ホタルの国から　　　～久米島・南西諸島　　沖縄の小さな島～　　

前日から降りだしていた雨が、奇跡の様に止んでくれたので、

私たちも子どもたちも、待ち望んでいた

アミークスの敷地を流れる天願川の生きもの探しが出来ました。



















この場所の支流は、子ども達に野外学習を行うために、

館長と二人で周辺の生きもの調べの下見をした際の、一番いい川です。





「アミークスって何？」「そんな小学校が在るの？」と、

うちの息子の担任の先生が首をかしげるのも当然の開校４年目の

新しい学校です。

その学校の敷地は、以前、うるま市を具志川市と呼んでいた頃には

栄野比の野外レクレーションセンターとして有名な場所でした。





館長は､そのレクレーションセンターを造る前の２８年前(１９８６年)、

「野外レクセンターが出来る前に生きものの記録を残し､周辺の昆虫を展示したいので」

と具志川市教育委員会から依頼され調査した事があったのです。

なんという、偶然でしょうね。



子ども達と一緒に探した生きものは、数や種類は少なかったものの、

オオウナギもゲットする事が出来たし、グッピーの生態にも気づいてもらえたし。



限られた短い時間で、随分沢山の収穫が在りました。

そうした経緯もあり、今回の野外授業に招いて頂いた際、

この川の重要な価値を伝える事と、

学校の敷地として大切にしてほしいという願いを伝える事が出来て

館長は、とても嬉しそうでした。



「こんなところ、行った事も無いわ。」

「これって、本当に冒険じゃない！」

普段、入る所じゃないと、敬遠していたジャングルみたいな草むらをかき分けて、

「アミークスにこんな場所があったの」と、意外な発見をした子ども達の顔には、

大袈裟にいえば、新天地を見つける困難と、それを乗り越えた清々しさが、垣間見えました。



その笑顔に、館長も私も、来て良かったなぁと想いました。

約４時間を２クラス交代で、授業を行いましたが、

最初のクラスは、お礼の手紙まで書いてくれていて、本当に嬉しかったです。







昨年の離島交流体験で､久米島を訪れてくれた事が切っ掛けになり実現した野外学習会｡

今後も、機会があれば、ぜひ、夜のアミークス野外学習会を開きたいですね。

お世話になった、上江洲教頭先生、そして、アミークスの５年生の皆さん、

講師に呼んで頂いて、本当にありがとうございました。








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