テーマ:九州発見♪(524)
カテゴリ:九州ぐらし
福岡市博多区にある雑餉隈(ざっしょのくま)。この難読地名の町、興味があったので、再び訪れてみました。
西鉄大牟田線の雑餉隈駅で降ります。 こちらが雑餉隈駅の改札口。 しかし、「雑餉隈」、不思議な名前ですね。 雑餉隈どいうのはどういう由来の地名なのでしょうか、「雑餉」の「餉」というのは「夕餉(ゆうげ)」とか「朝餉(あさげ)」という食事を意味する漢字ですね。つまり「雑餉」とは、「饗応のための酒や食物」のことです。さて「隈」は、九州ではよく地名に使われています。 例えば、福岡市内でも、月隈、金隈、七隈、干隈、隈元、隈副、田隈、尾の隈、大隈という地名があります。 筑後地方では、隈、篠隈、小隈、乙隈、横隈、山隈、湯ノ隈、隈江、今隈という地名があるそうです。 これらの土地、動物のクマが出るような山奥の地名ではなく、川の流れが曲がっている、あるいはまがった川に囲まれた、土地のすみの方、奥まったようなところです。 つまり、雑餉隈というのは、「饗応のための酒や食物が提供される、すみの方の土地」という意味かもしれません。確かに、この場所、福岡から大宰府に向かう途中の旅人に、食物を提供する飲食店みたいなものがあったところかもしれませんね。 久留米で職場の職場の人に聞くと、たいてい「雑餉隈には、飲み屋が多い」というのですが、行ってみると確かに、こんな飲食店なんかもありました。 また、ちょっとピンク系のお色気が売り物の店もありました。 フィリッピン系、今は珍しいような気もします。 居酒屋の上には「麻雀大学」という教育機関(?)も。 麻雀大学を卒業すれば、こちらの「重役室」を目指して、麻雀の腕を磨いて下さい。 、 と、色々ありましたが、でも、期待したほど、こういう飲食店や風俗店があるわけでもなく、この程度なら普通の郊外の町と大して変わりはないように思いました。 【つづく】 人気ブログランキング 雑餉隈(ざっしょのくま)をブラブラ(その1) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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