子どもの夏休みの宿題で工作ってあるでしょ?
あれって、今はメルカリで売ってたりしているんだってね。
わざと下手ぴぃに作られたものが出品されていて、結構売れるのだそーな。
需要と供給が上手くマッチしているので、いいっちゅーたら、いいんだろうけど、何だかなぁ・・・
「あ!メルカリで売ってる!ラッキー♪」
って言って買う親は、どういう良識なんだろう。。。
確かに、とりあえず結果さえ良ければそれでいいのかもしれないけれど、夏休みの宿題って、それをやる目的は提出する「結果」のみならず、その「過程」が大事なんじゃないかな・・なーんて思うのは私だけ?
実はこの話を聞いた時、思い出されたのは亡き父のこと。
私が高校生の時、自営業でほぼほぼ自宅近辺しか行動範囲がなかった父が梅田に出ると。
その頃私は、通学で定期券を持っていたので父に、
貸したろか?( ̄◇ ̄ ) テーキケン
運賃、浮くやーん・・って思って言ったんだけど、
「そういうことはしたらアカン!」
と一蹴されたのよね。
その時は、そんな硬いこと言わんでエエのになぁ~・・なーんて思ったりしたんだけど、後で考えると、自分の父がこの人で良かったとも思ったわけで。
だって、高校生と言えど、頭の中はまだまだ子供。
やっていいことと悪いことの区別があんまりはっきりしていない。
友人たちとのノリで、悪いことをしてしまうこともあるぐらいだから、やはりそこは大人が正しい背中を見せないといけないわけで。
他人の定期を使って運賃をちょろまかすのがOKという教えを受けたら、その子はきっと大人になってそれはOKの領域に入れることになって、それをまた自分の子供に伝えることだろう。
ちなみに私の親は、夏休みの宿題を手伝ってくれたことは一切ない。
忙しかったからかもしれないし、子供の宿題は難しくて手に負えないと思ったからかもしれない。
幸い私は子供の頃からきちんとした性格だったので、宿題ができなくて8月末に慌てるということはなかったけど、兄などは、できずに新学期を迎えて、学校で先生に怒られたという話も聞いたことがあるので、両親はそんな兄にも手助けはしなかったのだろう。
宿題ができなくて怒られるんだったら、それはその子がそこから学んでいくことだと思うし、うちの親が子供の夏休みの宿題に対してノータッチだったのは正しいことだと思うんだけどね。
でも、そんな真面目な、不正をしない親に育てられたら、それはそれでキッチリしすぎる性格となって、自分を苦しめることにも。
だからある程度ゆるゆるな親の方がいいのか?
「お金で解決できるなら、それでもエエや~ん」
こういう考えの親に育てられたなら、上手く世の中渡っていけそうだ。
たぶん思うに、こういう親の考え方は、そのまた親の考え方を受け継いでいることが多いのだと思う。
今の時代、何がやっていいことか、悪いことかわかんなくなってきているけれど、こうやってその人の良識が子供に孫にどんどん引き継がれていく。
子供は親の背を見て育つ。
こわい、こわい・・・
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