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てらまち・ねっと



 「ノーベル賞」ならぬ「イグ・ノーベル賞」がこの何年も話題になっている。
 今年は日本の学者らのユニークな研究・ほかが受賞したニュースが流れている。それで、関連を見てみた。
 今日は以下を記録しておく。

★共同 2017/9/15 10:18★≪「性器の大発見」に生物学賞 日本人ら4人がイグ・ノーベル/ブラジルの洞窟に生息する昆虫の雌に、雄のような形状の交尾器(性器)があることを発見した≫

★ ITmedia 2017年09月15日 13時27分★≪「メスがペニス持つ昆虫」日本人らの研究にイグ・ノーベル賞/教授は「世界中の辞書には、ペニスは男性のものと書かれているが、われわれの発見により、すべての辞書が時代遅れになった」などとコメントし、会場をわかせた≫

★読売 2017年09月15日 22時06分★≪メスが「男性器」持つ虫発見…イグ・ノーベル賞/平安時代の宮中を舞台に男女が性別を入れ替えて暮らす様子を描いた「とりかへばや物語」にちなみ、昆虫を「トリカヘチャタテ」と名付けた≫

●ノーベル賞とイグ・ノーベル賞を両方受賞した人っているの?/THE PAGE(ザ・ページ) 2014.10.12 /ノーベル物理学賞受賞「炭素新素材グラフェンに関する革新的実験」、イグ・ノーベル賞受賞「カエルの磁気浮上」/イグ・ノーベル賞を2回受賞した人は日本にも

●ハザードラボ  2017年09月15日 17時34分★≪「猫は液体!」フランスの物理学者にイグ・ノーベル賞/ ほか、高齢の男性はなぜ耳が大きくなるのかを医学的に解明、ユニークな研究が目白押し≫

● NAVER まとめ 2017年09月15日★≪ え!…猫は液体だったの?「イグ・ノーベル賞」の物理学賞受賞研究は…「猫は固体と液体両方になれるか?」≫
         
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●「性器の大発見」に生物学賞 日本人ら4人がイグ・ノーベル
       共同 2017/9/15 10:18
 【ケンブリッジ共同】ユニークな科学研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が14日、米マサチューセッツ州ケンブリッジのハーバード大で開かれた。ブラジルの洞窟に生息する昆虫の雌に、雄のような形状の交尾器(性器)があることを発見した吉澤和徳北海道大准教授(46)や上村佳孝慶大准教授(40)ら4人が生物学賞を共同受賞した。

 日本人のイグ・ノーベル賞受賞は11年連続。吉澤さんと上村さんは都合があり式典を欠席したが、感謝のビデオメッセージを寄せた。吉澤さんは共同通信に対し「材料の面白さが評価されたと思う。めちゃくちゃうれしい」と喜びを語った。

●「メスがペニス持つ昆虫」日本人らの研究にイグ・ノーベル賞
           ITmedia 2017年09月15日 13時27分

赤い部分が「メスペニス」、先端に受精嚢の入り口が開き、精子を受け取る=ニュースリリースより
 「イグ・ノーベル賞」の2017年の受賞者が発表され、生殖器の形が雌雄逆転した昆虫を明らかにした、日本人らの研究が生物学賞を受賞した。

 ユニークな研究に贈る「イグ・ノーベル賞」の2017年の受賞者が9月15日に発表され、生物学賞に、生殖器の形が雌雄逆転した昆虫の存在を明らかにした、北海道大・吉澤和徳准教授、慶應義塾大学・上村佳孝准教授などによる国際研究チームが選ばれた。日本人の受賞は11年連続。

 この昆虫は、ブラジルの洞窟に住むチャタテムシの1属で、「とりかへばや物語」にちなんで「トリカヘチャタテ」と名付けられた。

 メスがペニスのような交尾器を持ち、オスに挿入することで交尾を行う。この「メスペニス」の根元には多くのとげが生えており、約40~70時間と長い交尾時間中、メスはオスをしっかり拘束して精子を受け取るという。

 吉澤准教授らは「洞窟で調査中」のため授賞式に出席できなかったが、洞窟で撮影されたビデオメッセージが会場で流れた。ビデオメッセージで吉澤准教授は「世界中の辞書には、ペニスは男性のものと書かれているが、われわれの発見により、すべての辞書が時代遅れになった」などとコメントし、会場をわかせた。 

●メスが「男性器」持つ虫発見…イグ・ノーベル賞
       読売 2017年09月15日 22時06分
 【ワシントン=三井誠】ユーモアあふれる研究をたたえる米国の「イグ・ノーベル賞」が14日、米ハーバード大で行われた授賞式で発表され、メスがペニスのような交尾器をオスに挿入して交尾する昆虫を見つけた日本人研究者らが生物学賞を受賞した。

 日本人の受賞は2007年から11年連続になる。

 受賞したのは、北海道大の吉澤和徳准教授(46)(昆虫学)、慶応大の上村かみむら佳孝准教授(40)(進化生物学)らで、ブラジルの洞窟にすむシラミに近いチャタテムシという昆虫の仲間は、メスが交尾器をオスに挿入することを発見した。吉澤さんは「常識はずれの昆虫に驚いた。昆虫の世界はまだ知らないことばかりだ」と話す。

 この虫は体長約3ミリで、交尾中にメスがオスから精子とともに栄養分を受け取るため、メスが積極的に交尾できるように交尾器の形が進化した可能性があるという。平安時代の宮中を舞台に男女が性別を入れ替えて暮らす様子を描いた「とりかへばや物語」にちなみ、昆虫を「トリカヘチャタテ」と名付けた。

●「猫は液体!」フランスの物理学者にイグ・ノーベル賞
      ハザードラボ  2017年09月15日 17時34分
・・・(略)・・・ また、世界的に猫の人気が高まるなか、愛猫家の共感を集めそうな研究も登場した。フランスの統計物理学研究所の研究者マルク=アントワーヌ・ファルダン氏は、どんな小さなスペースにでも入る猫の体の柔らかさに着目し、「猫は液体にもなれる」と、その流動性を物理学的に分析。インターネット上に拡散されている多数の猫の画像を元に、「猫が液体であることを裏付ける15の証拠」を発見したとスピーチすると会場は笑いに包まれた。

 このほか、高齢の男性はなぜ耳が大きくなるのかを医学的に解明した英国のジェームズ・ヒースコート氏には解剖学賞、生きたワニと接触することでギャンブル依存症にどんな影響を与えるか実験した米国とオーストラリアの研究グループに経済学賞など、今年のイグ・ノーベル賞は例年にまして動物好きにはたまらないユニークな研究が目白押しだった。

●え!…猫は液体だったの?「イグ・ノーベル賞」の物理学賞受賞研究は…「猫は固体と液体両方になれるか?」
         NAVER まとめ 2017年09月15日 
「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」を表彰する「イグ・ノーベル賞」。2017年の物理学賞はフランスのアントン・ファーダンさんの「猫は固体と液体両方になれるか?」という研究が受賞。レオロジー(流動学)に基いて「ネコは液体の定義に一致しています」と指摘。ネットでは「猫は液体だったのか…」と話題。

●ノーベル賞とイグ・ノーベル賞を両方受賞した人っているの?
      THE PAGE(ザ・ページ) 2014.10.12 10:00 (文責・武蔵インターナショナル)
・・・(略)・・・
ノーベル、イグ・ノーベル両賞受賞者は現在までで1人だけ
人類に資する顕著な功績に対して贈られるノーベル賞と、人々を笑わせ考えさせる独創性が評価されるイグ・ノーベル賞。「これまで両方受賞した人はいるだろうか?」と調べてみたら、いらっしゃいました。2010年に「炭素新素材グラフェンに関する革新的実験」でノーベル物理学賞を受賞した、ロシア生まれのオランダ人物理学者のアンドレ・ガイム博士。2000年に「カエルの磁気浮上」でイグ・ノーベル賞も受賞しています。現在まで唯1人の両賞受賞者、気になる研究のさわりをご紹介します。

ノーベル物理学賞受賞「炭素新素材グラフェンに関する革新的実験」
 ガイム博士が2004年に発見した「グラフェン」は、厚みが原子1つ分(0.38ナノメートル)の炭素シート。300万枚重ねてやっと1mmという超極薄ながら、強度は鉄の100倍で弾性は6倍の「強くてしなやか」な理想的性格。透明で電気も熱もよく通すため、半導体やセンサー、タッチパネル、太陽光電池などへの応用はもちろん、量子物理学やバイオテクノロジーにも革新をもたらす可能性に満ちているそうです。現在、世界中の企業が応用研究とその実用化に取り組んでいるのだとか。

 「神が作った材料」とも「世界を変える素材」とも呼ばれるグラフェン。その存在は50年以上前から知られており、理論的な研究例もありましたが、「どうやって取り出すか」はほぼ手つかず。「鉛筆の芯などに使われるグラファイトから1層だけ剥離すれば」と考えても、「物性の不安定さから困難」というのが常識でした。

 ところが、ガイム博士とパートナーのコンスタンチン・ノボセロフ博士の2人は、グラファイトの塊にセロファンテープをくっつけ、剥がしたものをシリコン基板に押しつけることを繰り返して「世界一薄い素材」の抽出に成功。「驚嘆すべき容易な方法!」と称賛され、「剥がして遊んでいるうちに、ほとんど偶然に」という説もありますが、まさにコロンブスの卵的発見でした。

イグ・ノーベル賞受賞「カエルの磁気浮上」
 イグ・ノーベル賞を受賞した「カエルの磁気浮上」は、強力な磁場を形成して、その中に生きたカエルを入れて浮き上がらせるもの。一見トンデモ科学みたいですが、英国の物理学専門誌『Physics World』にも紹介されているそうです。

 もちろんカエルの体内に磁石を埋め込んで、というのではなく、カエルはカラダの中に多くの水を含んでおり、水は磁石に反発する「反磁性体」なので、強力な磁場の中では磁力に反発する力(反磁性磁気力)が生じる、ということ。上向きの反磁性磁気力と下向きの重力が釣り合うと、カエルは無重力(=微小重力と呼ぶそう)状態のように空中に浮遊するのだとか。同様の実験のいくつかはYouTubeで見ることができます。

 ただし、カエルのカラダに反発力を生じさせる磁場の力は16テスラ……といってもさっぱり見当がつきませんが、昔「磁力の強さ」を表す単位だったガウスに換算すると16万ガウス。ひところ話題になった携帯電話が50ガウス、医療用のMRIで1.5~3テスラといいますから、その強さたるやケタ外れです。カエルは大丈夫? 血中の鉄分だってあるし……と心配になってきます。
 
 それはさておき、こうした研究は現在さまざまな大学や機関で行われており、微小重力空間が生体や化学物質に与える影響、磁場や微重力空間の環境を生かした高分子技術などへの応用も期待されているそうです。

イグ・ノーベル賞を2回受賞した人は日本にも
 今年は「バナナの皮」の研究という親しみやすい受賞テーマだったためか、なんだか身近に感じるイグ・ノーベル賞。これまで2回受賞した人が2人います。「ホメオパシーに関する研究」で1991年と98年に受賞したフランスの免疫学者ジャック・バンヴェニスト博士と、もう1人が北海道大学の中垣俊之教授。2008年と10年に「粘菌に関する研究*」でそれぞれ認知科学賞と交通計画賞を受賞しています。2010年の受賞時、中垣教授は公立はこだて未来大学で教鞭をとっていましたが、受賞チームには北大の先生が3人所属していました。同年は、クロスカップリングの研究で鈴木章北大名誉教授が化学賞を受賞しているので、北大はノーベル&イグ・ノーベルのW受賞。けっこうすごいことでは?

*2008年の認知学賞は「単細胞生物の真正粘菌にパズルを解く能力があることを発見したこと」に対して、2010年の交通計画賞は「粘菌を使って最適な鉄道網を設計できることの証明」に対してのもの。


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