ちょっと目から鱗だったこと | 黄昏新婚夫婦の切ない遠距離生活

ちょっと目から鱗だったこと

 

記事とは全く関係ないが、

長男が帰ってきた時のツーショット。

 

で、オプラのスピーチの話でオフィスで盛り上がっていた時。

 

私が子どもの頃、強くて魅力的な女性として強烈に心に残っている映画のセリフが

「風と共に去ぬ」のスカーレット・オハラの言葉だった。

 

明日は明日の風が吹く、みたいな意味だと思っていた

 

「After all, tommorow is another day.」

 

という言葉。

 

きゃー、かっこいいよね?

また明日から新しく心を入れ替えて頑張ろう

っていう気持ちに子どもながらなったんだけど。

 

その話をしたら、アメリカ人の同僚が、

 

「まあね、でもそのスカーレットのセリフって、

だから、今日は考えることやめて、

明日考えようって言ってたんじゃなかったっけ?」

 

と言ったわけ。

 

えぇ?え?えーっ?

 

そしたら、もう一人の人が

 

「そうよ。I will think about it tomorrow.

って確かに言ってたわ。

つまり、それって、引き伸ばしの精神で「procrastination」じゃない?

そういうの、Scarlett Syndrome(スカーレット症候群)って言うのよ。

かっこいいどころか、なんでも明日っていう癖は、いただけないわ」

 

と言ったのだ。

 

おぉー。

そうだったのかあ。

 

オプラの言葉同様、かっこいい言葉として

みんなとシェアしたつもりだったのに、

目から鱗。

 

ポロポロポロ 💦

 

あとで検索してみたら、確かにそういうことが書いてある。

 

ここ◯十年もかっこいい映画の名セリフだと思っていたけれど

(確かに名セリフではあるには変わりないのだけれど)、

前後の文脈から見ると、意味的にはややいただけない感じだったのかあ。

 

いやあ、びっくりしたなあ。

 

多分、それも時代が変わった、ということかな?

 

いつやるの?

今でしょ?

 

という言葉が流行ったり、震災などで、明日の生活が保証されない最近の日常では、

「今」ということに着眼することがどんどん大切になってきているのだと思う。

 

そっかあー。

 

なんでも時代と共に様々なものに対する社会の捉え方が移り気なアメリカでは、

そういう意味でもとっくにスカーレット・オハラは

魅力的でビジネスもやり手の自立した女性から、

面倒臭いことなど明日へと後回しにする、

いただけない女性という認識に変わっていたわけだ(w)。

 

医学と共に心理学も発達して、いろいろなことがわかってきたわけねー。

 

うっ。

私も気をつけようっと。

 

オプラの言った「A new day is on the horizon」と

スカーレットの「Tomorrow is another day」は

程遠いニュアンスがあった、ということ。

 

もちろんこれだけ見てたらそんなに変わらないことでも

文脈が変わると、やはり全然違う。

しかも、「明日」じゃなくて「今」やれってことになるよねー、やっぱり。

 

ふむふむ。

新年から新しい発見があった。

 

ところで、この「procrastination」という言葉。

長いし発音しにくいし、難しい言葉だな、

と思っていたが、高校生がよく使っているのを聞く。

 

きっと学校などで先生からも言われているのだろう。

 

私の今年の抱負の一つでもあるキーワード。

なんでもできることは後回しにしないこと。

 

スカーレットの言葉の代わりに

 

Tomorrow never comes.

(明日という日は、絶対にやってこない

=明日になったと思ったらそれはもう「今日」になっているため)

 

それを合言葉にしたい。

 

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