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ゴールデン・ウィークなので、どこかへ行ってみたいということで、千葉県柏市にある布施弁天まで行ってきました。
こちらは、上野寛永寺の弁天堂、江の島の江島神社と並ぶ関東三弁天のひとつだそうです。 弘法大師空海の作といわれる弁財天像をご本尊(秘仏)として大同2年(西暦807年)に開山された祈願寺で、正式な名称は「紅龍山布施弁天東海寺」というそうです。 利根川を見下ろす高台に建立されており、「最勝閣」と呼ばれる楼門へは石段を登っていきます。 この朱色の伽藍が享保2年(1717年)に建立された本堂です。 江戸中期における下総地方の名建築といわれているだけのことはあり、見事な装飾の彫刻が施されていますね。平成18年にはこの本堂と楼門そして鐘楼が千葉県重要文化財の指定を受けているそうです。 こちらは、本堂の脇にある庭園です。 そして、三重塔(昭和48年建立)もあります。 こちらは珍しい多宝塔式の総欅造りの鐘楼です。 基壇は、みかげ石積で八角形、その上に円形の縁、屋根は銅葺きとなっています。 また、ここにも手の込んだ彫刻があり、見事なものです。 信仰を集めていた証拠でしょうか、板碑も多く寄進されていました。 お寺の敷地は高台となっており、眼下の低地には水田が広がっているのがよく見えました。 江戸時代に江戸の町を水害から守るため、江戸湾に注いで利根川は付け替えられ現在の位置を流れていますが、それ以前は、このあたりは藺沼(いぬま)という沼地であったにそうです。布施弁天は、藺沼に突き出た高台の上に建立されたそうです。 人気ブログランキングへ 布施弁天東海寺は関東三弁天のひとつです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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