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1 フォロー講義
合格スタンダード講座行政法も、行政法総論が終わりました。
行政法総論は、条文がほとんど登場しないため、問題は、理論と判例が中心のテーマです。
したがって、学者が作り上げた講学上の概念についてよく問われていますので、①定義→②
分類→③グルーピングのフレームワークを使って、各概念の知識の整理をしてみてください。
また、行政法総論は、最新判例を素材にした判例問題も多く出題されていますので、テキスト
に掲載されている判例のロジックと結論をアタマに入れておいてください。
最近は、行政法においても、判例の理由付けやロジックを変えて、誤り肢を作ってくる問題も
出題されていますので、要注意です。
2 復習のポイント
① 行政計画・行政調査
まずは、テキストp67以下で、行政計画の法的統制、司法的統制のフレームワークに沿って、
知識を整理しておいてください。
法律の根拠については、過去問で出題されたように、拘束的計画と非拘束的計画に分けて、
その要否をあてはめができるようにしておいてください。
次に、テキストp71以下で、行政調査の類型を、具体例とともに、アタマの中に入れておいてく
ださい。
最後に、任意調査については、有形力の行使の関する2つの判例を、強制調査については、
他目的利用の禁止と令状主義に関する判例のロジックを理解しておいてください。
② 行政裁量
まずは、テキストp76以下で、国家公務員法82条の条文をもとに、要件裁量と効果裁量につい
て理解した上で、各判例のロジックを理解しておいてくださ。
行政裁量は、
行政法総論の中で、最も頻出しているテーマでですから、判例を中心に知識を整理しておく必
要があります。
次に、テキストp79以下で、行政裁量の実体的統制の類型をアタマに入れた上で、各類型の判
例を理解しておいてください。
平等原則に関する最新判例は要注意です。
最後に、テキストp81以下で、判断過程審査について理解した上で、判断過程審査を取ってい
る判例を理解しておいてください。
この判断過程審査に関する判例の問題が、行政裁量の中でも特に頻出していますので、もう一
度、過去問も確認しておいてください。
③ 行政上の義務履行確保
まずは、テキストp85の図表で、行政上の強制手段のツリー図をアタマに入れた上で、行政上の
強制執行の4つの制度の知識を整理しておいてください。
特に、行政上の強制手段を条例で制定することができるかという点が、行政代執行法1条との
関係で重要になってきます。
また、本試験では、直接強制と即時強制の相違点について、よく問われていますので、テキスト
p96の図をアタマにいれてた上で、両者の知識を整理しておいてください。
次に、テキストp94以下で、その他の義務履行確保の制度について、氏名公表と給付拒否を中
心に知識を整理しておいてください。
最後に、テキストp98以下で、行政刑罰と秩序罰について、両者の相違点を中心に知識を整理
しておいてください。
このテーマは、昨年、記述式で出題されましたが、あまり出来は良くなかったです。
このテーマのように、行政法の記述式は、基本的なテーマについて、定義等を中心にした出題
が多くなっていますので、いつもお話しているように、①定義→②分類→③グルーピングの視点
から、知識を整理してみてください。
行政法は、こういう知識の整理整頓が出来るようになると、得点が上がっていくはずです。
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6月30日(金)~
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