五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

ウィーンとショコラの関係

2015年07月20日 | 第2章 五感と体感
ウィーンとショコラの関係2015年7月20日

週末に天満敦子さんのソロを聴きました。
丁度、還暦のお誕生日とあり、チャリティーコンサート主宰者である脚本家の小山内美江子さんとの親しい関係が心地よく伝わり、温もりのあるコンサートでした。
天満さんの伴侶であるストラティヴァリウスのヴァイオリンは280歳。歳の差220歳の夫と共に演奏する喜びを大らかに語っておられました。

ストラティヴァリウスの音色は、どこまでも深くどこまでも広がり、一音とは言えない多彩な音が私の脳の大部分である無意識の領域まで行き渡っていくようです。
自分の想像以上の領域に入り込んでくる音は、知らず知らずに私の脳に刺激と興奮を与え、コンサートを終えると身体を駆使した疲労感とは違う無意識の領域の疲労感を感じていることに気付きました。

そこで、何を欲したか、というと、ショコラです。
数年に一度、無性に濃いチョコレートケーキを頂きたくなる衝動に駆られます。その日は、まさにその衝動に駆られたわけです。

ウィーンは、音楽の都。夜リンクの中を歩くと、どこからともなく奏でる音楽が聴こえてきます。音楽を聴くことが衣服を纏うのと同じくらいの感覚となるのですが、そこでもうひとつ大事な食べ物はショコラなのです。
ウィーンに行ったら、ホテルザッハは欠かせません。そこでザッハトルテを頂くのが旅人の醍醐味です。濃厚なショコラの味を堪能し、脳に刺激を与えるとあらあら不思議、益々ウィーンの空気に馴染んでゆきます。
なぜゆえ、ウィーンに行くとショコラが美味しく感ずるのかが、この度ストラティヴァリウスを体感し、このヴァイオリンの王様は、人の身体を隅々まで知っておられるのではありませぬか?と、今までの謎が解けたように思います。人を幸せにするショコラはクラシックの都と深いつながりがあり、人の五感と体感に深い関係があることを日の出る国で感じ取った体感を得たのです。
自分の脳の知らないところに触れたような一日は、大変貴重なものでした。

有り難いことにザッハトルテとアールグレイで、ウィーンの如くの時間を満喫させていただきました。

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