「こころを鍛えるセッション1」に続きます。
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エクササイズ② 呼吸に対する気づき
気づきの機能強化のトレーニングをするのは、現在と言う瞬間に意識を集中させるためである。が、我々の心は、えてして習慣的に現在を離れてさまよいだす傾向がある。
視覚も聴覚も肉体的な感覚も時とともに変化する。
常に一定なのは、唯一、呼吸だけ。
心が思考に誘われてさまよい始めると、現時点に注意を引き戻すために頼りになるのは呼吸だ。
この練習では、ただ、吸うときと吐くときに息を数えるだけでよく、リズムも呼吸法の時と違って、意識的に呼吸を制御したり操作したりする必要はない。
この練習法は2500年以上に亘って伝承されてきたが、心得は簡単で「息を吐くときは、息を吐いていることを意識し、息を吸うときは息を吸っていることを意識する。息が短ければ短い、長ければ長いと意識すること」である。
これが、呼吸に対する気づきである。
(長いので、以下は記述を要約させて頂きます)
・気持ちを集中させ、呼吸と言う自分の行為に心の波長を合わせる。
・呼吸を毎回一つづつ数えること。
・息が鼻腔を通って体の奥に入り、戻ってきて自分の前に吐き出されるとき、体はどう感じるかと言うことに注意する。
・自分の体験を注視する。
・心の中で考えたり評価はしない。
・数えた数を忘れたら、覚えていた数に戻り再開する。
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これって、ヨガそのものですよね(少し言い過ぎかな)。
ヨガの経験のある方は、このことは簡単でしょうし、自分の心を冷静にさせることも上手いのではないでしょうか。