真っ白な革を巻きたくてですね。


Z氏に真っ白い革巻きなんかあるのかと尋ねましたところ、その返事だけじゃなくて、わざわざ革巻き交換の手配までしてくれまして。



「ビリヤード&バー プライド」





早い安い上手い!!


の三拍子そろった革巻き交換してもらってきました。


交換してもらったキューをある程度使い込んでからお店の紹介しようと思っていたんですけどね?



交換後に即再びお蔵入りw



全然使っていないものだから、お店の紹介も出来ないものだから、とりあえず紹介をしようと思って。



ここからは更新時に追記しておりますが、そんなこと言いながらさらに2年経ってんだから、何やってんだって話だ。



革巻き交換したいって方は、是非どうぞ。




2本目



常々申しておりますが、考え方が変わるというのは成長の証だと思うのであります。


実力の成長が伴わないまま頻繁に持論が更新されるのはただの優柔不断と言えますが、実力が上がると共に意見が変わるというのは当たり前のことだと思います。


成長したことで持論が変わる。持論が変わったことが成長に繋がる。


どちらのパターンもありますね。


A級になった後、BC級のプレイヤーの話を聞いていて「そういや、自分も同じことを思っていたなぁ」と感じることが良くあります。


そのうちの1つが「B級が1番幅が広い」っていうやつ。


Aクラスプレイヤーでそういうことを考える人は皆無でありましょうが、Bクラスにはチラホラいるんじゃないでしょうか。



つい最近も耳にしたのでこうしてネタにしているわけですが、私もBクラスの頃に「Bが一番幅が広い」とか思ってたんですよね。なんでだろ。



Bの頃ってのはA級以上は「みんな上手い」という一くくりであり、他人事だからですかね。





3本目



これも2年近く前に書いたネタだ。当時はまだJPAをやっておりました。「前回のJPA」っていつの話だw





事前練習で上手く行っていたからと本番でも改造ブレイクを採用し、とりあえず当たりだけは良かった前回のJPA。ブレイクでテイクバックの方向を普段と変えておりました。


懸案事項はといえば、テイクバックの方向を変えるという改造を施しているだけに、それに引っ張られてプレイのフォームおよびストロークが崩れるんじゃないかということでした。


案の定、崩壊というほどにはなりませんでしたが、ブレイクの当たりが上向くにつれ、プレイの方はどうもイメージが悪くなっていきました。


それでも、球の内容的にはいつも通りというか、いつも以上の右肩上がりっぷり。


フォームのイメージはどんどん悪くなっていくのに、球の内容は良くなっていくという今回の経験により、改めて「自分がスロースターターなのは、フォームのイメージ云々よりも、試合に気持ちがのめり込む(集中のスイッチが入る)のが遅いんだな」と思いましたよ。


スタート時にフォームのイメージが悪かった時は、より一層スタートが遅くなると思いますけども。


フォームイメージが崩れていくにも関わらず球を入れ続けられたのは、必殺「元に戻すだけ大作戦」が出来ていたからであります。


度を越えてフォームが崩れてしまっている時には使えない作戦ですけども、そこそこ程度の不調までなら対応出来る技。フォームが安定しない私には大事なテクであります。



キューが厚みに向かって真っすぐ向いているのはいるようなのだけれど、どうもグリップがしっくりこないだとか、目線がしっかり合っていないだとか、テイクバックに違和感があるとか、そういう時ってありますでしょう。


キュー先を手球に合わせた時に真っすぐ向いているけれど、真っすぐ振れる自信が無い。いつも通りのストロークをする自信が無いっていう時。



そんな時の大作戦です。


どんだけフォームに違和感があろうとも、一応はキュー先を手球に近づけた時に真っ直ぐ向いているわけですから、その時の形を頭に刻み込む。普段とは違う形であろうとも、それを覚える。


何度かプラクティスストロークをしてみる。違和感ありまくりだけど、違和感ありまくりなりに同じ動きを繰り返せるようにする。その時限りのストローク



テイクバックが曲がっていようが、フォロースルーがドソッポに出ていこうが、インパクトの瞬間さえ真っ直ぐになっていれば、とりあえず球は入る。


ラクティスストロークでキュー先を手球に合わせた時の形に戻すだけ。元に戻すだけ。


それが出来れば、とりあえず球は入るのだ!!


っていう作戦ですw


基本的には調子がイマイチな時のその場しのぎの作戦ですが、アベレージ以上に撞けている時であっても、立てキューの時なんかは「元に戻すだけ」のイメージを持って撞いていることがあります。


下手に振ろうとしちゃうと、ロクなことないですからね。