ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

正直，5回からの野球はちょっとふらふらしていたというか，ちょっとまずいのではないかと思っていたから，なんとなく後味はよくないし，勝ってほっとしたというのが偽らざる心境だ。必死さとか勢いという点ではどうも相手のほうが優っていたようだったし，野球にそういう加点要素があるスポーツだったら今日は負けていた。

しかし，野球はただの点取りゲームであるから，勝ちは勝ちである。だから，これでいいのだという総括も出来るし，まあ連覇ということだけを視野に入れるのであればそれでもいいのかもしれぬ。

でも，それでいいのだろうかという気がする。我々が狙うべきは日本一のペナントである。そのことを考えると，やはり今日はちょっと物足らぬ。もちろん，相手あることだからすべてがうまくいくわけではないことは百も承知だが，それにしてももっとうまくやりようがあったのではないかという気がしてならない。

その意味では今日の大ヒーローは會澤である。もちろん打ってタイムリーもあるのだが，9回表のインターフェアゲームセットの立役者となったという面が大きいのである。今村をもってしてもうまく断ち切れるかどうか分からない最終盤の流れを，いわば明後日の方向から断ちきったのである。さぞかし金本は悔しかっただろうが，こういう不可思議な勝ちというのを拾うことも大事なのである。

そう，昨年のあの「Collisionサヨナラ勝ち」のように。

あとはまあ明日と明後日である。これを連勝するようなことがあれば，今シーズンのセントラルリーグのペナントレースをジ・エンドに持ち込むことすら可能になる。そのためには，もっと必死さを出そうよねえ。何も今日の試合に必死さが足りなかったというつもりはないが，ポストシーズンゲームを勝ち抜くためには，もっとハイレベルな試合ぶりが求められるのであるから。

とにかく愚直に勝ち星を伸ばしていかねばならぬ。

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