この記事には、虫についてのグロい記述があります。
苦手な方はお控えください…オエェ…。



助けてください。
だれかタスケテ。
水田に水が入ったこの季節。

なぜか爆発的に増える
ジャンボタニシ。


そしてジャンボタニシも恋の季節を謳歌するのでしょう…。
卵を産むのですよ!!!
しかもそれが

鮮やかな
ショッキングピンク!!!
(気になる方は検索してください。画像を貼る勇気は、私にはない。)

ふつうさあ~。
卵ってもっと目立たない色にしねえか?
もっとこうさ~。
天敵に食べられないようにって、こう、なんていうの?
保護色?
周りと一体化したような、見つけにくい色っての?
そういう知恵をさあ~!
付けるんじゃないの、生き物はさ~!

なのになぜショッキングピンク!
イヤでも目に入るよショッキングピンク!
川べりとか稲とかそういうところにベタッと張り付いてるんだよショッキングピンク!

水田だらけの我が家の周りではもう、これを見ないほうが難しいわけで。
その中で生きていく方法として、トマコはこのピンクの卵に焦点を当てないと決めたわけで。

ピンクが見えた瞬間、焦点をぼかす!!
凝視しない!!
そうやって生きてきたんだけど!!!

トマコは長男のよめ。
マサオの実家は米農家。
いずれ引き継ぐ私たち。
そうなると、いつかはこのピンクの卵と対峙しなくてはならないわけで…。

というのもですね?
ジャンボタニシというのは、稲にとっては害虫なわけですよ。
初夏、まだ若くて柔らかい水稲苗の青い葉を、ジャンボタニシはムシャムシャと食べて枯らしてしまうのです。
なのにジャンボタニシの野郎ってば、用水路はもちろん、稲自体にも卵を産み付けらっしゃるのでね?
だから、近所の農家のオジサマオバサマはみなさんそろって、駆除するわけです。

え?
薬を使うのかって?

いいえ、手作業ですよ…?

小さな網を持ってね…?
それを使って、卵をベリッと…
ネチョッ…と
剥いで集めて捨てるわけです…

イッ…

イヤアアアアアア!!!
恐ろしすぎるううううううう!!!!!!!

ハッ…
思わず発狂してしまった…

だって…
だってだって…!!!
いくら網を使うって言ってもね!?
いや、網を使うってことはだね!?
ピンクの卵に焦点を当てて見る必要があるってことでね!?
そんなっ…
そんな恐ろしいこと…!!!

しかも!!
しかもだね!?
卵だけじゃないのだよ!!
だって問題は孵化したあとのジャンボタニシ本体でさ!?
そいつがモリモリ稲を食らっちゃうわけだからさ!?
ジャンボタニシ本体を駆除する必要があるんだわさ!?

え?
どうやって駆除するのかって?
そら、あなた…。

やっぱり手作業ですよ…。

こう、小さな網でね…?
水田の中にいるジャンボタニシをすくっていってね…?
それがいっぱいたまったら、道路の真ん中にジャッとひっくり返してね…?
長靴でバリバリと踏んで…。
殻ごと踏んで…やっつけるっていう…。

イッ…

イヤアアアアアア!!!
勘弁してくださいマジでええええええ!!!!!!!

ハッ…
またもや発狂してしまった…

だってこの時期になると道路のあちこちで見かけるジャンボタニシさんのカケラたち…。
それももちろん焦点を合わせないわけでしてね…。
道の真ん中に広がったジャンボタニシさんのご遺体を、避けて歩くと言うか…。
もうひたすら、見ないように…見ないようにしていたわけですけどね…。

ていうかいつか…
いつの日か私がアレを…
おみくじクッキーのごとく踏み潰す日が来るのかと思うともう…

いてもたってもいられないっていうか!!!
叫びたくなるっていうか…!!!

でっ、でもね!
いつまでも怖がっていちゃいけないと思うの!
トマコもいつかはこのピンクの卵を駆除する側になる身!
おいしいお米を、農薬をほとんど使わない安全なお米を皆さんに食べてもらうために!!
米農家として胸を張って生きていくの!!
そう!!
頑張るの私!!

ピンクの卵ごときに弱音を吐いていてはいけないのよ!!

ということでですな。
私は悟った。
怖い怖いと思うからダメなんだ。
好きだと思って見ればいいんだということに。
嫌い嫌いも好きのうちっていうしさ?
好きだ好きだって思えば嫌いに…じゃねえ。
好きだと思えば一周回ってなんとも思わないようになるんじゃねえの?ってね?

そもそもさ?
ジャンボタニシの卵って思うからキモイんだと思うわけ。
そうさな?
あれを…
川辺のラズベリーと思えば…。
ラズベリー…。



うん、無理があるな?

あ、じゃあさ?
かわいい名前を付けたらどうだろう?
ピンクの卵だからさ?
略して「ぴんたま」って呼べばさ?
どう?

ぴんたま…

ぴんたま…

ぴ・ん・た・ま…☆

ほら!
なんてかわいいネーミング!!
あそこにも、ここにも、ほ~ら!!
かわいいぴんたまがギッシリくっついて~…



うん、名前じゃフォローしきれないキモさだな?

もうほんとどうしたらいいのぴんたま…。
愛することはできなくても、せめて凝視してもなんとも思わないくらいの平然さが欲しいのよぴんたま…。

そんな時、仲の良いお友達から来たラインがコレで。


「完全にぴんたま。」 by アネ子

きっと、何も知らなければ何も思わない画像だったのに…。
ヤツがぴんたまなどという一文を付けたがゆえに、もうそれにしか見えず…。
トメ子は更なる深みに落とされた気持ちになったのでした…。

次回は、そんなヤツの話。

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