1年の振り返り、コメント続いておりますね。

しっかり、拝見しておりますので、どんどん書き込んでくださいね。





さて、今日の記事は、昨日のお金の記事の続きです。

昨日の記事でちょっと触れましたが、

約8年前にポーランドに夫婦で行った時の話です。

そこで、大きな親切をあるご夫婦から受けたのですが、

ここにお金の法則が関係あるな、とあとから気付きました。

今日はそんな話をシェアしたいと思います。





まねきねこ




当時、夫の給料は20万円もない頃でした。

ボーナスも出たり出なかったり・・・

そこから、マンションのローンやら車の維持費やら、

いろんな出費がありました。簡単に言えば、お金がない。

しかし、やりくり上手な私は、そういう状態でも

年に一回、超貧乏旅行でもいいから海外に行きたい、

ということで、毎年航空券が一番安い過酷な時期に海外に行っていました。





その頃、唐沢寿明さん、黒木瞳さんが出演している

「白い巨塔」が放映されていて、そこで彼らがワルシャワに行った場面が。

さらに、アウシュビッツの強制収容所に行った場面がありました。





アウシュビッツはドイツにあるのではなく、ポーランドなのです。

で、さっそく行く事にしました。・・・が、英語圏でもなければ、

まったくの未知の世界。色々とリサーチしているうちに、

ポーランド在住の日本人の方のブログを見つけたのです。





その方から、ポーランド情報を得る事にしました。

ツアーではないので、どうやってアウシュビッツまで行ったらいいか、

観光のおすすめ場所、気をつけなければならないこと、色々と教えて頂きました。





その後、出発間近になったとき、その男性からこんな申し出がありました。

「空港に迎えに行きますよ」と・・・深夜に到着の便だったので、

ご迷惑になるかと思い、丁重にお断りいたしました。

「遠慮しなくていいです。甘えてください。」

との申し出にありがたくお受けする事にいたしました。





日本の何か欲しい物があるかと思い、

何でもいいのでおっしゃってください、と言ったら、

「じゃあ、お言葉に甘えて日経新聞2、3日分いただけるかな?」とのこと。

それ以外で?とお聞きしたら、何もいらないし、

絶対お土産なども買ってこないで、と言われました。





ポーランドには少し遅れて到着。しかし、そこでロストバッケージ。

つまり、私たちのスーツケースが届いていなかったのです。

モスクワでの乗り換えの時に、そこで手違いがあり、

スーツケースはモスクワにある模様。英語が話せない私たちは、

そこでかなりの時間しばられる事になりました。





到着から軽く1時間半は過ぎていたと思います。

その方の携帯番号も、連絡先もわかりません。

もう、いないだろうな・・・と思って行ってみたら、

ご夫婦二人でそこでニコニコしながら待っていらっしゃいました。





ああ~、思い出しただけで、鼻がツーンとしてきて、

今、涙目になりながらキーボート打っています。

そのとき、すごく不安だったのでしょうね。

その50代半ばくらいの温かいご夫婦の笑顔をみただけで、

涙が出そうになったことを今でも思い出します。





はじめて会ったような気がしないね、とお互い言い合い、

空港の車が置いてある場所に行きました。

車を待たせてあるから・・・と。

行ってみてビックリしたのが、黒光りした高級ベンツに

運転手が待っていました。一瞬ドキ!としました。

危ない関係の人では?知らない人にこんなに親切にする?とかね。




ご夫婦は、「遅い時間だから、軽い物でも食べましょか?」と

言ってくださり、レストランに連れて行ってくださいました。

軽いものでも・・・と言った割には、すごいたくさん注文するのです。

「若いから食べられるでしょ!」と。





支払いの時に、お財布からお金を出そうとしたら、

それを許してくれませんでした。「ごちそうさせてください」と

お願いされたのです。こんな若造に・・・言葉遣いも非常に丁寧に。





その後、少しだけ、夜のポーランドの街を車で連れて行ってくださいました。

ホテルに着くと、男性は、私たちにバスのチケットをくださいました。

「明日、行く場所には、このチケットでバスに乗って行けるから」と。

バスのチケット代も受け取ってはもらえませんでした。





さらに、「アウシュビッツに行く前の日、電車に間違わないで乗れるように、

一緒に予行演習しましょう。駅で乗り場や乗り方も教えてあげるから。

アウシュビッツから戻ってきたら、また一緒に食事しましょう。

感想聞かせてくださいね。連絡待っています」と。





私たち夫婦は挙動不振になってました。

なんで見ず知らずの私たち貧乏夫婦にこんなに良くしてくれるのだろう?と。

しかも、上から目線で、何かをやってあげている、ということが一切なく、

すべて、彼は「私たちに、させてください」のお願いするスタンス。





私たちが、見ず知らずの場所を安全に旅行するために、

神様から遣わされた使者?・・・と勘違いも甚だしいのですが、

その時私は、ご夫婦にはどうやってお礼をしたらいいか考えてばかりでした。





アウシュビッツに行く前の日、彼と一緒い電車乗り場にいき、

すべて教えてくださいました。さらに、彼は電話番号が書いてある

紙を私に渡してくださり、こう言いました。

「何か危険な目にあったとか、大変な事があったら、

絶対に、ここに連絡してください。私が何とかしますから。

遠慮は絶対しないでください。」と。





この言葉がどれだけ心強かったか・・・





そして、ポーランド最終日の前夜、路面電車でご夫妻と一緒に乗り、

またレストランにいきました。生演奏があり、お食事もおいしく

そして、その方のビジネスのこと、生き方、お金の話、

いろんな話を聞く事ができました。





私たちは、「今日は私たちに支払わせてください」とお願いしましたが、

それを許してくださいませんでした。・・・

で前置きが相当長かったのですが、ここから本題です。

彼が発した言葉はこうでした。





「ごちそうさせてください。お願いします。

私たちは大金持ちではありませんが、小金持です。

ですから、ごちそうさせて頂けると本当にうれしいです。

そして、もし、ワタナベさんご夫婦が私たちの立場になった時、

どうぞ、お若い方をこうして助けてあげてください。

ごちそうしてあげてください。

誰かから、何か頂いた時は、ありがたく感謝を述べるだけでいい。

そして、出来る時に、他の人に同じようにしてあげればいいのです」と。





・・・というような内容を言ってくださいました。

随分、前の話なので、言葉は違いましたが、

ニュアンスはこんな感じのことを教えてくださいました。





もちろん、ビジネスの何のしがらみもない方との食事は、

おごるとかおごられるとか、そういう関係がなしに割り勘、

というのも本当にありです。それに割り勘は楽ですしね。





しかし、ここではそういう事をいているのではなくて、

ごちそうになったら、お礼とかそういうことよりも、

他に同じ事をしてあげればいい、ということを教えて頂きました。

それ以降、実践していることがあります。





誰かから、何かを頂戴したとき、または接待を受けたり、

ごちそうされたりなどがあった場合、その方以外の誰かに与えること

ま、もちろん、それ以外にも与えたい!あげたい!と思った時は

財布の中と相談よりも、その感情に任せて、すぐに与える事。





○○ちゃんに食べて欲しいな~、と思ったらすぐに。

托鉢の方にお金入れたいな、と思ったらすぐに。

ペットの街頭募金やっている、そのとき参加したいと思ったらすぐに。






お金持ちの人が、何かをしてくださる場合、

まったく見返りなど期待していません。

もし、その方が喜んでくださったらうれしいですが、

それさえ期待していないのです。





ごちそうしたときに、「おいしいおいしい」って食べてくれるだけで、

本当にうれしいのです。もちろん、何かしてくださった方には

お礼をすることもあるかもしれません。





お金がある方へのお礼だから、高級なものでなければならないと考えて、

高級品を送るかもしれませんが、しかし、お金持ちにとっては、

そのいただいた高級な物質そのものには、あまり価値は感じないのです。

むしろ、気持ちがうれしい、ということ。だからお礼も期待していません。




長くなりましたが、

もし、誰かに何かして頂いたら、

義理でお礼を何かするよりも、

心からありがとうをいい、

そのことを他の誰かに廻してみる。

そうしますと、また不思議とどこからか

与えられるのです。






受けてばかりいては循環いたしません。

見返りを期待せず、どんどん与えていきますと、

宇宙に投げたものは、何倍返しかでやってきます。





久しぶりにあのご夫妻の事を思い出しました。

温かい気持ちに包まれたのと、そして、今、

私はいろんな方々からたくさんの愛やら物やらごちそうやら

たくさんテイクしております。ギブを続けていますと、

文字通りのお金のみならず、豊かさと言うギフトがやってきます。

今日登場したご夫妻から、何か拾って頂ければ幸いです。



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【重版ありがとうございます】

「美も願いも思い通りになる女の生き方」の本、
一昨日重版のお知らせを編集者さんからいただきました。
6刷 54500部となりました。この本はすごい短期間で
5万部のベストセラーの大台に乗ったのですが、
ありがたいことに、ずっと重版が続いております。
これも一重にみなさまのお陰でございます。
ありがとうございます。



表紙




本書で言いたい事は、「人生思った通りにしかなりませんよ」ということ。
いい思い込みがあればいい結果が。ネガティブな思い込みがあれば、
ネガティブな結果を手にします。章ごとの内容は以下の通りになります。



【1章】「やりたいことは全部やる!」と全部決意する。
自分はどのような人生を歩みたいのか?
・・・ということについてのマインドセットをいたします。

【2章】「美しくなることをためらわない」
美意識をあげて輝き続けるためには?を扱います。

【3章】「ブレない心をしっかりと作る」
自分のネガティブな部分との向き合い方や、上手な対処方法について。

【4章】「自立した人付き合いができる女性になる」
軸のある凛とした女性になる生き方のヒントを扱います。





美も願いも 思い通りになる女(ひと)の生き方/KADOKAWA/中経出版

¥1,404
Amazon.co.jp




本日水曜日、めちゃめちゃハードデーですが、がんばろうと思います。

木曜日は、ちょっと旅行に行ってきます。

どこに行くかは、着いてからのお楽しみ。

またLAに行った時と同じように旅行記となります。

また明日の訪問お待ちしております。

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