2年間にわたり,JKA RingRingプロジェクトに支援いただいた「実環境下での簡易流体計測システム開発」が終了しました.
要素技術を積み重ねてシステムを作り上げるというスタイルの研究では綿密なスケジュール管理は必須です.このプロジェクトで要求される進捗管理は非常に適したものであると感じました.
当初目標に対しては,80から90%は達成できたと思います.100%でないのは,様々な制約が生じ,屋外実験が十分に出来なかったためです.一方,当初目標以上のことができた部分もあります.新たなデータ分析手法によってノイズを含むデータから有用な情報を抽出できることを見出せたことです.計測手法自体の高精度化とともに,データ分析手法を発展させることが今後の課題となります.