なんだか…消費税のことをまとめた1534話にアクセスが集中しているみたいですね。
これは…介護に限らず、多くの業種で当てはまる事実なんだけど
もし、この4月に価格据え置きで商売をつづけたらどうなるか?
3%値引きしたつもりで、売上減も3%で済むから大きな影響は出ないと思っていると…
営業利益ベースまで落とし込むと30%の利益減になるというシミュレーションを載せているんですね。
まだ読んでない方は一度目を通してください。
3%の消費税増税は、3%の影響では済まないんですよ。
本当は…今もまだ、増税反対を訴えるべきなんでしょうけどね。
さて…本題へ。
介護は知識や技術も大切なんだけど
気づく力の方がもっと大切である。
では…気づく力はどうすれば磨くことができるのか?
そんなことを少しまとめてみようと思う。
気付く力を磨く方法の1つ目は
普段の利用者の姿を正確に覚えておくことです。
ADLはもちろんですが、立ち振る舞いや話し方、クセや性格、普段の行動の特徴など
利用者一人ひとりの人となりをぜ〜んぶ覚えてしまうということです。
極端なことを言えば…床に落ちている髪の毛を見たら、誰の髪の毛かが分かるくらい…
髪の毛の本数まで言えるよ!って言う位まで利用者のことを覚えちゃうんです。
デイサービスの場合、週に1〜2度の利用の方になると
なかなか覚えることができませんが
週3〜4日以上になると、かなり覚えることができるようになります。
(PONTAの経験上は、週4日以上なんだよね。3日だと…まだまだ分からないことが多いんです。)
そうすると…違いが分かるようになるんです。
今日は何だかイライラしているなぁ〜と言う時に
1)家で家族と何かがあってイライラしているな!
2)便秘気味でスッキリ排便がでないもんだからイライラしてるな!
3)認知症の病気によるイライラだな!
4)朝、自分の思うようにならないこと(認知症を認識せざるを得ないような事実)があってイライラしてるな!
5)出かける時にいつもは左足から靴を履くのに、今日は右足から履いてしまいイライラする!
6)迎えに来てくれるスタッフが予想とは違ったのでイライラしている!
7)朝のじゃんけんで負けたからイライラしている!
8)こいつ…いつも同じことばっかり言いやがって!とイライラしている…。
などなど、ある利用者の場合ですが、これくらいの事がパッと頭に浮かぶんです。
週4日以上の方になると、これ以上に、頭に理由が浮かんできます。
そして…頭に浮かぶ範囲のことであれば、実は問題がないんです。
問題は…原因が頭に浮かんでこないような変化です。
こういう場合は、その利用者にとって重大な変化である場合が多いんですね。
これも…ある利用者の場合。
突然にADLの低下が始まり、その理由がどうしても思いつかない。
精神的なダメージなんだけど、その理由が思いつかない。
一般論で言う事は簡単だけど、本当のところの声が聞こえてこない…。
この利用者はお亡くなりになったんですが
PONTAにとっては、重篤な変化であり、ホボ毎日過ごしてきたのに
レベル低下の原因が見えてこないということは
死が近いとしか考えられなかった。
ところが…往診している医者は「まだまだ元気だね!この分だと月に1度の往診でもよさそうだ」と診断している。
こんな両極端な反応が出るのはなぜか?
医師は日常の利用者の生活の様子を知らないからに他ならない。
だから、変化が分からない。
変化が分からないから、変化に気付けない。
これは介護職にも当てはまるのであって、普段から利用者とキチンと向き合っていない介護職には、変化は気付けない。
ある医師にこんなことを教えてもらったことがあります。
レントゲンで異常を見つけるには
異常のあるレントゲン写真を覚えるんじゃなくて
正常な方のレントゲン写真を頭に叩き込むことが近道なんだ…と。
異常の方を覚える人よりも、異常の見落としの確率が低くなるそうだ。
介護の世界も同様なんだと思います。
利用者一人ひとりの何気ない日常の生活の様子を頭に叩き込むことこそが
その利用者の変化に気がつける近道なんだ…と。
認知症がスッペだの、病気や急変がスッペだの覚えたって…
役に立たない方が多いんだろうね。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
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※管理者の意にそぐわないコメントの投稿は削除させて頂く場合もありますのでご了承ください。
これは…介護に限らず、多くの業種で当てはまる事実なんだけど
もし、この4月に価格据え置きで商売をつづけたらどうなるか?
3%値引きしたつもりで、売上減も3%で済むから大きな影響は出ないと思っていると…
営業利益ベースまで落とし込むと30%の利益減になるというシミュレーションを載せているんですね。
まだ読んでない方は一度目を通してください。
3%の消費税増税は、3%の影響では済まないんですよ。
本当は…今もまだ、増税反対を訴えるべきなんでしょうけどね。
さて…本題へ。
介護は知識や技術も大切なんだけど
気づく力の方がもっと大切である。
では…気づく力はどうすれば磨くことができるのか?
そんなことを少しまとめてみようと思う。
気付く力を磨く方法の1つ目は
普段の利用者の姿を正確に覚えておくことです。
ADLはもちろんですが、立ち振る舞いや話し方、クセや性格、普段の行動の特徴など
利用者一人ひとりの人となりをぜ〜んぶ覚えてしまうということです。
極端なことを言えば…床に落ちている髪の毛を見たら、誰の髪の毛かが分かるくらい…
髪の毛の本数まで言えるよ!って言う位まで利用者のことを覚えちゃうんです。
デイサービスの場合、週に1〜2度の利用の方になると
なかなか覚えることができませんが
週3〜4日以上になると、かなり覚えることができるようになります。
(PONTAの経験上は、週4日以上なんだよね。3日だと…まだまだ分からないことが多いんです。)
そうすると…違いが分かるようになるんです。
今日は何だかイライラしているなぁ〜と言う時に
1)家で家族と何かがあってイライラしているな!
2)便秘気味でスッキリ排便がでないもんだからイライラしてるな!
3)認知症の病気によるイライラだな!
4)朝、自分の思うようにならないこと(認知症を認識せざるを得ないような事実)があってイライラしてるな!
5)出かける時にいつもは左足から靴を履くのに、今日は右足から履いてしまいイライラする!
6)迎えに来てくれるスタッフが予想とは違ったのでイライラしている!
7)朝のじゃんけんで負けたからイライラしている!
8)こいつ…いつも同じことばっかり言いやがって!とイライラしている…。
などなど、ある利用者の場合ですが、これくらいの事がパッと頭に浮かぶんです。
週4日以上の方になると、これ以上に、頭に理由が浮かんできます。
そして…頭に浮かぶ範囲のことであれば、実は問題がないんです。
問題は…原因が頭に浮かんでこないような変化です。
こういう場合は、その利用者にとって重大な変化である場合が多いんですね。
これも…ある利用者の場合。
突然にADLの低下が始まり、その理由がどうしても思いつかない。
精神的なダメージなんだけど、その理由が思いつかない。
一般論で言う事は簡単だけど、本当のところの声が聞こえてこない…。
この利用者はお亡くなりになったんですが
PONTAにとっては、重篤な変化であり、ホボ毎日過ごしてきたのに
レベル低下の原因が見えてこないということは
死が近いとしか考えられなかった。
ところが…往診している医者は「まだまだ元気だね!この分だと月に1度の往診でもよさそうだ」と診断している。
こんな両極端な反応が出るのはなぜか?
医師は日常の利用者の生活の様子を知らないからに他ならない。
だから、変化が分からない。
変化が分からないから、変化に気付けない。
これは介護職にも当てはまるのであって、普段から利用者とキチンと向き合っていない介護職には、変化は気付けない。
ある医師にこんなことを教えてもらったことがあります。
レントゲンで異常を見つけるには
異常のあるレントゲン写真を覚えるんじゃなくて
正常な方のレントゲン写真を頭に叩き込むことが近道なんだ…と。
異常の方を覚える人よりも、異常の見落としの確率が低くなるそうだ。
介護の世界も同様なんだと思います。
利用者一人ひとりの何気ない日常の生活の様子を頭に叩き込むことこそが
その利用者の変化に気がつける近道なんだ…と。
認知症がスッペだの、病気や急変がスッペだの覚えたって…
役に立たない方が多いんだろうね。
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