<29th July Sat>

プロムスで3日前にやった'The Godlike Genius of Scott Walker'を昨夜テレビで観ましたが、よくもまあこれだけ下手くそな歌手ばかり集めたものだと、50年来のスコット・ウォーカー大ファンである私はプンプンムキー。 プロムスが段々妙な方向に進んでるのもいかがなものか?

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いつも賑やかに誰かがくるくるぴょんぴょんしてるドン・キホーテは大好きなバレエですから、7月26日に又行きました。ダンサー発表前に買った切符ですが、この日は幸い、あの可愛い可愛いシャクリャーロフ君の出番と重なって、ヤッホーチョキ口笛 

 

 

 

 

男の子ウラジミール・シャクリャーロフは6月にロイヤルバレエでオシポワと「アルマンとマルグリッド」で共演したし(→こちら)、三年前にはマリインスキーのロミオとジュリエット(→こちら)ですっかり惚れてしまった32歳のプリンシパルで(もっと若く見えるけど)、もしこんな子がロイヤルバレエに入ったりしたら、オペラハウス通いに拍車が掛かって私の生活メチャクチャになりそうだわ。

初日のキム君(→こちら)と比べると、シャクリャーロフは踊りも体型もおっとり丸い感じで、時折ぐらついたりしてスピード感、シャープさ、安定度でもキム君に負けますが、恋人を手に入れるために狂言自殺までしちゃう単純で明るい村の青年を自然体で表情豊かに演じてくれて、可愛い笑顔から目が離せませんでした(ええ、近いのに双眼鏡でしっかりがん見しましたともゲラゲラ)。ロミオのイメージが強いけど、コミカル演技もいける。

 

だけど、残念無念、全演目買ったのにシャクリャーロフ君が出る白鳥の湖(7月31日)とバヤデーレ(8月11日)は外れちゃいました・・・しょぼん。 ダンサー発表してから切符売れよな~ムキーッパンチ! 全部の日にちで一応買っときゃよかった・・えーん。 次回はそうしようっと。

シャクリャーロフ君、バイエルン国立バレエにも所属してるそうで、オペラだけじゃなくてバレエも羨ましくて溜まらないミュンヘンに住みたいぞぶちゅー

 

 

 

   

女の子村娘キトリはと言うと、初日はキム君よりうんと年上でしっとり大人の雰囲気でテクニックは凄いけどどうみてもおきゃんな若い村娘には見えなかったプリンシパルのヴィクトリア・テリューシキナでしたが、この日はうんと若くて(2年前にバレエ学校卒したばかり)小柄でキュートで可憐なレナータ・シャキロヴァで、お父さんに金持ち男との結婚を無理強いされてふくれっ面したりするキトリそのもの。 細かい所が全てピシっと決まるわけではなくてテクニックは先輩に劣るけど(まだランク低いですから)、踊りながらシャクリャーロフと交わす目線も本当の恋人同士かと思うほどケミストリーも最高ラブラブ。 劣るとは言え充分上手だし、皆さん朗らかに微笑みながら「頑張れ!」、とハラハラさえもほっこり楽しんでたに違いないですほっこり。 ドン・キホーテはこうでなくちゃ。 初日カップルは上手と感心してもケミストリーも明るさも感じられなかったですから。

 

 

    

闘牛士も初日よりも役にはまってて、大袈裟なええかっこしーの伊達男ぶりが面白かったし、大柄で迫力あるジャンプも決めポーズもばっちり。

 

というわけで、バレエはテクニックだけでなく、容姿も含めキャラ的に役柄に合う合わないがとても大切なのだと再確認(いえ、オペラだって大切なんですがね、そこまで求めると成り立たないので)。

 

どっさり撮ったシャクリャーロフ君の写真、同じように見えてもこれ以上ボツに出来ないのでたくさん載せときます。うっとりラブ クリックで拡大します。

    

   

 

   

 

   

    

では、今日はマチネの白鳥の湖に行ってきます。着物で。

 


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