魔女裁判は見苦しい! | パット上達ブログ

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感情を露骨正直に出す香妻琴乃。弊記事でも一度触れました(→「ミズノクラシック2014」)。

 

飛距離も出るし、パットも上手い(難を言えばルックアップが少し早い)ので、いつ勝ってもおかしくない選手ですね。

 

以下、冷静に最後まで<m(__)m>。

 

先週の「ゴルフ5L2017」では、#17(パー3)でこんな場面がありました。左バンカー(顎高≒6m)から出したボールはグリーンを超え、この返しのアプは(この深いバンカーに向かって下り)再びバンカー。ドラマはここからです。今度はホームランを警戒したのか、顎の斜面に当りバンカーに転がり戻りました。このときボールが停止する寸前に上妻のSWのヘッドがバンカーに触れていました(少し潜るくらい!)。上妻は気が付いている様子もなく、キャディに相談もせず、ましてや競技委員を呼ぶこともしていませんでした。このホール、スコアは8でホールアウト。

 

L・トンプソン事件後に出来た裁定(34-3/10)が適用は出来ないことは明瞭でしたが競技は終了し最終成績が公表されていますので、規則34-1b例外(ⅲ)、規則6-6dが適用されます。

なので、香妻が競技終了前に「ペナを受けていることを知らなかった」ならば、今更罰打を加えることは出来ません。

もし香妻が終了前に「知っていた」と判定されるなら失格(順位と賞金の剥奪)となります。

 

「知っていた」と見做されるのは(あくまでルール上のことですが)

①キャディーに触っていた?と聞いた(キャディは大丈夫と返事したのでそれを信じた)。

②香妻が触ったことを認識して「ルール違反?」とキャディに聞いた(キャディは問題ないと返事したのでそれを信じた)。

③スコア提出後に、ネット上で罰打ではないかと騒がれていることを知るも、自身は違反はしていないと信じてたので、競技委員に申し出なかった。  というような場合です。

要するに事の大小を問わず、不確かと感じたら競技委員に確認する機会は与えられているので知り得る機会の放棄(=義務違反)であり、結果として「知っていた」と見做されるわけですね。

 

NETでは、一部で大きく騒がれていますが、録画を詳細に見ても、本人は(事実は事実だが)ヘッドが砂に触れていることの認識は全くなかったと思える振る舞いです。キャディも砂に触れていることに気がついてなかった(ように見えます)ですね。

本人は、この時点で既に4打も打ってたので頭の中は真っ白で、砂に触れていることなんか気が付かなかったのではないでしょうか(これはGreen Keeperの見方です)。

 

以上のように本件はJLPGAの正式な成績が公表されていて今更覆ることはありません。

 

プレーヤーもファンもルールを正しく理解する必要がありますし、今更騒ぐのは魔女狩りのようで見苦しいです。

 

しかし、上妻琴乃は冒頭の過去ログにあるように、お行儀はあまり良いとは言えません。ここはご本人の反省を促したいところですし「ルール(+マナー、エチケット)への責任感が勝敗に克つ」選手に成長して欲しいと願っています。

 また、そういう精神性の高さを身に付けることが香妻の初Vへの近道と信じてます。

 

この場面、私は放映時に見ていなかったのですが、細貝様(→「パットお悩み解決広場」の運営者、「パット、エイミング教本」の著者)からのメールで知り録画(BS)で詳細に(香妻の表情まで)確認しました。

 

本件は落着したことですから、コメント欄は外させて頂きます。

 

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