怒りは感じても、悲しみは感じないなら

最近、悲しみを感じないという方のセッションが続いています。

先日の記事に、ネガティブな感情を受け入れることに意味があるとお伝えしましたが 、悲しみを感じないと、他の感情も感じないかというと、そういう訳ではありません。

ただ、色んなネガティブな感情が溶けにくくなるように感じます。

なぜかというと、悲しみは、ネガティブな感情の根っこに、よくあるものだからです。

怒り、恨み、妬み、不安などは、その根っこにある悲しみを見つけて、「ああ、悲しかったんだね。辛かったね。傷ついたね」と悲しみを受け取ることで、ふっと溶けてくれます。

悲しみを感じないのは、悲しいことを感じるのが、辛かったり、苦しかったり、傷ついたりしたから。

それは、子どもの頃にあったことかもしれません。

自分に心当たりがない方は、お母さんの悲しみを受け取っている人もいます。

お母さんではなくて、ご先祖様のどなたかが感じたことを受け取っている人もいます。

あるいは、過去生の自分だったり、過去生の自分が誰かに感じさせたことかもしれません。

誰の悲しみかわからなくても、今悲しみを感じようとしないほどに、悲しくて辛くて傷ついた経験があったのでしょう。

自分の中に、その経験をした人がいると思って、その人に、「悲しかったね」「辛かったね」「傷ついたね」と温かく声をかけてみてください。

もしかしたら、心がほっと緩むかもしれません。

ふっと悲しい気持ちが出てくるかもしれません。

あなたに悲しい気持ちがなくても、ふっと涙が出てくるかもしれません。

それは、あなたの中にいた、悲しい想いをした人が癒されている証です。

怒りの奥にある悲しみを拾うことができると、怒りも鎮まります。

悲しみを拾って、怒りの意味を知って、心と魂が自由になりますように。

今日も、心と魂に愛と光をいっぱい入れ、想いを溶かしてくださいね

神様、今日もありがとうございました。