鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

千里の道も一歩から

3本立て



1本目


私、日焼けしやすい体質でして。


夏場なんぞ、海に行くだとか山に行くだとか、そういった陽に当たるようなイベントがなくても、普通に日々を過ごしているだけで世間一般の人よりだいぶ黒くなります。


美白に興味があるわけでもないですし、黒くなりやすい人は皮膚ガンになりにくいと聞いたこともありますので、黒くなりやすいことは別に気にしとりません(近年は、老後のシミソバカスを気にして日焼け止めはしっかり塗ってますがw)


そんな私、数週間前に初めてUSJに行きまして。


その日は「1日曇りで、ゲリラ豪雨の可能性も」という気象予報に反して、丸1日晴天。太陽がギンギンギラギラ。


おかげさまで私、黒焦げになりましてね。


だいぶ黒くなったと思っていたのに、誰にも何にも言われない。「どこ行ってきたんですか」とか聞かれると思ったのに、なんにも聞かれない。不満!w


って思ってたんですが、先日久しぶりに会ったJPAの元チームメイト達から「あれ!?鈴木さん!黒くてわかんなかった!」「どうしたんですか!真っ黒!」「どこ行ってたんですか?」と聞かれて満足ww


まだ夏本番はこれからですから、まだまだ黒くなります。



「見た目年齢」を老化させないためには、とにかく日光に当たらないのが良いらしいです。日光大敵。日光を避けて家でゴロゴロして、ワセリンでも塗って保湿しとけって、高須院長が言ってました。


そういう意味ではビリヤードは、見た目年齢を老けさせない良い趣味なのかもしれないですけど、たまに真っ黒な人いませんか?w



私の身近に4名ほど真っ黒な人がいるんですけど、1人は理由を教えてくれず、1人は本当かどうか分からんけど「日サロ日サロ」って言ってて、1人は現場監督で炎天下に立つことが多いかららしく、もう1人は働かずとも金が入ってくる素敵な生活をしていて「朝サーフィン、昼からビリヤード」という殿様生活してらっしゃるから黒いという。


まぁ何が言いたいかって、最後の人みたいな生活がしたいってことだ。




2本目


一昔前まで「フォーム改造が趣味」って言ってて、それはもう頻繁にフォームをあれこれイジっていたのですが、知らぬ間に落ち着いてました。



思えば、何故フォーム改造をしなくなったんだろうか。


後付けで推測してみると「ある程度自分の実力に自信が持てるようになったから」とか「完璧なフォームなんてものはないのだと思い知ったから」だとか、そういう感じでしょうかね。


「完璧なフォームなんてのは無く、どんなフォームも一長一短」なんてのは初級者の頃から薄々分かっていたことだとは思うんですけどね。実感するのには時間がかかるっていう。


後は「自分の球が下手なのはフォームのせいだ!」って思ってたのもあるんじゃないかと思うんです。それが、A級に昇格し、A級である自信が持てるくらいになってくると「自分に足りないのは練習量であってフォームではない」と思えるようになったってのはあると思う。


なんにせよ、フォームの修正や改良をすることはあっても、改造と言えるほどのガラッと全く別のフォームにするようなことはなくなったんですけどね。


この間、唐突な思い付きでやってしまいましたw


私のフォームって、右肘が内側(背中側)に入るようなフォームです。キューの真上には無い。


何故そういうフォームになったのか今ではもう覚えておりませんが、そういうフォームになって久しい。


フォーム改造が趣味であった時期に、肘が真上に来るようなフォームも当然試しているんですけど、何かが駄目だったんでしょうね(覚えてない)


今はもう、肘が内に入るフォームに慣れてしまっているので、肘が真上に来るフォームは「不慣れ」という点でNGだったんですけども。


ちょっと前からテイクバックのイメージを変えましてね。新しいテイクバックのイメージだと、肘が真上に来るようなフォームの方がシックリ来ることが判明しちゃって。


久しぶりにフォーム改造中です。血迷ってるw(何週間かしたら元に戻す可能性大)



肘が真上に来るフォームと言えば土方Pが真っ先に浮かびます。西尾Pがフォーム解析をして「何もかもが真っ直ぐ」だと思ったという土方Pのフォーム。


唐突な思い付きで、肘も肩もキューの真上に来る土方フォーム(ダジャレを言っている場合ではない)になって、やたらと球が入って。


「土方Pに1歩近づいちゃったよ!」「残り9999歩!」とか言ってました(←すべて独り言)


その独り言を言った後に「ん?1万歩じゃ近いかな。10万歩くらい?」とか思って、私は計算を始めたのです。


「毎日球を撞くとして、毎日1歩進むとして、3歩進んで2歩下がるとしたら3日で1歩進むってことだから、9999歩進むには、、、、」






82年







あ。1万歩で充分ですね。はい。分かりました。どうも皆さんお疲れ様でした。





3本目



フィリピンに行くとパウダーが山盛りにされていて、テーブルがベタベタってのは良く聞く話ですが、グローブは使わないんでしょうかね?



あまりフィリピンっぽくない球を撞くフィリピンプレイヤーというとオルコロが浮かんでくるわけですが、パウダーでベトベトってところは一緒で。


オルコロって顎がキューにくっつくくらい、頭の位置が低いですよね。


以前なんの時だったか忘れましたが、ギャンブルだか試合だかに負けたオルコロ。相当に悔しかったのか、負けた後にずっと練習をしていたそうなのですが、「顎が白くなるほど」って表現がされておりましてね。


手もキューもパウダーでベトベト。そのキューを顎に擦るから、顎が白くなる。それを繰り返していると、遠目でも分かるくらい顎が白くなる。


その話を先日唐突に思い出してました。ってことは要するに、オルコロはキューを顎に擦りながらストロークしてんだよな、と。


スヌーカー選手も、基本的にはそうなんでしたっけ?スヌーカー講習会で、そんなことを聞いた覚えがあったようななかったような。


私は、頭の位置が低すぎると、キューが顎にブツかって物理的にヘッドアップをしてしまうことがあるので、少し頭の位置を高くするようにしているんですけども。


しかし、一定のキューの角度でストロークが出来ていれば、頭がキューで押し上げられるってこともないわけでして。


先日の練習中に、自分のストロークの波打ちが気になって矯正しようとしていたんですが、「いっそのこと、顎をキューにくっつけちゃって、それでヘッドアップしないようなストロークを心がけてみるか」と思いつき、実行してみました。


結果はですね。メッチャ球が入るけど、全然キューを切れさせられないww


予想通りでした。



発見もありました。「顎の感覚ってのもあるもんだな」と。


顎をキューにくっつけているわけですので、キューを前後させると顎が擦れます。


その感覚によって、キューの角度を感知しやすいってのはもちろん、キュー出しの真っ直ぐさも感知しやすいし、「いまどれくらいテイクバックしているか」「どれくらいキューを出しているか」も感知しやすくてタイミングも取りやすいんですよ。


顎ちゃん、案外有用かもしれん。



とブログでは書くが、採用する気はあまり無い(無責任)



P.S.


2本目で今はフォーム改造することが無いって言いましたけど、それはプレイの話であってブレイクは未だにフォーム改造が趣味です。


プレイはね。「足りないのは練習量」「練習すれば上を目指せる」と思えるんですけどね。


ブレイクはなんせ目標も現在の自分の位置も数値でハッキリ出ちゃって、しかもそれがちょっとやそっとで何とかなる乖離じゃない。


「後は練習していけば何とかなる」と思えないからフォーム改造に走ってしまう。


そんな毎日。