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カテゴリ:つれづれ
玉置浩二がやしきたかじんの名曲「やっぱ好きやねん」を歌うというので,「ベストヒット歌謡祭2014」を見た。いや,私は年末にならないとその年の音楽シーンが分からないくらい最近の音楽に疎いので毎年この番組から始まる年末音楽番組は必ず見るようにしているのだが,特に今年のこの番組は注目していた。もちろん,玉置浩二がどのようにあのたかじんの独自の世界を表現するか見物だと思ったからである。
見た感想はひとつ。やはりあの世界は,唯一無二のものであるということであるということだ。 何も玉置浩二をくさすわけではない。もしたかじんが元気であれば楽曲を提供する予定だったという玉置浩二にとって,たかじんの代表曲を,しかも大阪のホールで歌うということは,相当のプレッシャーがあったに違いない。現に,その歌唱は,十分にたかじんに対するリスペクトにあふれるものだったと思っている。しかし,肝心のさびの部分,「やっぱすっきゃねん,やっぱすっきゃねーん」と歌うべきところ,「やっぱすきやねん,やっぱすきやねーん」と歌ったことには興ざめしたファンもたくさんいたに違いない。ただ,やむを得ないだろう。旭川出身の玉置浩二がそのように歌うと単なるたかじんの物まねになってしまう。たかじんに対するリスペクトを込めながら,なおかつ玉置浩二の世界観を崩さずに歌うためには,あのあたりで折り合いを付けなければならなかったのかなと思っている。それがプロフェッショナルというものである。 通信カラオケ(もはや死語だろうな,かつてはレーザーディスク主流だったことなんて,どれだけの人が覚えているだろうか)が当たり前になった現在,カラオケ各社ともたかじんの楽曲は少なくとも50曲は収録されているのであって,アルバム収録曲やシングルのC/W曲の名曲も多数はいっている。しかし,たかじんの歌は本当に難曲が多い。節回し,感情の込め方,そして語るべきところは語り,歌い上げるべきところは歌い上げるところの使い分けが非常に難しいのである。その極点とでもいうべきなのが「黄昏のベンチ」(アルバム「PROCESS」収録)である。これはもう反則である。これを完璧に歌い上げたらたかじん道免許皆伝と言ってもいいくらいの難局かつ名曲である。とにかくこの私,まだたかじんの曲がろくに収録されていない時代からとにかくカラオケではたかじんを歌い込んできた自負だけはあるが,とにかくたかじんの曲は難しい。素人が我流で歌いこなそうとしたらまるで別物になってしまうだろう。われわれ素人は素直にたかじんのオリジナルを聞き込んでまず真似から入った方がいい。はっきり言って,これだけの歌をリハーサル3回限定で吹き込んだという伝説に,たかじんの歌唱能力の高さと,その裏に隠されていたであろう精進を垣間見ることが出来るのである。 今日はまあ,このくらいにしておこう。別にカープにさしたるニュースがあったわけじゃない。え?丸がベストナインに選出された?来年は野間にセンターを奪われんように頑張れよというだけだ。その野間が契約して緒方監督が現役時代の初期に付けていた背番号37を与えられた?岡上の二の舞になることだけはどうかならないでくれと祈るだけだ。出世番号というにはちと甘すぎるだろうし,別に空いていた44番でもよかったんじゃないかと思う。緒方監督の思い入れは分かるが,それだけで背番号の玉突きをするほどのものかという気もしないでもない。それはさておき,来シーズンにそれこそ丸をライトに追いやるくらいの働きを期待したい。ここのところネタ路線といいながらちょっと重たい内容に首を突っ込んでいたため。いささか疲れた。今日はこの程度にしたい。第一このシリーズの元ネタは,やはりやしきたかじんの「午前2時のモノローグ」なのであるから。 むしろ,力を込めるとしたら明日だ。いよいよサッカースタジアム建設協議会が佳境を迎える。もちろん結論は「市民球場であるべき地」以外考えられないのであるが,どうしてもそこへタテさせたくない連中の暗い闇が絶対にほの見えることとなるだろう。われわれはそれを暴かなければならないのであるから。 決戦は金曜日。 BlogPeopleSIGMA People お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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