精神科病院ではたらく。

単科の精神科病院で働くPSWが、仕事に役立ちそうな本を紹介します。役立ちそうにないモノも時々紹介します。

更新しました。

2007年06月30日 | お知らせ
当blogを移転してからしばらく経ちますが,結構な数の方々がまだこちらのblogに訪れてくださっているようです。

今日も移転先のblogの方を更新しておりますので覗いてみて下さい。それと同時にブックマークやRSSリーダに登録していただいている方は,そちらの変更もしていただけると大変有り難いです。

移転先:http://natefisher.blog106.fc2.com/

引っ越します

2007年06月17日 | お知らせ
突然ですが,blogの引っ越しをします。
引っ越し先はこちらとなっております。
相互リンクをいただいている方につきましては,お手数ですがURLの変更をお願いします。
これからもどうぞよろしくお願いします。

私家版精神科用語集 003 「Sc」

2007年06月11日 | PSWになるために
Sc(えす)名詞 ※用法注意

意味:統合失調症(旧・精神分裂病)
語源:Schizophrenie(独)またはSchizophrenia(英)
用例1:(カルテ等の記載として)Dx. Sc.
用例2:Dr「Scの患者さんの家族会を立ち上げに協力して貰える?」

私家版精神科用語集の第3回目は、「Sc」です。同じ意味で「S」とも。
読みは「えす」。または「しぞ」とも。まれに「えすしー」と言う人もいます。

用例1を書き下すと、「診断名 統合失調症」となります。(Dx.については別のエントリで紹介します)
用例2を書き下すと、「統合失調症の患者さんの家族会を…」となります。

慣習としてほとんどの精神科医療機関で遣われてるんじゃないでしょうか?
はっきりと「統合失調症」と言うのを避けた方が良い場面には便利です。
(例えば、病名未告知の患者さんの前で、スタッフ同士の情報共有のために診断名を伝える必要がある場合など)

また、単純に「統合失調症」と書くよりも「Sc」とした方が簡便という理由も大いにあるんじゃないかと。

いずれにせよ、時と場合によっては差別的に受け取られる可能性のある用語なので、
遣い方に十分に注意しなければいけないと思います。

私家版精神科用語集 002 「福祉」

2007年06月08日 | 私家版精神科用語集
福祉(ふくし)名詞

意味:生活保護
語源:福祉(日)
用例:PSW「年金を受給されていますか?」 
   Aさん「いいえ、年金はありませんが、福祉を受けてます」

私家版精神科用語集の第2回目は、「福祉」です。
元来の意味は、「幸福。特に、社会の構成員に等しくもたらされるべき幸福」(goo辞書)。

詳しい経緯は分からないけど、意味が転じて「生活保護」。
きっと「生活保護を受けています!」と言いにくいことから
こういう遣われ方をするようになったんでしょうね。

うちの職場では、スタッフから進んでこの言葉を「生活保護」という意味では遣いません。
例外的に、他の人がたくさんいる中で、どうしてもAさんの生活保護について言及しなければならず、
かつ、Aさんが直に生活保護という言葉を遣って欲しくなさそうな様子の時などに遣います。

私家版精神科用語集 001 「Ent」

2007年06月07日 | 私家版精神科用語集
Ent(えんと)名詞/サ変

意味:退院。
語源:entlassen(独)またはEntlassung(独)
用例:PSW1「AさんってEntいつだっけ?」
   PSW2「来週の月曜日です」

私家版精神科用語集の記念すべき第1回目は、「Ent」です。
話し言葉でも使うけど、どちらかと言うと書き言葉としての方が使う頻度は高いかも。
サ変動詞として「Entする」とも使います。

ドイツ語の入院「Aufnahme」を略して「Auf」とは言いません。なんでだろ?

私家版精神科用語集

2007年05月29日 | 私家版精神科用語集
 専門学校を出てすぐの自分には,職場で飛び交う言葉の中に教科書には出てこない用語がとても多くて困惑しました。

 言葉の意味に「???」となっているうちにも,現場はどんどん動いて行きます。対応策はただ一つ。メモ魔になり,分からない言葉をひたすら書き留め,後で一つ一つ先輩に聞いたり,辞書を引いたり,Webで調べたりして一生懸命覚えました。

 そんな昔を振り返り,今まさに「???」となりつつある新人さんたちの日々の業務の一助となるべく,新企画をスタートします。その名も「私家版精神科用語集」。風野先生の「新・サイコドクターあばれ旅」にも同様のコンテンツがあります(と言うかこちらがの方がずっと先にやられてます)。そうです,二番煎じです。が,そこは一つご容赦いただいて,どうぞお付き合い下さいませ。もっともこちらの用語集は深い考察なしにサラっといっちゃう予定でおります。

 収録される用語は,あくまでもNateの経験の範囲内のものですので,もしかしたら他の病院ではもっと違う言い方をするかもしれませんし,他の意味が含まれているかもしれませんが,そこはご愛敬。「ウチと違う!」ってな単語を見かけたら,是非コメントをつけていただければと思います。

母の日に何を送りましたか?

2007年05月27日 | トラックバック練習板
今年の母の日は,近所のお気に入りの雑貨屋で帽子を選んで贈りました。
小さな頃からお世話になっている叔母には,バッグを贈りました。

二人とも花関係の仕事をしてる(してた)ので,カーネーションとか贈りにくいんです。
そのうち温泉旅行とかプレゼントしてやったら喜ぶだろうなぁ。

月並みだけど。

呆然

2007年05月24日 | その他
斎藤茂吉と呉秀三と正岡子規と森鴎外についてのエントリを書いてたんですが,
操作ミスで完成間近に消えてしまいました…がっくり。

これからは他のエディタで作成してから貼り付けるようにします。
ということで,元気になったら気を取り直して書き直します。

トホホ。

こりゃ興味深い研究だ

2007年05月23日 | 他職種の視点を知る
自然と人間を行動分析学で科学するロボットラットと念力ねずみというエントリでおもしろい論文が紹介されていました。

Silva, M. T. A., Gonçalves, F. L., and Garcia-Mijares, M. (2007, Spring). Neural Events in the Reinforcement Contingency. The Behavior Analyst, 30(1), 17-30.

いやぁ,とっても興味深い。神経科学を続けてたらおそらくこういった感じの実験をやりたがってるんだろうな。
そして世間からの非難を浴びる訳です。「マッドサイエンティスト!」って(笑)

でも同エントリで島宗 理さんが述べられている通り,

冗談ではなく、こうした研究が進むことで、身体に重篤な障害をもった人が、
体を動かさなくてもコミュニケーションしたり、さまざまな機器を遠隔で操作できるようなる可能性がある。


…と,僕も思います。
ちょっと原著論文を読んでみようかなぁ。

W44K II

2007年05月22日 | その他
auの夏モデルが発表されたようですね。

最新機種を追っかけることにあんまり興味がないので,いつもは「ふーん」っていう感じなのですが,
つい先日機種変更したW44Kの後継機種「W44K II」が出たとのことなので,チョット気になります。

ざっと調べた感じでは,ソフトウェアの改良と意匠の小変更程度みたいですね。
フレンドリー携帯との位置づけになったとか。

何故かホッとするのは,根性が曲がってるからでしょうか。