非国民通信

ノーモア・コイズミ

結果が出れば話は違う

2015-08-26 23:25:04 | 社会

山本耕史 堀北にフラれ続けた6年明かす(デイリースポーツ)

 女優・堀北真希(26)と22日結婚した俳優の山本耕史(38)が24日、フジテレビ系「とくダネ!」の独占インタビューに応じ、初共演時から猛アタックを続けてきたが、6年間フラれ続けていたことを明かした。今年5月に舞台で共演し、毎日約40通の手紙を渡し続け、いきなり「結婚しましょう」とプロポーズしたことなど、結婚秘話を明かした。

(中略)

 12年には堀北がNHKの朝ドラ「梅ちゃん先生」に主演。山本が出演するNHK大河「平清盛」の撮影スタジオはちょうど隣で、毎日、衣装のまま堀北のスタジオに顔を出し、「もう来ないでいいですから」とまで言われたという。

 そして今年。5月上演の舞台「嵐が丘」で恋人役での共演が決定。フラれ続けた6年間を思い、「僕でいいんだろうか」と一瞬、思ったというが、そこはめげない山本。けいこの後半から毎日、40通近い手紙を書いて渡したという。堀北からの返事は、一通もなく、電話番号も教えてもらえなかった。

 迎えた千秋楽。「せめて俺のを教えさせてください」と再び自分の番号を教えると、その夜、やっとLINEで返事が来たという。

 その後、堀北が京都入りすることを聞き、新幹線での“待ち伏せ”を狙い、「勘で新幹線をとった。これで(堀北が)乗っていたら、奇跡というか、運命というか」。東京駅から乗ると、堀北は奇跡的にも品川駅から乗ってきた。山本は「思いのつまった」指輪を堀北に渡し、「交際じゃなくて、『結婚しましょう』と言いました」と、「交際」を飛び越え、いきなり求婚したことを告白。

 

 芸能人の結婚なんてどうでもいい話ですが、そこに至るまでの行為がストーカーじみていると話題を呼んでいるようです。まぁ5月上演の後半からという短期間で40通もの手紙を渡すなんてのは舞台人というのを差し置いてもエキセントリックですし、相手の乗る電車で待ち伏せして云々とまで来れば、事と次第によっては警察沙汰になっても不思議ではないでしょう。最終的には結果オーライなのかも知れませんが、そうならない未来もあったようには思います。

 

しつこいラブレター、41歳男をストーカー容疑で逮捕 「当然だ」「これで逮捕は早すぎる」(J-CAST)

 交際を求める手紙をしつこく手渡そうとしたとして、41歳の無職男が2012年11月24日、ストーカー規制法違反(つきまとい)で逮捕された。

(中略)

 毎日新聞電子版によると、千葉県市川市在住の男は12年10月中旬、自宅近くのコンビニを数回訪れて20代のアルバイト女性店員に「一緒に遊んでほしい」などと交際を求める手紙を2回手渡した。

 この後も店に出向いて再び手紙を渡そうとしたが、女性に受け取りを拒まれた。そこで新たに別の店員に2回、女性宛の手紙を託すなどしたため女性は市川署に相談。男はストーカー規正法違反で逮捕された。

 

 さて、アクセスランキングを見ていますと時に昔のニュースが上がってくることがありまして、たぶん上記引用した代物は冒頭の山本氏との絡みで話題になっているようです。山本氏が渡した手紙は40通、逮捕された41歳氏は僅か2通(5回)ですから、要するに熱意が足りなかったものと思われます。もっと頻繁に手紙を受け取らせ、電車にも乗り合わせようと尾行なり探偵なりしていれば、この男性がアルバイト女性と仲良くなる可能性も、もしかしたらあったのかも知れません。

 中にはストーカー被害の訴えがあったにもかかわらず警察の動きが鈍く取り返しのつかない事態に至ってしまうケースも多々ありますので、上記のような素早い対応ならぬ素早い逮捕に理解を示す人もいるでしょうか。まぁ、単に逮捕しやすい相手だっただけではないか、という気もしないでもありません。被疑者が社会的に立場の強い人であったり、警察を威嚇できるだけの暴力を備えた人であれば、もう少し警察の対応は慎重なものになったはずです。

 明確な拒否があったか云々というのが一つの基準らしいですけれど、冒頭の芸能人達の場合はどうでしょうね。地位を悪用したセクハラの類も少なくない業界のような気もしますが、果たして山本氏と堀北氏の力関係はどうだったのやら。ヨソの業界よりも恣意的に人が選ばれるであろう芸能界においては「断りにくい相手」というのは極めて多いのではないかと推測されます。結果オーライでも、最初の段階では本当に嫌だった、警察ではなく事務所に相談したけれども取り合ってもらえなかった等々、そういうことは普通にあるでしょう。

 最終的に打ち解けて結婚にまで至るとなれば、「最初は嫌だったこと」も美談になります。逮捕された41歳氏でも、逆転ホームランの可能性はあったのかも知れません。しかしゴールにたどり着けなければ、単なるストーカー行為で終わりです。まぁ、純愛もストーカーも紙一重です。容姿や収入云々以前に受け身じゃ絶対モテません。相手を傷つけるのを厭わず“攻撃”できるだけの積極性は必須です。男女ともに未婚率の上がる時代、子供ができたわけでもないのに結婚する人ともなれば、冒頭の山本さんくらいにしつこい人はそんなに珍しくないのかも、という気もしてきます。

 

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