2本立て
1本目
私の持論としては「普段から癖をつけておかないと、いざという時にも出来ない」なんです。
「やろうと思えばできるけど、今はやらない」みたいな態度だと、やろうと思った時にも出来ないだろうと。
私自身がそうであるし、他人を見ていても「やろうと思えばできる!」って言ってサボっている輩で、いざという時に戦力になる人がほとんどいない。
しかしながら、稀に普段はサボりまくっているのに、いざという時には言葉通り本当にやれるっていう人がいる。
天才なんじゃないかと思っています。
直近の例はビリヤードと全く関係ないんですけど、長期の休みでダラけまくって完全に夜型人間になっていたにもかかわらず(前日までそれを続けていて)休み明けにはしっかり午前5時起床生活に対応し体調も崩さないっていう人。
大して若くもない、私と歳の近い人。
「そんだけダラけてると、社会復帰できなくなるよー」って言ったら毎度「その時になれば対応出来ますー」って返ってきていて。本当に対応出来てるってんだから凄いもんだなと。
ビリヤードでの例を挙げるとすると、普段はソフトブレイクしかしないのに、いざって言う時には40kmブレイクが出来る人とか。
普段は酒飲んで騒ぎながらの5-9ばっかやってんのに、試合になるといきなり静かに超集中出来て結果を残せる人とか。
「やろうと思えばできる」を本当に実行出来ちゃう人ってなんなんでしょうね。天才なのか。
2本目
近頃、若手の台頭で将棋がプチ盛り上がりしていますが、頭を使う競技がとことん苦手な私は、あの手の競技はホントに駄目です。
子供の頃、親に囲碁教室に通わされたことがあったし、大人になってからもう一度ちゃんとやろうと思って囲碁ゲームを買ったこともありましたが、長続きしませんでした。
「やってみたこともない興味がないこと」じゃなくて「やってはみたけど興味を持てなかったこと」ですね。囲碁は。
将棋は遊びで何回かやったことがあるっていう「ルールは知っている」っていう程度なわけですが、やはり興味を持てない。
なので、どんだけ世間が盛り上がってても冷めてます。
まぁ、今の将棋の盛り上がりも、マスコミと一部のミーハーが食いついているだけだとは思いますけどね。
思考のお時間のお題の1つに「なぜ今あんなにも将棋が注目されているか」があります。
キッカケになった人物は言わずとも明らかなわけですが、何故彼がそんなにも注目されたのか。他の人と何が違うのか。どういう人が業界を盛り上げる起爆剤となり得るのか。
そんなことを考えております。
将棋が盛り上がっているからと、各マスコミがうちもうちもと競って取り上げているわけですが、果たして記者やライターさん達はどれだけ将棋のことを分かっているんでしょうか。
良く知らないけど、とりあえず何か書かなかいけないから書いているっていうくらいの人、たくさんいそうだ。
けど、読む側もミーハー素人が多くて、それに納得させられちゃうこともあるんじゃないでしょうかね。
私が初めて本格的にビリヤードをやった日のことで1つ鮮明に覚えていることがあります。
近くの台で一般のお客さんが撞いていました。場所は歌舞伎町なんで、たぶん夜のお仕事のお兄さんたちだったと思います。
後から思えば「たまに遊びでやってる」くらいの素人なんですけど、その時の私はなんせほぼ未経験でしたので、ズガーンとハードに撞いてスコンッと入れているお兄さんたちを「凄いなー」「上手いなー」なんて思いながら見ていました。
いや、ほんと後から思えば、一般のお客さんでしばしば見かける、無意味に強く撞いていてうるさいだけの人なんですけどねw
素人だからこそ素人に説得力を感じてしまうことってあるわけでして。
将棋に関しても、私はド素人でなんの判断基準もありませんから、素人が書いた記事であっても「そうなんだー」と思って納得しちゃっていることがあるんだろうなーなんて。
さて。将棋がプチブームになっているだけに、ラジオ番組でも将棋の事が取り上げられる機会が増えているのですが、この間聞いていた番組で「将棋は自分で負けを認めなくてはならない」と言っておりました。投了っていうやつですね。
悔しい気持ちにも整理をつけて、負けました、参りましたと言わなくてはいけない。人間性を養う側面が将棋にはあると。
(「人間性が養われる」とか「スポーツマンシップが養われる」とか「集中力がものをいう」とか「奥が深い」とか、どの業界の人も「うちの競技ならでは!」って感じで口にしてますけど、どの業界の人も言っているってことは、なんだって同じってことなのだと私はいつも冷めている。全然オンリーワンじゃないぞ)
負けは明らかなのに、意地になって認めようとしないような人がいるそうで、将棋を始めたばかりの子供であっても、既に負けを認められる子か認められない子かはっきり分かれているのだとか。
そんな話を聞いていて私が思ったことは何かといえば「子供の段階で既に分かれているとなったら『将棋で人間性を養う』じゃないじゃん」ってことでしたww
人間性が養われている子は最初から養われていて、ダメな子は最初からダメって。
せめて「負けを認められない子も、将棋をやっていく中で成長していく」とかだったら良かったのに「負けを認められない子は、将棋の腕前もある程度までしか伸びない」みたいな話の持って行き方だったもんだから、「ダメな子はダメ」で終わりじゃん!!ってw
負けを認めらない子は腕前も伸びず淘汰されていく、、、、ってんじゃ「将棋で人間性が養われる」じゃないぞ?「人間性の優れた子が残っていく」って流れだぞ?
駄目ですよ。もっと上手い話し手を呼ばないとww
というツッコミどころがあったってのはさておき、「負けを認める」ってのが大事って点は頷きました。
ビリヤードは、トップクラスのプレイヤーでも、負けた後にウジウジ言い訳している人いますからね。それこそ世界のトップクラスでも(笑)
そう考えると、別に人間性なんて腕前には関係してこないっていう話になりますが、ビリヤードも「参りました」「ありがとうございました」を負けた側から言うっていうのを徹底させると清々しいなと。
それが自然と出来るようになればスポーツって感じになるなーと。
過去に何度もネタにしましたが、私の球歴での最悪の終わり方は「私がゲームボールを入れて振り返った時には、もうそこに対戦相手はいなかった」というやつです。
とにかく勝負に熱すぎてマナーが悪いことで有名な方でしたが、あの人も年取ったし、今は丸くなってるかな?
将棋話でまだ続く。
これまた別の日にラジオを聞いていての情報ですが、小学生の将来なりたい職業ランキングの13位だったかそこらに、早くも棋士がランクインしてきているらしい。
子供のミーハーっぷりハンパないww
将棋も、ビリヤード以上に玄人受けする競技じゃないですか。地味ですよね。素人が見て感動するような派手な格好よさは無い。
となると、13位に入ってくるくらい子供が憧れた理由ってのは「テレビに出られるから」とか「注目されてるから」とかなわけでしょう。競技の内容自体はどうでも良いのではないだろうか。
となったら、ビリヤードも「ビリヤードが上手ければテレビに出られるよ」「注目されるよ」みたいなことを言えれば若年層へのアピールが出来るんだろうなー。
って思ったんですけど、現状は無理なわけでして、結局何が言いたいかって、テレビの力は偉大だってことです。
何かキッカケがあってテレビに出られれば良いですけど、そのキッカケづくりに苦慮しているわけで、もう強引にでも出ちゃえば勝ちみたいなところはあるな。
余談ですが、ソースが違って調査をした会社も違うのであまりあてにならない情報だとは思いますが、小学生の将来なりたい職業と、中学生の将来なりたい職業がだいぶ違いました。
小学生男子はいかにも子供らしい夢のある職業が多く、中学生男子になると少し現実味が出てきていました。
小学生女子はびっくりするくらい堅いというか「女の子は早熟だなぁ」と思わされる、やたらと現実を見据えた職業ばかりが並んでいたのですが、、、
ところが中学生女子になると、急に夢見がちな職業が並んでてww
小学生女子は背伸びしたがりで、中学生になってやっと本音を言うようになるってことですかね?