3本立て
1本目
久しぶりにハウストーナメントに出て、試合の場で9ボールを撞いてまいりました。
試合前日には結構ブレイクが当たっていた気がするんですが、当日はもう酷い酷い。全く当たりませんでした。
10ボールだとブレイクが当たらないと致命的ですが、9ボールだと当たってなくてもラックがちゃんと組めてりゃブレイクインはするし、手球がテーブル上に残ってりゃ取り出しも大体あるしで(中途半端に当たっている時が、一番取り出しが悪い)全く当たっていない割には特に戦況に影響はなく。
そして、撞いている私本人が、ブレイクが当たっていないことをさほど気にしていないのが「成長したな」って思うポイントでした。
昔でしたら、ブレイクが当たっていないとまず気分の問題として球撞きに気が乗らず。
そして「なんとかしてブレイクを当てなくては」と頭がブレイクに行きすぎて、プレイの方が疎かになってしまうってのがありがちなパターンでした。
それが今回は「クソみたいなブレイクだな」「格好悪いな」「まぁいいや。配置は良いし」と、あっさり気分を変えられるっていう。
大人になったってことかしら?
ただ、その日は結構プレイの調子が良かったんで「ブレイクが当たらずとも、プレイで見せるべき球を撞ける」という自信があったからかもしれません。
プレイの調子が悪い時。それこそ初級者の頃なんてのは調子が良くたって初級者なわけですから、少しでも周りの人から一目置いてもらうためにはブレイクを当てるしかなかったわけでね。
常に周りからの視線を気にしている、自意識過剰プレイヤーってことだなぁ。
2本目
初級者だと結構多いと思うんです。調子の良さMAXの時の球が「本来の自分の球」だと思い込んでしまう人。
私にもそんな時期はありましたが、今は自分のアベレージというものを比較的正確に把握出来ていると思います。
それでふと思ったのです。
三振かホームランかみたいな、やたら振れ幅が大きい球撞きだったのが、段々とアベレージヒッターになってきて、アベレージは多少高くなった気がするんですけどね。その分ホームランが出なくなったなと。
安定感は出たけど、その分爆発力も無いなぁなんて。MINの底上げは出来てAVEは上がったけど、MAXは下がった。
なんだかんだでMAXが下がったのを物足りなく感じているってことは「MAXこそ本来の自分の球!」っていう気持ちが多少はあるんだなと(笑)
本来の自分とは思っていなくとも、「たまにはこんな球も撞けるんだぞ」と言いたくはありますなぁ。
3本目
相撞きなり試合なりをしている時の、外野からの合いの手に関して。
過去に何度かボヤいておりますが、中々自分の気分とマッチする合いの手を入れてくれる人はいません。
自分でも「今のは上手く撞けたわー!」って思っている時に「ナイス!」とか「上手い!」とか言ってもらえたら気分が上がります。
この間試合で当たったCクラスの方は、私が望むところで合いの手を入れてくれるので、凄く良い気分で球撞けた。そういう人に会うの久しぶり。
中々良いタイミングで合いの手を入れてくれる人には会わないので、自分で気分を乗せたい時は、自分で自分を褒めています。「上手いわー」「天才だわー」とか言いながらw
もちろん、相手が親しくて遊びで撞いている時だけですけどね。
自分で良い球撞けたと思っている時に褒めてもらえると嬉しいですし気分が乗りますが、自分では何とも思っていない球や簡単だと思っている球の時に「ナイス」って言われたら何とも思わないし、ムカつくこともあると思います。
そして、ミスした時のフォローは一切いりません。「ドンマイ」とかいう言葉は、私は全く必要ない。
自分で自分を褒めることがあると書きましたが、自分で自分を慰めることはしません。自慰じゃないか。
良いショットをした時に褒めるとさらに良い球が撞けるようになるけれど、ミスをした時にフォローしたからって良くなるわけではなく、ミスをした時はしっかり痛みを感じながら反省した方が改善に向かうっていうセルフコントロールです。
ミスをして落ち込みすぎて自滅に向かう、、、って経験は、少なくとも近年はしてません。
この点に関して改めて考えてみると、私は案外メンタル強いんだなと思います。
ミスをした時にドンマイなどの声をかけて欲しい人。前向きな声をかけてもらいたい人。自らポジティブな発言をする人。
そういう人達って、ポジティブなことを言ったり言われていないと気分が落ちてしまう、メンタルの弱い人だよなって良く思います。
ポジティブなことを口にする人ほどメンタルが弱い。
もちろん全ての人に当てはまるわけじゃないですが、私の周りではそういう人が多い。
ネガティブなことを言う人がメンタル強いって言いたいわけじゃないですが、ネガティブ発言をしつつ冷静に現状を把握して次にやるべきことを考察出来る人って、結構多いですからね。
ポジティブなことを口にする人はポジティブで、ネガティブなことを口にする人はネガティブ。そういう表面的なことでしか物事を見ない人が結構多いので、逆もあるんだぞって言いたいだけのネタでした。