鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

競技者として

4本立て



1本目



配置図って、作ったことがある人の方が少ないでしょうし、作るにしてもあくまでも自分向けであって、人に見せることはないって人も多いと思います。


私はといえばなんせブログをやってますんで、人様に向けて配置図を作ったり、配置写真を撮ったりして載せるわけですけども、まぁ難しいわけですよ。


図や写真を出して映像として伝えてしまうと、良く言えば分かりやすいんですけど、悪く言えばその映像から読み取れるものが全てだと思い込まれてしまうことが多い。



上手く図を作るのが難しく、文字で補足するわけですけどもね。


たとえば「図では細かいニュアンスが出せていませんが、実際には撞点右上では出せないような配置だったので、左下で、、、、」という前提で話を進めたらですよ。


「この配置は右上です」とか言ってくる馬鹿がいる。


だから、右上じゃ出せなかったって言ってんだろうが!


図ではね。確かにね。右上で出せそうな感じになっちゃってるけど、そこを文字で補足しようとしてんの!



と内心で憤るわけです。


他のブロガーさんのコメント欄やツイッターでのやり取りを見ていても、私と同様に前提を軽々と無視してくる読者に苦労させられている人を度々見かける。


配置図作成やブログをやったことが無い人は、そういうとこが分からんもんなのかなぁ?




2本目



以前に全く同じことを言いましたけども。


「自分も経験したことがあるから、人に優しくなれる」っていうやつ。基本的には良い話なんですけど、しばしば叱るべきところまで寛容になってしまっているパターンもありますでしょう。


「それは難しいから仕方ないよね」「自分も経験したことあるわー」で許す。それで済む場合があれば、済まない場合だってある。スルーしてる場合じゃないぞってこともある。


叱るべき場面で「気持ち分かるぅ」で寛容になってたら、それは弱者同士の馴れ合いか、単なる「叱れない人」であります。


けども、それ以上にダメだと思うのが「自分も経験したことがあってツラかったから、同じツラさを他人にも味わわせたい」という気持ちから他人に厳しくあたる人な。


ちょっとした笑って済ませられる事なら良いかもしれませんけど、トラウマになるレベルの事となると人間性を疑ってしまいますなぁ。


(昔から気になってた「味わわせる」「味あわせる」のどっちが良いんだろう問題。今更調べてみたら「味わわ競る」の方が正しいそうなw 「味あわせる」でも大丈夫とは書いてあったけど)


「自分が初級者の頃は散々上級者に授業料を払ったから、今は自分が初級者から授業料を取る」ってのも同じですね!


ってところがオチ。



ほんと、そういう人多い。多かったというべきかな。最近は減った気がする。




3本目



オリンピックであったりワールドカップであったりその他諸々、普段はスポーツ観戦をしないようなミーハーな人達も見るような大きな大会が行われる度に思うことがあります。


それは、学生時代の部活やビリヤード、いくつかの習い事で「勝負の場」というものを経験していて良かったなということです。


ビリヤードだけに話を絞っても、色々な経験をしております。


トーナメントプレイヤーとはとても言えませんが、それでも何度か公式戦に出たことはあるし、ハウストーナメント程度なら何度も出ているし、平場での勝負はそれこそいくらでもしているわけで。


そしてなにより身近に多くのトーナメントプレイヤーがいる。世界チャンピオン経験者までいらっしゃる。


なので、勝負の厳しさは分かる。自分程度のお遊びプレイヤーだって苦しいことは多いのに、世界のレベルで戦っていたらどれだけ大変かというのが容易に想像がつく。



オリンピックなどの大きな大会が行われている時期は、多くの無責任な言葉を耳にします。


その選手のことを良く知りもしないのに勝手に期待し、勝手に失望し罵詈雑言。結果しか見ていない。結果しか評価しない。自分が神になったかのような目線でしか競技を見ない。




そんな人間にはなりたくないし、なることは無いと思う。勝負の厳しさ難しさを分かっているつもりだから。


ビリヤードプレイヤーの多くの皆様は同じだと思います。


けど、たまにいますよね。自分の事は完全に棚に上げて神目線でトッププレイヤーに対して好き勝手に言う人。


あぁいう人たちは、日々の生活から何も学んでいないのかな。




4本目



個人でも団体でも、日本人選手や日本のチームが上位にランクインしてるようなスポーツの報道を見ていて度々思うのが「そのランクの人だって、とんでもなく上手いんだぞ!」ってこと。



それこそトップ10入りしているような競技だと、20位くらいの相手を格下呼ばわりするし、30位とか40位とかになってくると安牌扱いっていう。


いやいやいやいや。それくらいの人たちがどんだけ凄いと思ってんの!っていう。


ビリヤードやってる人でしたら、身近にいてメッチャ上手いと思っているプロが試合ではあんまり勝てないとか、思ったよりランキングが低かったとか。


日本の上位のプロが世界に出ても中々勝てないとか。


「上には上がいる」ってのを日々感じてるから、世界ランキングがたとえ100位だろうととんでもなく上手いってのが想像つくじゃないですか。



でも、勝負事の世界に身を置いたことが無い人はピンと来ないんでしょうかね。簡単にメダルメダルって言いますもんね。8位入賞ですら「メダルを取れないレベルの人」とか言って蔑んだりしますからねぇ。



ほとんどの人が経験したことがあるランキングといえば、受験の時の模試なんかどうでしょう。


中高の校内模試でランキング100位じゃあんま凄いって気がしませんけど、全国模試だと考えてみましょうよ。100位はすげーぞ!W


国内100位だって凄い。世界100位はさらに桁違いに凄い。



マスコミの影響もやはり大きいんでしょうかね。ランキング次第で、扱いが全然違いますからねぇ。


オリンピック時期に「メダルメダルって無責任に煽ってはいけませんが」ってアナウンサーが言ってて「良識的な人もいるんだな」と思った記憶があります。良識的な人はおらず、煽ってばっかりだと思ってたからw