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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

不思議な愛と親密性と孤独の関係 (愛と親密性と孤立感)

2017-03-14 | 第四章「愛とゆるし」

 この2-3日、愛と親密性と孤独という、不思議な関係を味わっている。どういうわけか、その組み合わせがポイントの書き物を2つ続けて読んでいる。

 その一つは、折口信夫の「死者の書」である。これは、先日当麻寺に寄ったきっかけで、読み直している。実に重層的で凄すぎる小説なのだが、今まで何度か挑戦したものの完読したという感じではなかった。

 ただ、今回は何か完読できそうな気がする。当麻寺や中将姫の知識をはじめ、自分の中で受け入れられる素地がようやくできてきたように思うからである。

 無機質で冷たい墓の中の描写、耳面刀自という女性の大津皇子の何とも言えないイメージ。それが、愛と親密性と孤独という三つのキーワードで解けるような予感というのだろうか。

 さて、先日府中で勉強会を行ったのだが、その後で府中の片町の高安寺に寄った。このお寺は、府中駅からちょっと遠いこともあり、地元の人は知っていても知る人ぞ知るような場所である。足利尊氏創建のお寺で、武蔵野国の国衙にも近い戦略拠点であり、歴史を学ぶものにとっては熱い場所だ。平将門を討った藤原秀郷の拠点であったこともある。

   

 驚いたことに、新宿の大宗寺や正受院で印象的な奪衣婆像があった。鎌倉の長谷寺などでは優しそうな奪衣婆像もみたことがあるが、恐ろしい姿の奪衣婆像が何故信仰の対象になるか。考えてみると不思議であるが、愛と親密性と孤独の不思議な三角関係と関係があるかもしれない。

愛と親密性と孤立感 1/10

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