少し前の話にさかのぼりますが、コナツの所属する吹奏楽部では3月に
スプリングコンサートというものを無料で開催します。
割と大きな吹奏楽部ではどこでも(日本中どこでも)やっているようですね。
去年もこの話を書いた気がしたのでスルーしていたのですが
(感動して泣きましたがそこは親バカトークなので(笑))
ちょっと素敵な話を聞いたので書き留めようかなと思います。
今年はいつも以上に演奏も素晴らしく、とても感動的なコンサートでした。
いや~よかったねぇ!で終わったのですが。
実は後日談がありまして。
コンサートの後、とあるお年を召した男性から顧問の先生が声をかけられたそうです。
その方は福島県の方で、わざわざ早朝から電車に乗ってこのコンサートに
いらしていました。
実はその方がコンサートに来るのは数回目だそうで、
いつもは聞いて帰るだけなのですが、今回は顧問にお礼を言いたくて声を
かけてくださったのだとか。
というのも、実はコナツの吹奏楽部は東日本大震災の後、
福島県で復興支援のチャリティコンサートを行ったそうなのです。
(そこそこ集客できるレベルの吹奏楽部なので)
その時にたまたまコンサートに来て、とても感動して有難くて素晴らしくて
その後毎年春のコンサートにやってくるのだ、と。
その節は素敵な演奏をありがとうございました。
今日も本当に素晴らしかった!来年もまた来ます。
そう涙目でおっしゃって、大きな荷物を持った男性はお帰りになられたそうです。
その話をしながら顧問の先生は泣いていたとか。
(顧問は男性です)
心に感動を与える演奏を、とやってきたけれど
それが誰かの心にちゃんと届いていたよ、よかったな、と。
それを聞いてコナツも半泣きになっていました。
もちろんそのチャリティコンサートの時の先輩たちは今ではもう大学生か
就職しているかという年齢です。
でも受け継いだ伝統をきちんと守り続けることで
心の痛みを癒せるものになり得たという喜びですよね。
素敵な部活動だなと思いました。
顧問の先生は「だから今年もお前たちはしっかりやっていくんだぞ!」と
叱咤激励されたそうです。
そして3年生になった今、進路も大切ですが、最後の1年をどうか自己満足の充実だけではなく
大切なものが何かを理解できる充実の年にしてほしいと願う母です。
受け止め方は、人それぞれだと思うけれど、きっと子ども達は、言葉にすることの出来ない何かを感じたのではないでしょうか。
一生懸命な姿は、相手の心に届くんですね。
シュウさんが記事を書いてくれたおかげで、当たり前のことを思い出すことができました。
長男、ここに来て、部活内で困ったことが発生しました。
私は常々、長男にこう言っていたんです。
「中学校生活の部活動をどのように終わらせたいのかを考えて取り組みなさい。頂点に立てるものは、一人or一組のみ。それ以外の者は、必ず負けを味わう。その最後を受け止めなくちゃいけない時、自分を否定せずに受け入れられるよう、よく考えて取り組みなさい」と。
今でもその考えは変わらないんだけど、この記事を読んで、ちょっと何か、考えるものがありました。
部員の一人としての考え方は、問題はないかもしれないのだけど、部長としての長男の役割を考えた時、それでいいのだろうか?と。
今日、長男が帰ってきたら、ちょっと話してみます☆
部の問題が部長として息子さんを苦しめることがありませんよう、うまく解決できるよう心から応援しております!
うちも4月のスタートは・・・色々あったようです。まだまだ前途多難です(笑)