カテゴリ:大人の遠足
間宮林蔵記念館から、北の方へ約5分くらい歩くと、こんなお寺があります。
金龍山光堂院専称寺というお寺で、山門の脇に経つ石碑には「第十番〇京都誓願寺、園光東漸慧成弘覚大師 専称寺」と刻まれています。ちなみに円光・東漸・慧成・弘覚とは、浄土宗の開祖、法然上人に対して、480年余の元禄10年(1697)に朝廷より円光の大師号を賜り、以来500年遠忌の行なわれた宝永8年以降、50年ごとに天皇より加謚(かし)されるようになったそうです。ちなみに、最後の「弘覚大師」は文化8年(1811)に加謚されたものです。大師号というのは、例えば空海が「弘法大師」と呼ばれるているようなものです。 というような格式のありそうなお寺で、こんな観音像や 立派な扁額のかかった本堂もあるのですが、 このお寺にやってきた、最大の理由のひとつは、この間宮林蔵顕彰記念碑です。 この石碑は、明治37年(1904)に正五位の贈位を受けたことを記念して明治43年(1910)に高名な地理学者の志賀重昂らによって建立された林蔵の顕彰碑です。 なかなか、古色蒼然としています。 顕彰碑には「間宮先生埋骨之處」(間宮先生の骨を埋めた所の意味)と書かれています。 顕彰碑の後ろには、間宮林蔵の墓があります。写真の右が林蔵の両親の墓で、左が間宮林蔵の墓です。 こちらが、間宮林蔵の両親のお墓です。 こちらが、間宮林蔵の墓です。 このお墓は、蝦夷地探査に先立って決死の覚悟を持って建てたとされています。墓が建てられた正確な年代はわからないそうですが、「間宮林蔵墓」と記されただけ質素に刻まれています。 こちらは専称寺の境内と本堂です。間宮林蔵は、ここで遊びながら、幼少期を過ごしたのでしょうね。 【つづく】 人気ブログランキングへ 間宮林蔵(その4) 間宮林蔵の墓 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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