鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

認めてくれる人

3本立て



1本目



ここ何か月かのハウストーナメントの戦績は、1回戦負けもあり優勝もあり。


私は勝因考察、敗因考察ってのを毎度するのですが、同じ敗因が何度も浮かぶことがある。


そんな敗因の1つがですね。敗因として大きいとは思うのだけれど、言い訳にしかならなそうなので口に出すことはありませんでした(当然ブログにも書かない)


最終的には「集中して撞けなかった自分がいけない」ということになるわけですが、その集中出来なかった原因に外的な要因があるとすると、ついその要因に責任転嫁したくもなっちゃいますよね。


責任の所在がどちらにあるかは置いといて、外的要因によって「集中出来ない」と感じた時に取るべき行動は


・頑張って慣れる
・逃げる(別の環境へ行く)
・その要因を排除する(環境自体を自分好みに変える)



の3択なわけですが、一般的にはなんだかんだで「頑張って慣れる」しか道が無い場合がほとんどですよね。環境を自分好みに変えるのなんてのはまず無理。自分が変わる方が手っ取り早いのであります。大抵は。


けど今回の場合、逃げるのも要因を排除するのもどちらも比較的容易に出来てしまう。なのでなおさら「あれさえなければ、もっと集中して撞けるんだけどなー」「どうしようかなぁ。慣れるべきなのか、排除してしまった方が良いのか」などとモヤモヤ。


口に出したところで言い訳としか思われないだろうから、人に相談することも出来ないし。。。



と思っていたらなんと。ハウスで頻繁にお会いする上級者の方から「鈴木さん。〇〇の時はまともな球撞けないでしょ」として、今の環境では撞かない方が良いとのアドバイスを。



相談したわけでもないのに、向こうの方から気付いてもらえるだなんて、すっごく嬉しい(笑)


周りから見ていても分かるくらいの大きな要因ってことなのかなぁ。


その要因が絡まない、別所のハウストーナメントへの出場を勧められました。


それで思い出したのです。昔プロに相談したことがあった。どうしても苦手なことがあるのだけれど、慣れなきゃいけないのか。それとも逃げても良いのかって。



答えは当たり前なんですけど「内容と程度による」でしたww


たとえば「人から見られながら撞くのが苦手」とか言っている私ですが、見られずに撞ける環境なんてほとんどないですし、もし今後積極的に公式戦にも出ていくとなったら、絶対に見られながら撞くことになりますからね。


見られずに撞ける環境はほとんどないし、その場にいる全員に「見るな!」なんて言うことも出来ない。



なので、それは慣れなくてはいけないこと。



また、「苦手なプレイヤー」にしても、頻繁に対戦しなきゃいけないような人であれば慣れなきゃいけない。


プロは具体的なプロの名前を挙げて「あの人苦手」って仰ってましたw


苦手だけれど、プロはプロとして試合で頻繁に対戦する機会がある。逃げられないし相手を変えることも出来ないから、自分が慣れるしか道が無い。


むしろ、苦手だからこそ慣れるために積極的に普段から対戦するんだとな。


反面、どこか特定の店でしか撞いていない苦手なプレイヤーとなったら、その店に行かなければ良いだけ。どうしても行かなきゃいけなく、その人と撞く機会が必ず来るというなら慣れなきゃいけない。けど、特に用もない店なら行かなきゃ良い。



コンディションも同じですよね。苦手だけれども避けてもいられないコンディションだったら、積極的に撞いて慣れるしかない。慣れる必要もない苦手なコンディションだったら、撞かなきゃ良いだけっていう。


「逃げられるものに無理に挑んでいく必要はない」とのプロ談。



逃げられるのに。排除出来るのに。「自分を鍛えるため!」とブツかっていって玉砕した経験がプロ自身もあるし、そういう人は良く見るんだそうな。



「必要ないことやるより、必要なことやった方が良いですよ」と至極当たり前なことを言われました。


慣れる必要が無いことに慣れようとするより、慣れる必要のあることに慣れた方がいいわけで、後者だけでも膨大な量がありますもんね。意味もなく前者に挑戦している場合じゃないってことだ。




2本目



「私のことを認めてくれている、ガチではないプレイヤー」を相手にすると、まともな球は撞けんなと思わされることがしばしばあります。



まずやはり、トーナメントプレイヤーを始めとしたガチ勢相手の方がこっちも身が入りますでしょう。


ガチではない相手であっても「見返してやりたい」と思うような相手であったり「いいとこ見せたい」って思うような人であれば真剣に撞くんですけどね。


社交辞令ではなく本音から私のことを認めてくれてるなって感じる人が相手だと、見返す必要が無いし、認めてくれているだけに良いところを見せる必要も無いし。


おかげで、ダラーンとした球を撞いてしまって後々まで引きずることがある。いくない。


やっぱり、こういう時には「負けず嫌い」っていうステータスが必要だなぁと思いますね。


どんな場面でも発動する負けず嫌い精神があれば、いかなる時にも気を抜くなんてことが無いでしょうからねぇ。






3本目





以心伝心。



以心伝心って出来たら便利ですけど、伝えたいことを口にしなくても伝わってくれたら便利って話であって、完全なる以心伝心が出来たとしたら、伝えたくないことまで伝わっちゃうわけですからロクなもんじゃないですよね。



私は身近な人の事は出来るだけ理解しようと行動します。好みを把握したり、行動を分析したり。


なので、私に対しては「口にしなくても伝わる」と思っている人がちらほら。


私が相手を理解し、相手も私を理解してくれるという相互の以心伝心関係を築けている人もいるのですが、何名かね。一方的な面々がおりましてね。


口にしなくても伝わることに心地よさを覚えたというか甘えたというかで、心の中で思えばなんでも伝わるとでも思ってんじゃないかっていう態度を取る。サトリじゃねーっつーの。


そして、こちらの言うことは全く理解してくれないっていう。


ようは単なる怠け者ですな。



球撞き関係の友人にもいるわけですが、そのうちの1人は対戦中にまで以心伝心をやろうとしてきます。


酷い例の1つが、まだダブルヒットが一般的に認められていた頃のこと。コール無しでダブルヒットをした相手に私が「コールしてないよ!」って言ったら





「言わなくても伝わるかと思って」



ルールまで変えてきやがったぜ!