「パット・エイミング教本」でお馴染みの パットお悩み解決広場を運営する細貝様からメールを頂いて初めて知ったのですが、R&AとUSGAが「Joint statement regarding green-reading materials」なるメッセージを出しました(5/1付け)。
一言で言うと、グリーン上のラインを読むのはゴルファーのスキルなのだから、道具(*1)は使うなという方向への規制をかけようとするものですね(未だ詳細が決まっているわけではなさそうですが)。
ヤーデージブックに記載するローカル・ナレッジまで規制するわけではないでしょうが、非常に気になります。
何故なら、アンカリング規制の例があるからです。
私は個人的には今でもアンカリング規制に反対です。
私がアンカリングしていたわけではないですが、長尺パターでアンカリングしてパットすることは腰痛防止やパット・イップスの方には強い味方だからです(既に発効しているのでこのことはこれ以上は言いませんが)。
ITや電子機器の発達で、グリーンの傾斜を読むのには便利な機械が開発されてもおかしくないですね。それを先取りして規制しようというようにも感じられます。
もし、携帯型のデバイスでグリーン上で時間をかけてああでもないこうでもないと傾斜を読むようなことが有ったら、それは私も反対です。
プレーの遅延につながりますし、そんなことをするゴルファーはパッティングのスキルも未熟でグリーン上に長く居座る可能性もあるからです。
でも、事前にメモやヤーデージブックに形状や高低差、傾斜や目印、距離などを詳細に準備しておくことは、ゴルファーの知恵であって、それもグリーン上の戦いを有利にするためのスキルの筈です。
*1:materialsですから、資料、データ、用具、道具を含みます。
R&AとUSGAが決めれば、それはゴルフ界共通のルールです。
行き過ぎないようになることを切に願っています。