今回はちょっと遠くまでやってきました。
大好きな温泉旅行です。場所は群馬県利根郡にある法師温泉。
関越道月夜野インターを下りて、国道17号線を約1時間ほど走ると到着です。
東京はとっくに春なのに、彼の地はまだ冬の気配が濃厚。
そしてお湯は、もちろん最高です。さすが「日本秘湯を守る会」会員だわ。
さて、温泉を楽しんだ翌日、再び国道17号を引っ返して、
月夜野インターの手前10分くらいの場所に、
和菓子好きをそそるお店がありました。
大丸屋製菓さんの店&工場「太助ドライブイン」です。
店舗の横にはガラス張りの工場があり、
蒸し器からもうもうとあふれた白い湯気が
あたりの空気を甘く、あったかく包んでます。
こ、これは!とお店に入れば、できたての饅頭が売っているのです。
看板菓子は、冒頭にどんと写真を載っけましたが、
なんといっても上州名物の「太助饅頭」(12個入り920円)。
皮はふわりと、でもそれなりに厚みがあり、
こし餡が詰まった、少し大ぶりの薯蕷饅頭です。
「太助饅頭」には、こんな由来があります。
江戸時代、上州新治村の百姓出身の太助が継母のいじめに
耐えかねて江戸に出奔。苦労しながら立身出世を遂げたという
(どうやら)史実があって、郷里を出るとき、弁当代わりに持参したのが
「太助饅頭」の前身でした。当時は焼き餅風のものであったのを、
大丸屋さんが薯蕷饅頭に仕立てたということです。
よって、別名は「出世饅頭」とか。ありがたや、ありがたや。
食べて出世が叶うといいのだけど。
この他にも、おいしい菓子はいろいろあって、「栗最中」はすごかった。
最中の皮の下はほとんどが甘露煮の大きな栗で、栗のまわりに
ちょっぴりだけ粒あんが塗ってあります。
これなら「最中のなかの餡びっしり」が苦手の人も大丈夫だわ。
ちなみに店の家紋「丸に十」は鹿児島は薩摩藩主・島津家の家紋でもあります。
上州で、なぜ鹿児島?と不思議に思って店の人に尋ねたら、
何代前かのご先祖が、島津家にお金を貸し、
返済代わりに家紋使用を許されたとか。
不思議なお話だけど、店舗にも饅頭にも、自由気ままに
「丸に十」が踊っておりました。
「大丸屋製菓 太助ドライブイン」
群馬県利根郡みなかみ町新巻483-5
0278-64-0710
http://www.daimaruya.jp/index.html
ちょっとよいなーと思ったら、こちらをぽち。
大好きな温泉旅行です。場所は群馬県利根郡にある法師温泉。
関越道月夜野インターを下りて、国道17号線を約1時間ほど走ると到着です。
東京はとっくに春なのに、彼の地はまだ冬の気配が濃厚。
そしてお湯は、もちろん最高です。さすが「日本秘湯を守る会」会員だわ。
さて、温泉を楽しんだ翌日、再び国道17号を引っ返して、
月夜野インターの手前10分くらいの場所に、
和菓子好きをそそるお店がありました。
大丸屋製菓さんの店&工場「太助ドライブイン」です。
店舗の横にはガラス張りの工場があり、
蒸し器からもうもうとあふれた白い湯気が
あたりの空気を甘く、あったかく包んでます。
こ、これは!とお店に入れば、できたての饅頭が売っているのです。
看板菓子は、冒頭にどんと写真を載っけましたが、
なんといっても上州名物の「太助饅頭」(12個入り920円)。
皮はふわりと、でもそれなりに厚みがあり、
こし餡が詰まった、少し大ぶりの薯蕷饅頭です。
「太助饅頭」には、こんな由来があります。
江戸時代、上州新治村の百姓出身の太助が継母のいじめに
耐えかねて江戸に出奔。苦労しながら立身出世を遂げたという
(どうやら)史実があって、郷里を出るとき、弁当代わりに持参したのが
「太助饅頭」の前身でした。当時は焼き餅風のものであったのを、
大丸屋さんが薯蕷饅頭に仕立てたということです。
よって、別名は「出世饅頭」とか。ありがたや、ありがたや。
食べて出世が叶うといいのだけど。
この他にも、おいしい菓子はいろいろあって、「栗最中」はすごかった。
最中の皮の下はほとんどが甘露煮の大きな栗で、栗のまわりに
ちょっぴりだけ粒あんが塗ってあります。
これなら「最中のなかの餡びっしり」が苦手の人も大丈夫だわ。
ちなみに店の家紋「丸に十」は鹿児島は薩摩藩主・島津家の家紋でもあります。
上州で、なぜ鹿児島?と不思議に思って店の人に尋ねたら、
何代前かのご先祖が、島津家にお金を貸し、
返済代わりに家紋使用を許されたとか。
不思議なお話だけど、店舗にも饅頭にも、自由気ままに
「丸に十」が踊っておりました。
「大丸屋製菓 太助ドライブイン」
群馬県利根郡みなかみ町新巻483-5
0278-64-0710
http://www.daimaruya.jp/index.html
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